角田＆ハマケン「SMJ」共作61曲が歌詞サイトで特集

東京03角田とハマケンこと浜野謙太（SAKEROCK / 在日ファンク）が出演するスペースシャワーTVの「全日本スキマミュージックTV～SMJTV」。この番組のラジオ版「SMJ全日本スキマ音楽」（TOKYO FM）で2人がこれまで共作してきた楽曲がiTunes、レコチョクなどで昨年2011年末より配信されており、先月4月には歌詞検索総合サイト「プチリリ」で特集ページが開設された。

“スキマ”をテーマに角田がアコースティックギター1本で作曲し、ハマケンがそれをアレンジする作業を経て完成した楽曲の数々。「プチリリ」には合計61曲の歌詞が掲載されているほか、リスナーは手持ちのケータイやPCなどの機種に合わせて楽曲をダウンロードすることが可能となっている。

そんな「SMJTV」では現在「あっという間ラブソング」と題したコーナーを放送中。このコーナーでは小説・コミック投稿コミュニティ「E★エブリスタ」で視聴者から投稿される恋愛エピソードをもとに、2人があっという間に終わるショートな楽曲を制作している。

メディアの枠を超えて広がりを見せる「SMJ」プロジェクト。このたび2人が「SMJTV」のスタジオ収録を前にコメントを寄せてくれた。

東京03角田と浜野謙太のコメント

――お2人はどんな思いで楽曲を量産されてきたのですか？

東京03角田：最初はただただ愉しみだったのですが、次第に追われるような気持ちになりました（笑）。でも、僕は歌詞と曲を作って「あとは編曲でハマケンが差をつけてください」とただ渡す役割なので、ハマケンは曲のパターンを考えるのが相当大変だったと思います。

浜野謙太：でも、普段ミュージシャンの活動をしていると、角田さんのやっていることのほうが逆に難しいんじゃないかと。それを簡単だと思ってるところが、僕としてはラッキーですよね（笑）。常に盛り上がって、アレンジにはけっこう時間がかかりました。やってることは「労働」って感じでした（笑）。

――歌詞作りは大変でしたか？

角田：僕と（作家の）オークラさんで持ち回りでやっていて、テーマに困るときもありましたよ。夏の時期には「梅雨もの」とかにすぐ手を出したんですけど、その後でネタに困ってしまう「SMJの長い夏」というのがあって。だからけっこう“スキマ”なところには行ったと思います。

浜野：ネタが切れてきてゼロに近いところから生み出すときのほうが“スキマ”度合いが高いですよね。

――数多くの楽曲の中でオススメは？

角田：全部いいんですけど、「街の美人はずるい」という曲は、ハマケンの在日ファンクにゲストで来てもらっているので豪華になりました。

浜野：1曲1曲ごとにドラマがあるんですが、僕は、オークラさんがその場で歌詞を書いた「アレ？何この匂い？」ですね。変な曲です（笑）。

角田：この曲も在日ファンクがアレンジしてくれて、僕はライブに呼ばれて、すごく大勢のお客さんの前で歌わせてくれたんですよ（東京・SHIBUYA-AXで今年3月に行われた「LIVE DRAGON vol.7」）。あれはSMJから始まった、忘れられない一生の思い出ですね。

――そのほか今後「SMJ」を楽しむ上でのポイントを教えてください。

角田：配信のほうは「season1」「season2」「season3」にわかれていますので、初期と後期の違いも面白いと思います。

浜野：角田さんの原曲と、アレンジした完成バージョンの変わり方も楽しんでほしいですね。

角田：1曲で2パターン配信されてるんですよ。完成版だけ聞くのは違うと思うので、まずは原曲がこうだ、というのを把握してもらいたいなと。

浜野：原曲、のっぺりしてますけどね（笑）。

角田：あとは初期の「告白しなければフラれない」という曲が、まさかのカラオケ配信が開始されました。PVも続々と予定されていますし、今後SMJがどのような広がり方をするのか僕たちも未知数なので、とりあえずは「SMJTV」をチェックしていただければ。

浜野：カルチャーとしてSMJを全身で浴びてほしいですね。テレビもラジオもネットもありますが、1つのメディアだけでは表現できないよ、というのをわかってほしいなと思います。

全日本スキマミュージックTV～SMJTV～

スペースシャワーTV 毎週火曜20時45分より21時まで放送中
出演：東京03角田 / 浜野謙太（SAKEROCK / 在日ファンク）
※「SMJ」とは、TOKYO FMと音楽専門チャンネル スペースシャワーTV、小説・コミック投稿コミュニティ「E★エブリスタ」、テレバイダーが手を組み届けるメディアミックスプロジェクト。提供はソニー・ミュージック・エンタテインメント。