明日10月26日、
これは昨年2010年10月に劇場公開された映画「無知との遭遇 CLOSE ENCOUNTERS OF THE STUPID」をDVD化したもの。千原ジュニアとロッシーが番組ロケで訪れた村で宇宙戦争に巻き込まれるというストーリーで、千原ジュニアが仕掛け人となり、ロッシーが全編ドッキリに引っ掛けられたまま撮影が進められた。
ロッシーは公開から1年経ってもなお、この壮大なドッキリ作品がトラウマな様子。インタビュー中も終始「買わないでほしい」を連呼し、「面白くないと言いすぎたら逆に気になって買うかも」と考えたロッシーは、最終的に「おもろい」を連呼するという必死ぶりを見せた。これほどまでにロッシーが嫌がるこの作品を劇場で見逃した人は、ロッシーの意に反してぜひ手に取ってみよう。
野性爆弾ロッシーインタビュー
――公開から1年が経ちましたがDVD発売の心境は?
ロッシー:世に出てほしくない……。だって……ほら声のトーン高いでしょ? ジュニアさんも名演技で、スタッフとか出演者のみなさん頑張ってくださっていたと思うんですけど、僕自身はこのまま墓場まで葬っていただきたい。DVDになるってことは、買う、残るってことでしょ? だから僕は、買わないでください、と大声で言わせていただきたい。
――公開後の周囲の反応はいかがですか?
ロッシー:すごく評判いいんですけど、僕そんなつもりないから! 演じてだったら嬉しいけど、あれは人の覗いたらあかんとこお金かけて覗いたから。もうたまったもんやないですよ。みんなは「騙されない」って言いますけど、現場にいたらああなるんですって。恐怖ですよ。今後実際にあんなことあったら、僕だけ「ドッキリや!」って疑いますよ。今も、ごはん誘われても「これもしかして。UFO来たらどうしよう」と。この部屋なんか見てください。あの隙間怪しい。
――ジュニアさんとの関係は変わりましたか?
ロッシー:直後はちょっと、ごはん誘われても「もう1人呼んでいいですか?」って言ったり(笑)。また「やっぱり行くわ」って言われたらどうしたらいいかわからんし。僕からしたらどこからがスタートなのかもわからないんですよね。スタッフからしたら2カ月も3カ月も前からアンケート仕込んだりしてるんですよ。「UFO好きですか?」とか「オバケ信じますか?」とか。それに「好きです」ってエピソード書いたりしてたら、勝手に予選通ってたみたいな。
――仕返ししたい気持ちになりましたか?
ロッシー:ジュニアさんにブーブークッションくらいは仕掛けたいですよね。
――みなさんが演技していたことを知っていかがでしたか?
ロッシー:ジュニアさんは終わった瞬間、「ごめんごめん!」って、ハァハァ言うてました(笑)。笑ったらあかんからしんどかったんでしょうね。村のおじいさんなんて、お話聞くときマジで怖かったです。すっかり騙されて、気ぃついたら聞いたことない爆音するし。「アカン、もうアカン!」って思いました。
――完成作品はどういう状況で観たんですか?
ロッシー:試写室でジュニアさんも村人も全員あん時のスタッフがいて、僕ど真ん中に座らされて。上映中みんなめっちゃこっちチラチラ見てましたよ(笑)。仕掛けがあるシーンだと、手前くらいからザワザワし始めるんですよ。ほんで引っかかった瞬間みんなこっち見て、めっちゃウケてるんですよ。
――最後に読者にメッセージをお願いします。
ロッシー:これだけ面白くないって言っても逆に見たくなるんですかね。じゃぁ、おもろいおもろいおもろいおもろい……ダメか。ほんまに観たことのない映画であるというのはあるので……、いやこの流れは「見てください」になる。こんな難しいことあるんですね。えっと、1000枚に1枚くらいアタリがあるかもしれないので、その感覚で買っていただいて、DVDは付録くらいに思っておいてください。
※アタリはありません
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お笑いナタリー @owarai_natalie
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