芸人たちが前代未聞のカメラなしロケ「ぱぱらっち見聞録」

2013年5月18日 17:00 24 1 お笑いナタリー編集部

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明日5月19日（日）深夜、「ヨルスパ！1億3000万人の投稿トークバラエティぱぱらっち見聞録」（関西テレビ）が放送される。

番組では2組の芸人が、福岡と大阪にわかれ日帰り旅ロケを敢行。その様子を持ち寄ってスタジオでトークする。この番組の特徴は、ロケなのにテレビカメラの同行がないこと。偶然出くわした一般視聴者が“パパラッチ”のように芸人たちを激写し、その写真や動画を投稿してもらうことによって番組が構成される。どこへ行って何をするかも、まったくのノープラン。芸人自身が行き先や食事の店を決め、交通手段を選び、Twitterにつぶやいて情報を収集する。想定外のハプニングや奇跡の出会い、仕事とプライベートごちゃまぜギリギリのリアクションと、まるでドキュメンタリーのような作りが見どころだ。

福岡に出没したのは、カンニング竹山とオアシズ大久保。竹山の地元とあって、竹山が率先して大久保を案内する。大パニックになるのではと半ば期待した2人だったが、実際の反応はそこそこのパニックに。普段はテレビカメラがあるせいで、あまり近寄ってこない一般の人々が、記念写真をねだったり、好き勝手に話しかけてきたり。「俺も大久保さんも、写真撮られるのがあんまり好きじゃない」と気付いた竹山が、人だかりから逃げ出すために福岡の街で行った行動とは。そしてそこにまさかの偶然が。さらに「テレビで見るよりかわいい！」と年配の男女から連発され、すっかり気分が上がった大久保にも奇跡が起きる。2人の異様な行動はもちろんのこと、竹山がプライベートのツテを行使して大久保を連れて行ったある場所や、福岡の超有名パスタ屋「らるきぃ」の紹介なども見どころだ。

小籔千豊とアンガールズ田中は小籔の地元、吉本のお膝元たる大阪へ。田中は「ベタにUSJや通天閣、お好み焼きやたこ焼きに行きたかったのにぃ！」と言うが、小籔が連れ歩いたのは“裏”大阪ばかり。「僕の東京で腹立つベスト3に入ってるのが、大阪にもおいしいものはたくさんあるけど、蕎麦と寿司はやっぱり東京だね！と言われること！」と憤慨する小籔は復讐の念も込めて蕎麦屋の名店「なにわ翁」を案内する。

さらに、小籔自身の私邸や、座長を務める吉本新喜劇を上演しているなんばグランド花月にも田中を招待。ビッグな師匠たちと顔を合わせた田中は緊張でビビリまくり、そのおかげで恐ろしく気持ち悪い表情の写真が次々に投稿される。そして徐々に様子がおかしくなった田中は、“大阪のトップセールスマン”のごとく熱弁する小籔にすっかり感化され、「とにかく小籔さんがカッコイイ！」とハイテンション。一流の割烹、ホットケーキが最高においしい喫茶店、ワンランク上のキャバクラと、小籔レコメンドのすべてに「すごい！」を連発する。果たしてどのようなロケになったのか。ぜひお見逃しなく。

出演者コメント

カンニング竹山：投稿だけでってどうなるんだろうと最初は思いましたが、成立しましたね。新しい感じで面白かったです。普段は正直撮られるのが苦手で「やめてください」っていうことが多いんだけど、それを全部解放することによって、逆の発想で番組が1つできるというのは良かった。カメラが回っていないと、ほんっとに自然にロケできますよ。仕事というスイッチが、いい感じでなかなか入らないというか（笑）。ただ、普通のロケよりめちゃくちゃ疲れました！

オアシズ大久保：仕事とプライベートがわからなくなる感覚に、実際おちいりました。長時間ですしね。いつもなら、イケメンが出てきてアプローチするとか、そういうノウハウはわかってますけど、だいたい相手は竹山さんだから、そういうのしなくていいし、通用しないし、動画は回っていないしで、途中から、「これ大丈夫？仕事になってる？」って思うほど。でも、意外といろんな表情が撮られていました。半年に1回くらいはやってもいいかなと思います。

小籔千豊：田中くんとじゃなかったらもっと面白かったのに（笑）。でも、田中くんがあんなに褒めてくれるとは思わなかったです。静止画と田中くんの拙いしゃべりで、どこまで伝わったかはわかりませんが……（笑）。僕はとにかく大阪の素晴らしさを伝えたかったんです。

アンガールズ田中：新しい形の番組ですよね、こんなに一般の皆さんが協力してくれるなんてすごいです。僕は、いい勉強になったというか、“人間・小籔”というドキュメントだったんじゃないかと。本当は「情熱大陸」とかでやんなきゃいけない内容じゃない？小籔さん、絶対オファーきますよ！