ポン太 VS RG、場外乱闘の結末はまさかの転校生

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先週7月27日、京都・よしもと祇園花月にて「ポン太とRGが120分色々なものを使って場外乱闘するのを見せられる会」が30分3本勝負で行われた。

解説席に頭を打ちつけられたRG。

解説席に頭を打ちつけられたRG。

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有名プロレスラーの入場テーマ曲が流れる中、祇園花月が開場。ファンの愛する古き良き全日本プロレスのオープニング曲に乗ってまずは実況解説陣が登場した。実況はバッファロー吾郎・竹若、解説陣はRGサイドにレイザーラモンHG、土肥ポン太サイドにテンダラー浜本、総合解説にはバッファロー吾郎A、レフェリー兼リングアナウンサーには吉本新喜劇より清水けんじが担当。豪華メンバーが解説者席へ移動すると、リングアナ・清水の「愛媛のあるあるバッドガイ、レイザーラモンRGの入場です!」の呼び込みによって、RGは三木道三の「Lifetime Respect」に乗せておなじみのダンスを披露しながら軽快に姿を現した。続いて「住之江の奇跡、土肥ポン太!」の呼び声のもと、映画「メジャーリーグ」版の「Wild Thing」に乗せて土肥ポン太が登場。革ジャンに竹刀と、大仁田厚を彷彿とさせる出で立ちに客席からはどよめきが沸き起こった。試合開始前のセレモニー国歌斉唱では、プロ野球公式戦でも国歌斉唱経験のあるスペシャルゲスト・おかけんたが登場。イントロのない伴奏に戸惑い歌い直すハプニングもあったが、祇園に“エエ声”が響き渡ったところで試合開始となった。

開始早々場外の客席で乱闘を繰り広げる両者に解説陣は戸惑いを見せたが、乱闘に巻き込まれた観客は満面の笑み。プロレスで勝負がつかないわかると、ポン太のマイクアピールにより今度は「モノボケ」対決に。ポン太が得意中の得意とするモノボケを受けて立ったRGだがまったく歯が立たず、レフェリー清水の判定によりこの勝負はポン太の勝利となった。控室に戻った両者だったが、突如スクリーンに控室でポン太が吠える映像が。なんと怒りのRGが乱入し、デスマッチでの勝負を要求し乱闘騒ぎとなり、静止に入った社員のTシャツをビリビリに破くハプニングが発生した。そこで第二試合はRGの提案により「ノーロープ有刺鉄線五寸釘デスマッチ」として行われることが急遽決定。スタッフが白布に覆われた有刺鉄線と五寸釘ボードをリングに運び込み、会場は不穏な雰囲気に包まれた。

観客、解説陣と動揺している中、清水の呼び込みにより両者が入場。さきほどとまったく同じ流れに浜本も呆れていると、まさかのおかけんたの国歌斉唱再び。今度はアカペラで美声を披露したけんただったが、なんと退場時にRGとポン太の乱闘に巻き込まれ、舞台上で失神してしまった。さらに、けんたは2人に無理矢理叩き起こされ、五寸釘ボードならぬ「とんがりコーンボード」に激突。竹若の「すぐに病院へ!!」という絶叫が会場に響き渡った。

引き続きデスマッチ第2の凶器・有刺鉄線ならぬ「八坂神社のおみくじ結ぶ所」では、ポン太が不利な展開に。そこでRGは一気にたたみ掛けようと大喜利勝負を提案した。RGの「書いているフリ」するエア解答、ポン太の迷言「なんも出てけぇへん……」など、無茶苦茶な展開に思われたが清水の判定ではポン太優勢。ところが最終的な勝者はRGとなり、激怒したポン太とRGはまたも控室で乱闘を繰り広げた。中継では一瞬カメラトラブルにより、スクリーンにはRGとポン太が仲良くモナカを食べ、談笑したり、写メを撮っている姿が。気まずい空気が会場全体に流れ、さらにライブも「120分もたない」という懸念が生まれる中、第3試合に突入した。

もちろんこれまでの2試合と同じ入場方法をとったRGとポン太だが、ここで「けんたさんは病院送りだが国歌はどうするのか?」と解説陣から疑問の声が。すると会場の照明が怪しげに変化し不気味な鐘の音が響き渡った。竹若が「これはWWEの名レスラー“墓堀人・アンダーテイカー”のテーマでは?」と解説すると、花道のせりから謎の長髪レスラーが登場。竹若が思わず「アンダーテイカーじゃないですか!?」と声をあげると、Aが「いえ、あれは『アンダー・ケンター』ですよ!」という言葉通り、病院送りにされたけんたが地獄の使者として蘇った姿だった。アンダー・ケンターの仕返しにおののくRGとポン太は結託してケンターに襲いかかるが、2人がかりでもびくともせず、降参し先ほどの非礼を謝罪。気をよくしたケンターは思う存分歌い上げ、RGとポン太からのムチャぶりにもしぶしぶ答えるサービスを見せた。けんたが退場すると、今度は観客に持ってくるようTwitterで呼びかけていた凶器を使って場外乱闘。続いて「知力勝負・円周率記憶対決」では、スラスラと何桁もそらんじていくRG視線の先にカンニングペーパーを持ったHGの不正が発覚し、2対1での乱闘に。これを見かねたAはリングへ走り「それがお前のやり方か!」と新日本プロレス・橋本VS小川戦での長州力の名台詞でHGに詰め寄り、「よしこうなったら浜本!」と浜本を急遽呼びつけた。ただただ困惑する浜本だったが、「まあまあの先輩が呼んでるから行きなさい」と竹若にたしなめられ、タッグマッチに。ケンターが答えるジェスチャーゲーム「ケンターで一言」対決の結果、レイザーラモンが勝利した。

ところが、納得がいかないポン太はRGに組みかかり、2人は激しく揉みあいながら舞台袖へ。「ゴツン」という鈍い音が響き渡り、ポン太だけが舞台に戻ってきた。すると、ポン太の喋り声がRGの声に。なんと2人は激しく揉みあった衝撃で、映画「転校生」さながら体が入れ替わってしまったというのだ。困惑する浜本、清水、HGの3人を尻目に、見つめ合うポン太とRG。夕暮れのように変化した照明の中、舞台には大滝詠一の「幸せな結末」が流れ、次第に降りはじめた緞帳。竹若の「なんとここで幕が下りる! 本日の勝負は『一勝一敗、一人格入れ替わり』という結果に終わりました!」という叫びと、Aの「あとで僕らとけんた兄さんに謝って下さい!」という叫びで、まさに「見せられる会」は幕を閉じた。次回開催はまったくの未定とのこと。この大茶番劇を見せられたいというお笑いファンは、Twitterなどを通じて開催希望の声をあげてみよう。

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