江戸弁啖呵が乱れ飛ぶ、保っつぁんの無礼講屋形船大宴会

昨日8月30日、しずる、ジューシーズ参加の屋形船企画「保っつぁんと料理長による無礼講屋形船大宴会企画!!」が開催された。

これは、しずる池田の“江戸前キャラ・保っつぁん”による企画。なんでも江戸前風にしてしまうちゃきちゃきの江戸っ子保っつぁんが、下町遊びの定番・屋形船でひと夏の思い出をファンにプレゼントした。

当日の朝、9時30分時間厳守で集合した参加者たちの前に現れたのはしずる村上1人。戸惑いの表情を浮かべた村上は、参観者たちに「保っつぁんが怒っている」といきなり残念な情報を伝えた。とりあえず、保っつぁんのいる公園に急ぐ参加者たち。するとそこには、朝からジューシーズにキレている保っつぁんの姿が。保っつぁんは参加者たちの姿を見つけると「おせーんだよ！ 朝は5時だろ！」といきなりの理不尽発言。参加者たちはそんな保っつぁんを目の前にし、ニヤニヤしながらさっそくシャッターを切ると「聞いてんのか！ 写メ撮ってんじゃねーよ！」と食ってかかり、ジューシーズたちに「撮っていいんですよ」となだめられた。

ひととおりキレて気持ちがスッキリした保っつぁんは、「今日はおめーらさ、江戸の遊びってもんを教えてやっから」とご機嫌回復。ここで、しずる池田が参加していないことが話題にあがると、村上は「今日キングオブコント準決勝で、緊張してトイレから出てこない」と告白し、ジューシーズに「2回も決勝行ってるのに!?」とツッコまれた。この日保っつぁんは参加者のために、バルーン風船、ベーゴマ、メンコ、紙風船など懐かしのおもちゃを用意。参加者たちは各々それらを手に取って遊びに興じ、保っつぁんも幼馴染の鉄（ジューシーズ児玉）とメンコ対決のような謎の舞踊を繰り広げるなど、新たな楽しみ方も披露した。

続いては、全員で遊べる缶蹴りやだるまさんが転んだで大はしゃぎ。童心に帰り大声で指示を出したり騒ぐ保っつぁんに参加者たちもつられて楽しんでいる様子だった。はないちもんめでは、村上と保っつぁんに分かれて村上からゲームをスタートするも、「負けて悔しいはないちもんめ」というフレーズに「負けたってーのは納得いかねー！」と保っつぁんの持ち前の短気が発動。帰ろうとする保っつぁんを参加者全員でなだめる場面も。その後村上がふざけて、保っつぁん以外の全員を指名し、ジャンケンで見事奪取。一杯食わされ1人になってしまった保っつぁんだったが、続く対決では持ち前の江戸前根性を発揮し、ジャンケンを連勝してみせ周囲を驚かせた。途中、参加者たちと気さくに会話を楽しんでいた保っつぁん。「夜は何を着て寝てるんですか？」という質問にも、「ももひき1本だよ」と笑ってみせるなど江戸前ならではの人情深さ見せた。

ひとしきり遊んだあとは、勝どきの屋形船へ移動。乾杯の音頭をとろうとする保っつぁんを参加者たちが写真に収めようとカメラを構えると、乾杯をきっちりやりたい保っつぁんは「カメラ置けー！」とまたも参加者たちを叱りつけた。また、礼儀に厳しい江戸前親父なだけに「おねーさんが喋ってんだから話聞けよ！」など、参加者たちの親父としても厳しく教育。しかし、乾杯のあとは無礼講というけじめをつけ、ざっくばらんに食事と会話の時間を過ごした。村上やジューシーズから「テレビ見るんですか？」「お笑い好きですか？」と聞かると、「テレビ見るよ。淳のやつ、『知りたがり』」「お笑い好きだよ。なんだっけ、若けー双子の、えっと、ダイタク」と意外な一面も。村上から「『レッドシアター』は知らないですか？ ウッチャンの」と聞かれると、「内田裕也？ もうやってないの？ 終わった話すんじゃねーよ、寂しくなんだろ」と、祭りの後のようにしみじみとした様子だった。

そして、メインイベントでは、保っつぁんがポップスを江戸弁に変えて歌う特技を披露。まずは「もう恋なんてしない」を、「もう恋なんざしねーなんざ ほざかねーよ断じて」と歌い上げ、今度は参加者に「『波乗りジョニー』をみんなでパートをわけて江戸弁にしてみよう」と提案した。その間、保っつぁんは参加者たちの人生相談に回答。ジューシーズ松橋の「今月の家賃が払えない」という悩みには「俺が払ってやるよ」、参加者の「働きなくない」という悩みには「死にたくなかったら働け」、「やせたい」には「走れ」と、竹を割ったような単純明快回答を繰り出した。そうこうしているうちに歌詞が出揃い、保っつぁんがいよいよ江戸弁「波乗りジョニー」を熱唱。「だからほの字と言いやがれ 天使になりやがれ」「せつねー胸に波音がせまってきやがる」「人は彷徨う 恋はてやんでい」などのうまい歌詞に、保っつぁんも村上たちも「みなさんわかってますね」と感心していた。また、トラブルにより「波乗りジョニー」が1番までにしか歌えなかったことから、義理に厚い保っつぁんはお詫びとしてアカペラで「セーラー服を脱がさないで」の江戸弁バージョンを披露。「女子学生の御召し物を ひっぺがすんじゃねえ」の歌いだしから屋形船の中は爆笑と拍手に包まれた。

最後に保っつぁんは「こんなに集まると思ってなかったよ。涙ちょちょぎれそうだ」と参加者たちに感謝。途中何度もキレた村上とジューシーズについても「吹けば飛ぶような奴らだけど、ぜひ会場にお越しくださいよ」と、意地っ張りな保っつぁんらしく素直ではない褒め方をしていた。「また築地で会おう」と一本締めで散会。保っつぁんは涙を見せぬように去って行った。次回保っつぁんツアー開催は未定。今回惜しくも抽選に外れた人は、次に保っつぁんに会える日を期待して待とう。