「クセが一緒」千原せいじと岡八郎に奇跡の共通点

明後日10月7日（日）より、吉本興業創業100周年記念公演「吉本百年物語10月公演『これで誕生！吉本新喜劇』」がスタート。出演者の千原せいじがその見どころを語った。

10月公演は昭和35年の大阪が舞台。吉本新喜劇の名コンビとなる花紀京と岡八郎を内場勝則とせいじが演じる。新宿・ルミネtheよしもとでは新喜劇に出演中のせいじ。今回はその舞台でも共演しており、百年物語10月公演で座員役を演じる武内由紀子、中野公美子、そしてせいじの居酒屋「せじけん」で働く女優・平田敦子も一緒に稽古の様子について語った。

せいじに今回の役作りについて尋ねると「肉付けしたり……肉取ったり、脂とったりしてるよ」とさらりと返答。それに対して平田がニヤニヤしながら「してます？ あ、そうですか。座長はそこまでたどりついてない気がしてました。付いてくるの精一杯みたいな」とツッコミを。「今なんてダンス踊ってはりましたもんね」（中野）、「踊りって言うか動いてましたけど」（平田）とからかわれると、「踊り踊り！」と言い返していた。大がかりな舞台だけに、武内が「いつものせいじさんと全然違う」と明かすと、せいじも「そうや、気つこうてるもん。気苦労が大変」と自慢。「演出の人にも文句ひとつ言わへんで、俺は」と続けると、3人は首をかしげていた。実際せいじは「稽古は基本的に楽しくない。本番が始まってしまえばええんやけど、稽古はまったく楽しくない」とキッパリ。しかし、稽古場では、おかけんたや末成由美から岡八郎と似てるとよく言われる上、手を動かすクセが左右逆というところ以外はまったく一緒の動きをすると聞き、「すごく嬉しい」と喜んでいた。また、今回初共演となる内場の話になると、「内場さんとはまったく違うところでやってきてるから、そういう意味では新鮮かな。ほんまに一度もないから。俺ら若手の頃、2丁目劇場に隔離されてたから。NGK立ったのも数回やし、自分らのネタやし」と、本番が楽しみな様子だった。

現在なんばグランド花月では「めっちゃ吉本新喜劇キャンペーン～なんばグランド花月ハシからハシまで吉本新喜劇～」を開催中。チケット情報など詳しくはオフィシャルサイトにて。

千原せいじ、平田敦子、武内由紀子、中野公美子インタビュー

千原せいじ：これは観るよりやってるほうが嬉しいから。さっきも（末成）由美姉さんに「似てるわ」って言われて嬉しかったし。昔の話が聞けるのも嬉しい。俺、岡八郎さんと手を動かすクセが一緒やねんて。ビックリした。

武内由紀子：新喜劇ってみなさんなじみがあると思うんですけど、それがこの舞台を通じて、こういうふうにできてるんだってわかるのはすごいなと思います。

中野公美子：さらに芝居だけじゃなくて歌もダンスも。昔流行ってた曲も懐かしみながら楽しみながら見てもらえると思います。

せいじ：お母さん懐かしかったやろ。

平田敦子：知らない歌いっぱいありますよ。

せいじ：ウソつけ。お前、青春やろ、ドンピシャやろ。

平田：違いますよ！ ピシャってないですよ！ あとこういうインタビューでお母さんって呼ぶのやめてください！