ユーモア加藤入団、ユーモア軍団がユーモア古文書探検の巻

6月4日、東京・下北沢OFF OFFシアターにて、「ユーモア軍団オーディション～ザブングル加藤編～」が行われた。

この日、ユーモアの古文書を求め、険しい道のりを突き進んでいたR藤本、鬼ヶ島・アイアム野田、ライス関町、せきしろ、バッファロー吾郎Aのユーモア軍団。その古文書は伝説のフラワー（ロック）を動かしたものだけが手にすることができると、パワーの野田が岩を砕き、ジュピター（バッファロー吾郎A）が秘技「スフィンクスの寝言」を繰り出すも、フラワーは微塵も動かず途方に暮れていた。そこに突如この土地を50年守り続けているザブングル加藤が“ユーモア加藤”を名乗り登場。ジュピターは、ユーモア軍団の団員ではないのに加藤がユーモアを名乗ったことに怒り、戦いが始まってしまう。ユーモア軍団は、せきしろが得意のデータを集めて考えたギャグ、ジュピターが伝説の生物への変身などで攻撃に出たが、加藤のカッチカチの前になすすべもなく撃沈。そこで互いの戦力を試すために、関町がMCとなり一緒にユーモアゲームを行うこととなった。

「定食合わせましょうゲーム」では、バランスのよい定食をつくるため、おのおのが必要と思うメニューを提案。心理戦を交えながらも力を合わせて、メイン、汁物、副菜などをチョイスしなければならない。1回目にはベジータの「焼うどん」と加藤の「小うどん」でまさかのうどんかぶり。悔しさをにじませながら再チャレンジに進むも、ユーモア軍団は書き終わったことを「食券買った」、書き間違えたロスタイムを「両替してるから待って」と、常にユーモアあふれる会話を心掛けた。2回目は「ごはん」「チャーハン」「チャーハン」と、5人中3人が米を選択。炭水化物だらけの定食に早くも満腹感をあおってしまった。3回目は「ミニカレー」「豚汁」「きゅうりの酢の物」「煮豆」「ひじき」という“OLがすき家に行ったときのようなランチ”が見事完成。調子が良くなってきたため、ジュピターが「“花御膳”のような素晴らしい定食を作ろう！」と意気込み、ごはんは最初からありということで、副菜を全員で考えたところ、トンカツが2皿というユーモア御膳が出来上がってしまった。

全員がすっかり対決を忘れ和気藹々と行われた「席替えゲーム」では、番号の書かれた座席表にしたがって、くじで自分の席を決め、空いた席にくじでひいた有名人を座らせていき、より楽しい学園生活を目指す。誰もが嫌がる教壇前の席になってしまったジュピターは「六大学を目指しているから」と諦めるも、隣の席だけは大好きな小泉今日子を熱望。しかし引き当てたのは竹内力で「全然楽しくない！」と絶叫し、さらに反対隣は平野レミ、後ろは長渕剛となり「勉強するしかない」と肩を落とした。また、野田は隣が稲川淳二、反対隣が瀬戸内寂聴となり「怖い怖い怖い！」と騒然。そんな中、ベジータが「来たぞ！ 俺のブルマになるやつはこいつだ！」と見事小泉今日子を隣にゲット。続くせきしろが相武紗季を引き当て「4人で遊びに行こう」と盛り上がっていた。

そのほか、「選手入場ゲーム」「テスト勉強何もしてないと牽制し合うゲーム」「プレゼントゲーム」など、さまざまなユーモアゲームで大いに盛り上がった6人。ところが最後に、有名人の名前が書かれたカードを引いてTBS「オールスター感謝祭」の予選落ちに当てはめる「感謝祭ゲーム」で、加藤が「茶番はここまでだ！」と最後の一撃に打って出た。そこに出たカードは強面の有名ロックミュージシャン。そこまで「予選落ちしそうな有名人」の名前が続いていただけに、ユーモア軍団全員が「ないないない」とあっさり否定し、ユーモア軍団の勝利となった。

「悔しいです！」と顔をくしゃくしゃにする加藤だったが、「君、確かユーモア加藤くんと言ったね。良かったら、僕たちとユーモアを極めないか？」と優しく手を差し伸べるジュピター。加藤も「僕でよかったら」とユーモア軍団入りし、全員で力を合わせ見事ユーモアの古文書を手に入れることができた。「これでユーモアの未来も安心だ」とその場を去って行ったユーモア軍団。しかし、謎のストーリーテラー関町から、「ユーモア軍団のTHE GEESE尾関が何やら事件を起こす」との予告が。果たしてユーモア軍団はどうなってしまうのか。毎回ユーモア満載でお届けする彼らの今後の活動をお楽しみに。