ABCラジオ新番組「がっちゃんこ」10組登壇の意気込み表明、カラタチ前田「推しに届けたい」

2025年3月7日 16:41 908 14 お笑いナタリー編集部

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ABCラジオで新たな深夜ベルト番組「がっちゃんこ」が3月31日（月）にスタートすることが発表された。月曜を素敵じゃないかとオダウエダ、火曜をナイチンゲールダンスとそいそ～す、水曜をカラタチとシンクロニシティ、木曜をケビンスと生ファラオ、金曜を20世紀とバッテリィズが担当。本日3月7日にABCラジオ東京支社で記者会見が開かれ、体調不良の20世紀しげを除く全組が登壇した。

ABCラジオ新ベルト番組「がっちゃんこ」の出演者たち

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吉本興業とABCラジオが共同制作する「がっちゃんこ」は、2組の若手芸人の個性を“がっちゃんこ”し、月曜から金曜の26時～27時を盛り上げる。地上波放送のほか、stand.fm、YouTube、各種ポッドキャストプラットフォームで配信。さらにstand.fmでは独占配信コンテンツも展開される。

特技の「無限おなら」を披露するオダウエダ小田［拡大］

会見ではまず、1組ずつ自己紹介がてら特技を披露することに。素敵じゃないか吉野は「柏木の特技が縦列駐車、僕の特技も50m走でここでは見せられない」と残念がり、「小田と植田ではるかぜに告ぐです」と名乗るオダウエダ植田は「オダウエダの特技は人を笑顔にすること、幸せにすること、光に導くことです」と宣言。さらに小田が「特技があるので見てもらっていいですか？」と“無限おなら”で感謝を伝えた。

相方・西野の特技をまったく見ていないシンクロニシティよしおか（左）［拡大］

ナイチンゲールダンスは中野なかるてぃんが「見ての通り、ザコSnow Manです！」と挨拶して会場をきょとんとさせたのち、「どこからでも中野に帰って来られる」という特技を繰り出す。カラタチ大山から始点となる駅名を募ったものの、大山はピンと来ておらず「床」という見当違いな返答。そいそ～すはお決まりのケンカノリで元気さをアピールした一方、カラタチ前田は「お互い特技はあるんですけど、公共の場ではできない」と控えた。シンクロニシティは高校時代に軟式野球部でピッチャーをやっていたという西野が「この見た目にしてはきれいなアンダースローが投げられる」と前に出てくる。俊敏でダイナミックな動きを見せたが、相方のよしおかは「見てなかったです」と目線をそらしていた。

曲を知らないバッテリィズ・エース［拡大］

ケビンスは仁木が「特技の1つもない」と言ってしまうと、山口コンボイが「なんだよ、それ。俺いっぱい動きとかできるから！」と音を立てない地団駄を丁寧に踏んで育ちのよさを垣間見せつつ反抗。生ファラオは勢いに特化したショートコントで全体を活気づけ、20世紀・木本は司会の東留伽（ABCアナウンサー）を勝手にしげの代わりにして「地元で一番変態キモティー」を披露。「今日僕にとってのしげなので、すみません」とその後の協力も求めた。バッテリィズ・エースは「ベロで曲を弾ける」ということでリクエストを募るも、挙がった曲どれも知らなかったため得意の「ウィーアー！」を奏でていた。

「がっちゃんこ」会見の様子［拡大］

このメンバーが揃ったことについて、代表で柏木にマイクが向けられると一同は「え、柏木さん……？」と不安顔。柏木が「そうですね、女性が少ないなあと思いますね」と見たままをコメントすると、植田は「聞いていただいた通り、こういうときに柏木っていいコメント返せたことないんですよ！『ABCお笑いグランプリ』のときも『眠たい』言うて……」と過去の出来事も引っ張りだしてダメ出しした。

「知らんギャグ『おピース！』」［拡大］

そんな素敵じゃないかとオダウエダは同期の盟友タッグで月曜を担当。「決まったときは荷が重いと思っていたんですが、オダウエダとやれるとなって一気に安心して楽しくできそうやな、心強いなと思いました」と頼もしさを語る吉野に、植田は「正直、素敵じゃないかが決まって荷が重いなと思いました。足かせも足かせ」と返してみせる。また「（収録放送のため）炎上はしないと思うけど、もしする場合はZAZYさんみたいに」と希望を述べる柏木には「おばあちゃんのおせんべい無視したやつね！」と補足を入れ、さっそく相性のよさを発揮。小田は「この4人の関係性、おピース！」と笑顔で、これにも植田は「知らんギャグやってくれましたー！」と盛り上げたが、人口密度の高い会場でツッコミを入れまくっていたため汗だくに。以前、素敵じゃないかとYouTubeを撮影した際に柏木と吉野はダウン着用、自分が全裸だったことを回想し、「温度の差があるコンビ」と表現した。

