「よしもとふるさと劇団 みちのく新喜劇」劇団旗揚げ

本日3月7日、東京・吉本興業にて、「よしもとふるさと劇団 みちのく新喜劇」劇団旗揚げお披露目会見が行われた。

「よしもとふるさと劇団 みちのく新喜劇」は、笑いによる東北の復興を目的としたコメディ劇団。3月22日より4月7日までの間、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズにて旗揚げ公演を行う。「みちのく新喜劇」メンバーは、ナベ、オコチャ、5GAP、三瓶、大西ライオン、タネンチュ国場。東北を題材に、よしもとタレントだけでなく東北に暮らす住民も出演する。

会見には、昨年2012年8月に岩手県、宮城県、福島県を縦断する「RUN FORWARD KANPEI みちのくマラソン」を完走した間寛平、みちのく新喜劇初日ゲストのハイキングウォーキング・鈴木Q太郎、映画「フラガール」での演技もいまだ記憶に残る南海キャンディーズ・しずちゃん、そして、フラガール（正式名称：スパリゾートハワイアンズダンシングチーム）も応援に駆け付けた。

司会のペナルティ・ヒデが劇団員に意気込みを聞くと、作・演出を担当する宮城住みます芸人のオコチャは、「被災地の方から笑いたいと。何も考えずに笑えるのが励みになると言われるので頑張ります」と気合。ナベはオカマキャラで登場し、「Bコースを解散して2カ月でこんなことになってしまいました、楽しんでます。新喜劇の会場は舞台が広いので、体を使う動きをしたいと思います」と、Bコース時代からおなじみのギャグ「ドュルドュル、ダン！」でボケるも、ヒデから軽く注意を受けて終わった。

初日ゲストのQ太郎は「コーラを飲んで、1分でゲップをせずに意気込みを言います！」と宣言し、飲み終わったそばから大きなゲップ。さらにヒデから「そのネタこすり倒されてますよ」と言われ、R-1準決勝でも披露した髪型芸を披露するも、大きな笑いなく終わってしまった。一方の5GAPは、「僕らは被災地で毎回大爆笑です！」と自信たっぷり。「ちびっこに大人気」と言うと、ヒデは「すぐうちの相方も行かせます」と目を光らせた。

そしてフラガールが華麗なハワイアンダンスを披露すると、舞台下から鑑賞していた芸人たちも感嘆。簡単な手話を教えてもらうなどトークを行った。スペシャルゲストのしずちゃんは、フラガールのショーに「懐かしい。昔の自分を見てるよう」とコメント。寛平は、自分が見てきた被災地の様子や期待などを語ったあと、ふとオコチャに目が止まり、自分とよく似た髪型を眺めながら「ちょっとお前のほうがええやん」とうらやましがり笑わせた。さらにしずちゃんが、最後のメッセージとして「右ストレートを打つときは腰を……」とボケ。笑いもふんだんに交えながら、震災復興の難しい局面や、芸人たちの復興を手助けしたい熱い気持ちが見えた会見となった。

週末ステージゲストは、22日（金）がハイキングウォーキング、23日（土）がくまだまさし、24日（日）がエハラマサヒロ、30日（土）がダイノジ、31日（日）がパンクブーブー、4月6日（土）が楽しんご、7日（日）がもう中学生。詳しくはスパリゾートハワイアンズオフィシャルサイトにて。