「いろいろ仕掛けがある」ロッチが最新DVDの楽しみ方提示

2月22日にロッチの最新DVD「ロッチ単独ライブ『ストロッチベリー』」がリリースされる。発売にあたって、ロッチがお笑いナタリーのコメント取材に応じた。

本作は、昨年2011年11月に東京、大阪で開催されたロッチの単独ライブ「ストロッチベリー（STLOTTiBERRY）」から、東京公演2日目の模様が収録されている。スマートフォン発売日の行列に並ぶ客と店員や、ボクシング防衛戦を控えた息子と母親など、さまざまな設定のもと展開されるネタ9本を盛り込んだこのDVD。特典映像ではライブ会場で流れた「ロッチ知名度調査」「中岡presents コカドくんにカニのむき方教えたるで!!」なども見ることができる。

コカドは「オープニングからエンディングまで流れがあるんで、順番どおり見てほしい」、中岡は「副音声を聴いてほしい」と、それぞれDVDの楽しみ方を提案。コント好きはぜひこのDVDをチェックしよう。

なお、DVD発売日当日、表参道GROUNDにて発売記念サイン会も開催される。詳しくはワタナベエンターテインメントお笑いサイト「ワタわら」を確認のこと。

ロッチコメント

──今回ネタ作りで新しくチャレンジしたことはありますか？

コカド：1つ変えたのは、ネタ作り中にヒーリングミュージックをかけたことぐらい（笑）。なんか変えたいと思ったんですよ。脳の活性化を期待してやってみたんですけど、結果的によかったんじゃないかと。

中岡：今回は、いままでやってきたこともやってるし、新しいこともそんなに奇抜なことをせずにやれたんで、いい感じになったと思います。

──普段、どのようにネタ作りすることが多いですか？

コカド：基本的にはロッチの2人と作家さん3人で一緒に考えます。僕が喋ったことを作家さんがノートパソコンにカタカタ打ってくれるんですけど、今回のタイミングで作家さんが3人ともMacBook Airに替えたから、ヒーリングミュージックも含めて近未来な感じになりました。

──昨年2011年は「キングオブコント2011」で準決勝敗退という残念な結果もありました。

コカド：そうですねぇ……。

中岡：ネタ尺の問題もあると思います。

コカド：単独ライブのネタって10分ぐらいあるんで、それを4分に凝縮させるのが難しいんですよ。僕らのネタは積み重ねの笑いが多いんで……。最初から「キングオブコント」のことを考えながら4分用のネタを作ったほうがいいのか、どっちがいいのかはいまだにわからないです。

中岡：毎月新ネタを作ってるんで、その中で「キングオブコント」を意識したネタも作っていくしかないですね。

──今回のDVDで一番見てほしいポイントは？

コカド：オープニングからエンディングまで流れがあるんで、順番どおり見てほしいです。いろいろ仕掛けがあります。

中岡：僕は副音声を聴いてほしいです。1つ1つのネタで自分たちがどういうところを面白がっているのかがわかると思うんで。

コカド：副音声にはネタができあがる過程とかも入れてるんですよ。

──客席の笑い声の中に関根勤さんの声も入ってますね。

コカド：去年出たDVD（「PELO PELO PELOTTi」）にも関根さんの笑い声が入っているんで、もはや恒例です（笑）。

中岡：特典の1つです（笑）。

──今年やってみたいことはありますか？

中岡：単独ライブを2回やりたいです。

コカド：いままでは1年に1回新ネタの単独ライブをやっていたんですけど、「月1で作ってるネタを集めたベストネタライブとかやってみたいよね」っていう話を最近してます。

──最後にお笑いナタリー読者にメッセージをお願いします。

中岡：テレビではなかなかこういう長いネタは見られないんで、DVD見てほしいです。今回は特に忙しい中頑張ったんで（笑）。

コカド：見ておいたほうがいいと思います、ほんとに。お笑い好きの方たちがこれを読んでいると思うんで、見ておいたほうがいいです、と。

──ほんとにそう思います。

コカド：ふはははは（笑）。