「営業じゃねえぞ！」とヤジが飛ぶそいそ～す［拡大］

火曜のナイチンゲールダンスとそいそ～すは大学お笑いサークルの同期。ヤスは「ABCさんはどうやってそいそ～すにたどり着いたんですか？芸人は大好き。色味だけでワクワクするでしょ？大学から一緒のそいそ～すと一緒にラジオできてうれしいですね」と話し、なかるてぃんは「僕ら単発のラジオはやらせてもらっていたけど、レギュラーに持っていけなかった。まさかレギュラーに必要だったのがそいそ～すだったとは」と驚いた。そいそ～すカメオは「僕ら大学からコンビを組んでいまして、ついにラジオができる」と感慨深げ。ナベはラジオパーソナリティ養成学校に通っていたそうで、「月15万払っていたけど、卒業するときに『あなたは聞き役だね』と先生に言われた」とせつないエピソードも交えて喜びを表した。この掛け合わせはABCラジオいわく「クラスの人気者っぽい2組」。なかるてぃんは「ラジオ聴いてる人ってクラスの一軍大っきらいって聞きますよ!?」と不安そうにしていた。

呼びたいゲストを発表するカラタチ前田［拡大］

反対に、水曜のカラタチとシンクロニシティは「クラスの窓際で鬱屈した思いを共有しそう」というイメージでの起用とのことで、大山は「確かに三軍みたいな感じなので、すみっこのトークをお届けできればと思ってますね」とコメント。しかし前田は「もともとはそんなに仲良くなかったんですけど、西野が僕の推しメンの名前を間違ったことに対して僕が殺害予告を送ってから（交流が始まった）。まだ和解はしてない」と不穏な関係性を明かす。これに西野は「殺害予告した人とがっちゃんこしないでもらっていいですか!?」と怯え、よしおかは「私はただ迷い込んじゃった感じなので、ノーコメントでお願いします」と距離を取った。さらに前田は「TBSラジオでやっている番組のほうは、推しが周りから聞くなって言われているらしくて届かないことが決定している。こっちのラジオでなんとか届けたい」と推しである武元唯衣（櫻坂46）への思いをしつこく強調し、ゲストにはいつか彼女の両親を迎えて感謝を伝えたいと熱を込めて語った。

「がっちゃんこ」のリーダーとして全員を率いるケビンス仁木［拡大］

木曜は大阪から上京して1年の生ファラオが「話してみたい」とケビンスにラブコールした。騒がしい3人を1人でさばくことになる仁木は「収録のあとはサウナを入れてもらう」と大仕事になることを予測。3人のやり取りで場が盛り下がる場面もあり、「こんな早く振るわないことあるの？」と先が思いやられる様子だった。生ファラオ石川は「東京来て1年、不安やったんですけどこれ決まったのでまたゆっくりできそうやなと。デカい話ですよ！これ1本でいけますから」と安泰を確信。山口コンボイは「木曜日は人間が一番疲れている日なので、そこを元気づけていきたい」と意気込んだ。

楽しげなフォトセッション中の様子［拡大］

金曜は20世紀の希望でバッテリィズとの組み合わせに。木本は「決まったときはことの重大さにあんまり気づいていなくて、日が近づくにつれて不安になって、でも相手がバッテリィズになって心強いし、愛しいし、でも（バッテリィズが）東京に行くので切なくもあって、篠原涼子のようです」とボケるも肝心な名前の部分で噛んでしまい、「すいません」とシンプルに謝罪。「大きい電池が今日なくて……」としげの不在を噛みしめる。今回の抜擢にしげはどういう反応だったか尋ねると、「ドイツ語で『がんばります』って言ってました」。この春から東京進出するバッテリィズ寺家は「これを機に帰省ができてうれしいです」とうれしそう。エースは「これ何時からですか？夜中2時？ 2時やったら僕は聴けないですね。まだ遊んでるので。4時に変えてもらうことはできますか？」とリアルタイムではチェックできない生活ぶりを明かしていた。