三浦マイルドが介護のため地元広島に戻った姿を追うドキュメンタリー　フジで放送

三浦マイルドが出演するドキュメンタリー「笑いと償い ～認知症の母が教えてくれたこと～」（フジテレビ）が来週8月4日（月）深夜に放送される。これは「第34回FNSドキュメンタリー大賞」のノミネート作品でテレビ新広島が制作し、広島地区では今年5月に放送されたもの。昨年2024年2月、認知症が進行する母親の介護のため地元の広島県江田島市に戻る決断をしたマイルドの姿が紹介される。

マイルドは母子家庭で育った1人息子。幼い頃、ダウンタウンの魅力に心を奪われ、故郷を飛び出し芸人の道へ進んだ。不安定な職業を目指すことは母親に反対されたが夢を追い続けてきた。江田島に戻ったマイルドが口にしたのは「これまで母にしてきたことの償いだと思って」という言葉。施設に入りたくないという意思を尊重し、1日の大半を寝て過ごす母親を自宅で介護している。まるで子供のようにふるまう母親の姿に戸惑いながらも、介護を通してこれまで歩んできた自分の人生に向き合う。

“超高齢社会”が始まった日本で、家族や社会は認知症の“親”をどう支えていくのか。笑いを追い求めてきたマイルドの日常を通して、何が家族にとっての幸せなのかを見つめるドキュメンタリーだ。

番組スタッフ コメント

ディレクター・高橋徹（テレビ新広島報道部）：「連れ添った妻への愛情がなくなりそう」「夫婦で一緒に死にたい」と話す人がいます。葛藤を抱えながら介護をする人たちの気持ちを思い浮かべてほしいと思います。三浦さんのように、離れて暮らす親が認知症になったとき、家族は住む場所や仕事など難しい決断を迫られます。今後、多くの人が認知症の現実に直面することを知ってほしいと思います。

企画構成・田中浩樹（テレビ新広島報道部）：2025年、“団塊の世代”は75歳以上となり、日本は超高齢化社会に突入します。若者は地方から都会へ転出し、親子が離れて暮らす実態は地方都市で加速しています。その時、家族は、社会は、親をどう支えるのか。ニュース番組のシリーズ特集の中で出会った三浦さんは翻弄されながらも“笑い”を追い求めます。その終わりなき、そして、一見救いのない日常を見つめることで、改めて親子の関係を考えるきっかけになればと思います。

笑いと償い ～認知症の母が教えてくれたこと～

フジテレビ 2025年8月4日（月）26:55～27:55
＜出演者＞
三浦マイルド