「2012年感のあるDVD」うしろとさらばがコラボDVD収録

昨日12月30日、東京・松竹芸能 新宿角座にて、うしろシティとさらば青春の光のコラボレーションDVD「cafeと喫茶店」の収録が行われた。

これまでユニットライブを行うなど親交の深いうしろとさらば。昨年2011年10月にはそれぞれソロDVDを発売し、今年2012年の「キングオブコント」ではともにファイナリストまで勝ち上がるという縁を感じさせる間柄だ。前回のソロDVDでは、互いの特典映像に出演した2組だが、今回のDVDはユニットコントとそれぞれのネタを収録する合作。収録では、オープニングユニットコント「cafeと喫茶店」に始まり、さらばは「ぼったくりバー」「公園」「速読」を、うしろシティは「メンツ」「美容室」「太陽」を披露、最後に「腕時計」「ケンカ」「居酒屋」と3本のユニットコントを演じた。

オープニングコントの後は、一旦4人が出てきて挨拶。「みなさんが知ってるネタをやりますが、いつも以上に笑うように！」「みなさんが長年培ってきた愛想笑いで！」とあおり、さらばの東口が最初のネタ「『ぼったくりバー』をやります！」と堂々宣言すると、相方の森田も「キングオブコントよりもはるかに上の桁を言うかもしれませんよ！」と会場を笑わせた。その意気込み通り、森田はエンディングには声が出ない始末。阿諏訪は「腹立ったんだよ、バカで。リハでも大声出すから」と呆れていた。現在ともに多忙な2組はあまり稽古時間がなかったそうで、東口が「最後の最後までうまくいったことなかった」と言うも、この収録はうまくいった様子。それでも森田が「誰が一番ミスった？」とニヤニヤし始めると、「どこが悪かったか把握してない時点でダメ」とツッコまれていた。

収録後、仕事のためすぐに会場を後にしたさらばに代わって取材に答えた阿諏訪は「合同コントっていうものに対する憧れが僕はすごくあって。ちょっと特別なものを見せられるといいなと思って臨んだので、できてるかどうかを見てやってください」とコメント。相方の金子は「今年2012年は僕たちにとっても大事な1年だったので、思い入れのあるネタを入れてます。2012年一番一緒に動くことの多かったさらばとDVDを出せると言う意味でも、“2012年感”のあるDVDだと思うので、『この年こいつら頑張ってたな』という感じで、ずっと見ていただけたら嬉しいです」と語った。

発売は2013年2月27日。特典には4人それぞれが提案するバーチャルデートを収録する予定となっている。また同DVDをSony Music Shop「アニプレックスストア」にて予約・購入すると、先着で「直筆サイン入りDVDジャケット」を進呈。詳しくはコンテンツリーグオフィシャルサイトで確認を。

うしろシティ コメント

阿諏訪：いやー、バタバタでしたね。やっぱり東京と大阪なんで無理矢理スケジュールを合わせないといけなくて。

金子：ほんとに夜中の喫茶店とか。カラオケとか。

阿諏訪：でも、「はまぐちコントサークル」の稽古があって、DVDの稽古をやるみたいな、ありがたいですよね。

金子：単独まで日数ないなって改めて感じましたね。年内にこの収録ができて良かったです。もっと時間があったらまた違うものになるのかもしれないですけど、これはこれでいい経験ですね。

阿諏訪：今回はユニットコントは作家さんに書いてもらったネタなので、ちょっとこれまでとは違うかも。その台本でどれだけ自分たちを出せるかというのもあります。

金子：やってみて、自分を出せたネタもあれば、どうなのかなというのも。

阿諏訪：機会があればこのユニットコントも今後やりたいんですけど。

金子：そういう2組でやる機会が増えていくのかなという気はしますけど。

阿諏訪：やっぱりさらばは自分たちにとって刺激のある存在ですし、「キングオブコント」僕ら負けてますし。

金子：リベンジしたいですね。

阿諏訪：どっちかがどっちかを相手にしなくなるくらい差をつけるのもいいですね。