ジョニーウォーカー企画に三枝の密着映像、監督は西川美和

スコッチウィスキーの銘柄・ジョニーウォーカーによる映像体験プロジェクト「KEEP WALKING THEATRE（キープ・ウォーキング・シアター）」のスペシャルサイトにて現在、桂三枝のドキュメントリー作品「桂三枝という歩きかた」が配信されている。

「KEEP WALKING THEATRE」は、6人のクリエイターがそれぞれのユニークな発想でオリジナルの短編映画を製作するプロジェクト。今回、三枝の作品でメガホンを取ったのは「ゆれる」「ディア・ドクター」などで知られる西川美和監督で、本作はプロジェクトの最後を飾るものとなる。

ストーリーは本プロジェクトのテーマでもある「歩き続けていくこと」に焦点を絞ったもの。ロングインタビューや舞台裏の撮影で、テレビでは決して見せることのない三枝の素顔に迫る。三枝は「落語家はいくつになっても高座に出続けないといけない」と真摯に語る反面、「歩き続けるのがやっかい」などと冗談交じりに漏らすことも。15分ほどのショートムービーながら、観る者に深く静かな感動を与える作品に仕上がっている。

なお本作にスパイスを与えているのが、4ペースバンド・モアリズムが担当する音楽。この作品のために録り下ろされたという心地良いブルースが、懐かしいモノクロ映画を観ているような味わいを演出している。渋く静かに、かつスモーキーに三枝が映し出されたムービーをぜひゆっくり堪能しよう。