12月7日(金)より、吉本興業創業100周年記念公演「吉本百年物語12月公演『日本全国、テレビで遊ぼ』」がスタート。出演者のザ・プラン9の
12月公演の舞台は1970年代。師走の大阪ミナミに1人の天使が舞い降り、笑いの世界に登場した「テレビ」というメディアとの戦いを模索する若き芸人たちの葛藤を目撃する。登場するのは、横山やすし・西川きよしのほか、桂三枝、中田カウス・ボタン、オール阪神・巨人など。彼らの若き日々が青春群像劇としてよみがえる。
なだぎが演じるのは今年2012年に六代桂文枝を襲名した若かりし頃の桂三枝。なだぎは「吉本の歴史の中で欠かせない方なので、私がやっていいものだろうかと……」と最初にこの話を聞いたときの感想を語った。吉本百年物語への出演は2回目で、「前回出たときは架空の人物だったので、自由に遊びやすかったんですけど、今度は難しいです」とコメント。「あまり意識しすぎるといいほうに転ばないと思うので、なるべくいい温度で自分なりになれたらな」と役作りについて語った。
今回の公演では、西川きよしと桂三枝がMCを務めた伝説の番組「パンチDEデート」が舞台となっており、番組がスタートしたのはなだぎが生まれた頃。人気番組だけあって「テレビっ子でしたし、番組自体よく覚えてます。今考えるとほんとに画期的で、友達とよく番組の話盛り上がってましたね」と、なだぎも強く印象に残っていた様子だ。また三枝とは「R-1ぐらんぷり」のファイナリストと審査員という関係が。「2007年に(チュートリアル)徳井と決戦投票になったんですけど、唯一三枝師匠だけ、徳井に入れてました。はははは(笑)」と、忘れられないエピソードを明かした。
なだぎが芸人になる前の桂三枝について、演出からは「この頃はちょっと怖く見える部分もあったみたいですね。今でこそ優しいイメージですけど。僕らがデビューした当初も、確かにビシッとされてて、近寄りがたい存在ではありました」と回想。「この当時まだまだ三枝さんも若くて、どんどんどんどんアイデアを出してバラエティで売れていったので、『若いけれども、貫録を出して』とか、『慌てふためかない』とか、そういうことを演出家さんから言われてます。僕は芸人としてバタバタする芸なので(笑)、そのへんは消しつつ楽しくやれたらなと」と展望を語った。
最後に「今あるバラエティのゲームの基本を作ったのは実は桂三枝なんだよっていうのをこれを機会に若い人にも知っていただけたら。『叩いてかぶってジャンケンポン』とか、『箱の中身はなんでしょね』とか、その歴史に触れてもらいたい」とアピールし、「師匠が、眉毛だけは太くしてくれよみたいなことをおっしゃってると聞いたんですが、僕も結構太いので大丈夫です」と自信を見せた。
吉本百年物語12月公演「日本全国、テレビで遊ぼ」は、明後日12月7日(金)から29日(土)まで、大阪・なんばグランド花月にて上演。チケットは各プレイガイドにて発売中。詳しい情報はオフィシャルサイトにて確認を。
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