伝説の一戦、5upよしもと名物「田中 VS 今別府」

昨日4月7日、大阪・5upよしもとにて、スーパーマラドーナ田中と今別府直之によるユニットライブ「田中VS今別府」第3戦が開催された。

解説は田中の相方・武智、スマイル瀬戸、かまいたち濱家、審判は和牛・川西。ボードに書かれたいくつかの対戦を行い、より多く勝利をあげたほうが今回のライブの勝者となる。現在2人は1勝1敗という対戦成績。オープニングVTRでは、前回の戦いを受けて、勝者の今別府が「力の差が出過ぎた」、田中が「前回のことは忘れた。過去なんか見ない」とコメントした。続けて、今別府が「田中のレギュラー番組は全部僕が代わりに出ます。僕はNGKの単独イベントも成功しましたし」と余裕の発言。田中は「じょうじょう（同情）されとんねん！　お前なんかベロベロベロベローじゃ！」と言葉にならず、「俺がルパン三世ならお前なんか……忍たま乱太郎や！」とよくわからない例えで言い返されてしまった。

勢い十分で舞台に登場した2人だが、瀬戸らは「ボケが散らかってます」と冷静な解説。VTRを受けて武智は「田中と番組出るのも嫌ですが、今別府と出るのも嫌です」とコメント、濱家は「5upよしもとで今一番おもろいユニットイベントですよ」とワクワクした様子だった。試合前乱闘も軽くスベったところで、1対戦目の「バランスボール対決」。動物のような2人がバランスボールを奪い合おうとじゃれあう姿に武智が「なんなんこの勝負」と呆れるも、まずは田中が勝利をおさめた。続く「モノマネ対決」ではまずジャンケンでグダグダぶりを見せた2人に、武智が「こいつらマジで吉本から1円ももらうなよ」と思わず愚痴。「バタコさん」「メロンパンナちゃん」などのお題では田中があんぱんをチーズに食べさせたり、ジャムおじさんのことをお父さんと呼んだり迷走するも、今別府へのムチャぶり「光」では、まさかの絶妙ゼスチャーが飛び出し、今別府が文句なしの勝利となった。「何気ない瞬間に決め照明対決」では、田中が勝利したものの、ルールを理解してない今別府に3人がダメ出しをしていると、突然今別府が「チャーハン！」と絶叫。ビックリした3人は「すみません、大きな声で今別府に『チャーハン』と言わせてしまいました、本当にすみません」と謝罪会見になってしまった。

「エンドロールにさりげなく自分の名前を入れる対決」では事前にそれぞれ、映画「座頭市」のエンドロールを使って作ったVTRを見ながら対決。今別府はエキストラの中にさりげなく入っており、見つけた武智らは「あった！」「さりげなく出てた！」と爆笑。田中はまさかの浅野忠信の次に名前が入っている有名人ぶりで、さりげなさで今別府が勝利した。「メール変換予測対決」では、「ゆ」で出てきた文字の中から長い文字が出てきた方が勝利。今別府はなぜか最初に「優勝」が出てきたほか、「遊郭」「ゆづきちゃんと」「結衣」など怪しげな文字が続いた。田中は「ユーアールエル」など取り立てていじるところもなく引き分けとなった。

そのほか「最強の『シェー』対決」「竹輪の穴で罵り合い対決」「ラブソング対決」「女装プリクラ対決」などで白熱の戦いを見せた田中と今別府。ほかでは見ることができない謎の戦いに武智ら3人は「スポ刈りやったんですか？」「1ミリも言うこと聞いてくれへん」「その絡み1回もウケてへんからもうやめて」と、ツッコミが止まらず、何度も腹を抱えて笑っていた。

結果は7対6で田中の勝利。すべての戦いを終えてなお必死の形相のた田中は「今初めて瀬戸がいるのに気付いた」とコメント。最後まで解説陣には田中のことが理解できない様子だった。最初からこのイベントを楽しみにしていた濱家はこの日の戦いにも満足したようで「1万人くらい集めて大阪城ホールでやりたい」と熱望。武智は「こういうたぐいの芸人ばかり集めてトーナメントとか。漫天・大木はんすけとか、交通費が可能ならソラシドの本坊さん」と次なる構想を明かした。果たしてこの戦いの結末はどうなるのか。毎回誰にも想像もできない展開が待っているので、お笑いファンはぜひ一度足を運んでみよう。