1976年から1978年までNET(現・テレビ朝日)系列でオンエアされた「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」は、人気絶頂だったアイドルグループ・キャンディーズが歌やコントを展開する番組。伊東四朗による「ベンジャミン伊東」のコーナーから生まれたヒーロー・デンセンマンの「電線音頭」、小松政夫がしらけ鳥のパペットと歌う「しらけ鳥音頭」も社会現象となる人気を博した。キャンディーズがコント「悪ガキ一家の三女」でコメディエンヌぶりを発揮しているのも見どころだ。
伊東四朗はベンジャミン伊東について「バラエティ番組にはしばしば阿呆キャラが出て来ますが、あれ程の阿呆キャラはTV史にもない!と思います。あの藤田まことさんは本当に私の頭が壊れてしまったと心配して病院へ連れて行こうとしたくらい。そんな私が、後に朝ドラ『おしん』の父親役をやってるんです。TVって不思議ーッ」とコメント。伊藤蘭は「ほとんどが笑ってる内に終わってしまうような賑やかな収録でしたが、やはり伊東さんと小松さんの包容力は絶大でとても安心感がありました。お2人の真摯な姿勢と時に破壊力さえ感じるコンビネーションの楽しさにたくさん刺激を受けました」と当時を振り返っている。
伊東四朗 コメント
もう四十年以上も前のお話ですね。確か「キャンディーズ」と小松政夫が悪ガキ達で、私が鬼かあちゃんのコント、長内美那子さんとのコント、それにアレ! そうです。バラエティ番組にはしばしば阿呆キャラが出て来ますが、あれ程の阿呆キャラはTV史にもない!と思います。電線音頭の「ベンジャミン伊東」です。あの藤田まことさんは本当に私の頭が壊れてしまったと心配して病院へ連れて行こうとしたくらい。そんな私が、後に朝ドラ「おしん」の父親役をやってるんです。TVって不思議ーッ。
伊藤蘭 コメント
約50年振りに「みごろ…」が復活オンエアされるとの事で懐かしい気持ちでいっぱいになりました。毎回歌のステージがあり、ドラマやコントもしっかり創り込まれたまさにバラエティーの名に相応しい贅沢な番組だったのだなぁと思います。人々に喜んで欲しい、楽しんでいただきたい!という制作陣の愛情が沢山込められた番組。今でも収録時における皇プロデューサーや、当時の制作スタッフさんの笑い声や笑顔でいっぱいの表情が甦ってきます。そんなあたたかな眼差しに見守られていたからこそ私達も安心して、はしゃいだり弾けたりスタッフの方々の期待にも応える事ができたのかもしれません。子供の頃からの憧れの存在……加山雄三さんや当時独特の存在感で登場した西田敏行さんとの共演もひときわゴージャスな思い出として心に刻まれています。思い出多き「悪ガキ一家の鬼かあちゃん」では伊東四朗さん、小松政夫さんの優しいお人柄にも支えられ多くの事を学ばせていただきました。ほとんどが笑ってる内に終わってしまうような賑やかな収録でしたが、やはり伊東さんと小松さんの包容力は絶大でとても安心感がありました。お2人の真摯な姿勢と時に破壊力さえ感じるコンビネーションの楽しさにたくさん刺激を受けました。今も昔も心から尊敬しております。たとえ間もなく解散という瞬間を迎える時期にあっても私達らしく明るく楽しくポップに其々の場面で表現活動ができた事を大変幸せに思っています。間違いなく大切な青春の1ページですね。楽しんでいただけたら嬉しいです。
「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」番組情報
放送局・放送日時
CSホームドラマチャンネル
#2(1976年10月18日放送回)2025年10月12日(日)21:30~
#3(1976年10月25日放送回)2025年10月19日(日)21:30~
#4(1976年11月1日放送回)2025年10月26日(日)21:30~
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