読売テレビ＆吉本興業がタッグ、13本の爆笑プログラム一挙放送

12月19日（月）から25日（日）まで、読売テレビと吉本興業がタッグを組む13本のプロジェクト番組「ワイワイ爆笑week」が放送される。

その中の1本「よしもと情熱コメディ～TVのウラ側で大騒ぎ！モンスターAD奮闘記～」を先日なんばグランド花月で収録。出演者による会見が行われた。

読売テレビでは、1978年4月から1987年3月まで「吉本コメディ」をレギュラー放送しており、単発番組としては2008年8月以来、3年ぶりの放送となる。

同番組は、モンスターエンジンをはじめ、吉本新喜劇の池乃めだか、川畑泰史、宇都宮まきのほか、板尾創路、木村祐一ら人気芸人も出演。さらに「ワイワイ爆笑ウィーク」のPR隊長も務める元プロレスラーのスタン・ハンセン、マンガ家の蛭子能収、大阪発の人気アイドルユニット・NMB48ら豪華出演者も登場する。

舞台は夕方の生放送番組「TVワンダー」の本番を控えたとある関西の放送局。新人AD（モンスターエンジン西森）はスポンサー（池乃）の親戚であることをいいことに、暴言を吐くなどやりたい放題の人物だ。本番が迫る中、プロデューサー（Mr.オクレ）が勝手にブッキングしたスタン・ハンセンを連れてやってくるわ、もう一組のゲスト・NMB48はストライキを起こして楽屋に籠もって出てこなくなるわと次々に問題が発生。果たして「TVワンダー」は無事に本番を乗り切れるのか。

収録では、トップレスラーとして一世を風靡したスタン・ハンセンの登場に客席から大きなどよめきが。おなじみの「ウィー!!」という雄叫びで会場を盛り上げたハンセンは、川畑の「日本のファンにメッセージは？」という問いかけに「レッツゴー！ 焼き鳥食べたい！」と返して観客を沸かせた。また、蛭子は独特の飄々とした持ち味そのままの演技で笑いを誘い、NMB48はデビュー曲「絶滅黒髪少女」のダンスを披露するなど大熱演。さらに、これまでの新喜劇にはなかったVTRを駆使した新しい演出を試みたほか、そこにリポーター役として板尾創路が登場し、シュールな演技で爆笑をさらった。

終演後には会見が開かれ、吉本新喜劇座長の川畑は「今回は映像を使った演出で、新喜劇の新しい流れを作っていただいて、とても楽しくやらせていただきました。ただ悔しかったのは舞台に出ていたメンバーよりもVTRの板尾さんが一番ウケてたっていうのが納得いかない（笑）。これからも『吉本コメディ』が続いていくと嬉しいです」とコメント。24年前の「吉本コメディ」にも出演していた池乃は「あのころは、準レギュラーに近い形でしょっちゅう出していただいていました。当時は間寛平さん、木村進さんが人気絶頂で僕も30代半ば。当時の映像を引っ張り出してときどき見てるんですが、僕の喋りのテンポが今より早くて、時代の流れを感じますね」と感慨深い様子だった。

木村も「24年前の番組では、先輩方がケガまでするほど熱演していたのを覚えています。それが今やVTRを使う新しい演出とは時代ですね。懐かしくて、（復活は）本当に嬉しい限りです」と笑顔に。一方、若手のモンスターエンジンは「今日は楽しくコメディができて、いい思い出になりました。正月はこの話で家族で盛り上がりたいです（笑）」（西森）、「楽しくやらせていただきました。ずっとこの番組が続くとしたら、スタン・ハンセンさんはまた来てくれるんですかね（笑）？ 毎回来てほしいです」（大林）と舞台を楽しんだ様子だった。

新喜劇女優の宇都宮は「『吉本コメディ』に出させてもらったのは初めてなので、新喜劇を11年やってきてよかったなとあらためて思いました。豪華メンバーと共演させてもらったことがいい思い出になりました」と感激。また、現役時代のハンセンの活躍をリアルタイムで見ていたという木村と川畑は生のご対面に大興奮で、木村は「ミスター・スタン・ハンセンが僕を見て『あいつが何か喋ったら、客席が笑った』と思ってくれただけで嬉しいです」とはしゃいだ。

出演者が誰より楽しそうなこの吉本コメディ。放送は関西ローカルとなっているので放送地域の人はお見逃しなく。そのほかの番組情報は読売テレビのオフィシャルサイトで確認を。

読売テレビ　ワイワイ爆笑week「よしもと情熱コメディ～TVのウラ側で大騒ぎ！モンスターAD奮闘記～」

読売テレビ 2011年12月23日（金） 15:50 ～ 16:47

出演者：池乃めだか / Mr.オクレ / 川畑泰史 / 板尾創路 / 木村祐一 / 海原やすよ・ともこ / 浅越ゴエ / 宇都宮まき / モンスターエンジン / 蛭子能収 / NMB48 / スタン・ハンセン