昨日10月16日に東京・渋谷ヨシモト∞ホールにて、
今回、東京大会は「バトルオワライヤルNEXT~ルール無用で笑わし合いをしてもらいます~」と題し、10月26日(水)になんばグランド花月で開催される大阪大会への切符を賭けた戦いを実施。大阪大会では、東京大会からの本戦出場者とともに、
今回「人気芸人ジャンケン私物大会」を実施すると聞いてやってきた芸人たち。司会のバッファロー吾郎が活きのいい芸人たちに何を持ってきたか尋ねると、「いつも着ているカーディガン」(
芸人たちは舞台上の小道具のほか、劇場内にある衣装などを使用可能な状況でモノボケに挑戦。先陣をきったのは、数々の大喜利大会でその実力を見せつけている女優の伊藤修子で、中世の政治革命を思わせるパンチのあるギャグを展開しいきなり会場を笑わせた。続くとくこは昭和アイドル全盛期の髪型を活かして「毎度おさわがせします」のオープニングを再現。NSC東京13期生の北京ダックス小谷津は「メガネ・ドジ・萌」を地でいくようなその声と仕草にエージェントの2人もすっかりやられてしまい、金成は「可愛いなぁ。もうひとくだりあったらOKだなぁ」と思わず採点の手を緩めた。
途中、ミスターKから照明設備の使用許可が出ると、
次に用意されたのは、会場後方にあるガラスの壁の外でネタをやるという独特のシステム。ロールカーテンが巻き上げられ出てきた彼らの出オチ姿に会場も沸き、環境を活かした新たな笑いが次々に誕生した。最後は、観客の中から1人を舞台に上げ、自由に動かすことができるというルールに。各々ユニットショートコントを繰り広げたが、中でもポイズン阿部がカラスの人形を使ったミステリアスなボケに何度も付き合わせる姿に観客も笑いを禁じ得なかった。
その後、エージェントと木村による厳正な審査の結果、なんば行きの切符とバトルオワライヤルのTシャツはR藤本に授与されることに。冒頭からベジータだと言い張る藤本は、その言葉通り最初から最後までドラゴンボールワールドを1ミリも崩すことなく「ブルマとの出会い」「ヤムチャの死」「フリーザ軍の善意」などのボケを展開し、パーフェクトで観客を笑わせた。さらに木村は「今回特別にあと2名」ということで野田と伊藤の名前を発表。「菊池さん以外、全員本気で甲乙つけがたかった」と菊池以外の全員の健闘を称えた。3人はそれぞれ「全員ぶっ殺してやるからな」(R藤本)、「怖いよーマジかよー、うおー」(野田)、「なんばに遊びに行けたらと思っていたらこんなことに」(伊藤)と意気込みを宣言。最後は、木村が「あ!プレゼント大会のはずだったのに!」と我にかえると、とてもそうは見えない古畑任三郎に扮したザコシショウが「これは事件です!」と語りはじめた。プレゼント大会がバトルオワライヤルにすり替わった謎を解こうと喋り続けるも、さらに謎が深まる空気が漂いはじめ、「お察しします」という言葉とともにライブは終了した。
大阪大会のチケットは残りわずか。日本一の笑かし屋は誰なのか。ぜひその目で確かめてみよう。
「バトルオワライヤル~今から日本を笑かしてもらいます~」
日時:2011年10月26日(水) 19:00開場 19:30開演 21:30終演予定
会場:なんばグランド花月
料金:前売3500円 当日4000円
出演者:バッファロー吾郎 / ケンドーコバヤシ / 小籔千豊 /
MC:
本戦出場者コメント
――大阪行き決定の感想をお願いします。
R藤本:ベジータだ! とうとうこの俺が西の都に凱旋する時がやってきたようだな。超エリート戦士として、またユーモア軍団の一員として必ず圧勝してやるからな! 待っていやがれ!
鬼ヶ島・野田:こんにちわ! 鬼ヶ島の野田です。ここまで来たらガチンコでやったろうやないかー。見ておけよ、大阪の方たちよ!
伊藤修子:えー、あの、お笑いは本職じゃないんですけど、こんな形になってしまいました。大阪でも頑張りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
――今大会の感想をお願いいたします。
バッファロー吾郎・木村:最後にも言ったんですけど、ギンナナ菊池さん以外はもう甲乙つけがたくてほんとに悩んだんですよ。なんやったんでしょうね、あいつ。ほんっとに全員が面白かったので、これまでのオワライヤル的にもたまに目立ってない人が出てきたりするんですが、今回はいなかったので、よかったですね。ほんとにやってよかったです。
バッファロー吾郎・竹若:いろいろ違う場所に行く仕掛けとかあったんですけど、ライブ中に2回使ったらいいかなというところをみんな行ってくれたりとか。それぞれの世界で変に流されることなく笑いを取ってたのですごいなと思いましたね。豊作で嬉しい悲鳴です。
――大阪大会はどのような戦いになりそうですか?
木村:過去盛り上げてくれた従来のほぼオールスターに今回の3人が加わるので、かなりの層の厚さですね。正直ほんとここまですごいと思わなかったですね。
竹若:もうちょっとほんとに連れていきたかったですね。
木村:大阪はこれでほんとにスーパースターの大会になります。
――今の話を聞いて3人はいかがですか?
R藤本:そんなことはどうでもいい!
木村:いやいや(笑)。
野田:今回はなんか調子良かったんですけど、1回でもスベったら地獄を見るくらいの感じのガチンコなんで、もう1回できるかわからないですね。頑張ります。
伊藤:今日で出がらしになってしまったので、新しいギャグをまたちょっと考えたいと思います。よろしくお願いいたします。
――読者にメッセージをお願いします。
木村:10月26日はほんとにスーパースター揃いで、菊池さんが出ないのでぜひ観に来てください。
竹若:ほんとに精鋭たちが満を持してという感じで、期間的にもお待たせしましたみたいなところがあるので、いい感じに力の抜けたゆるいところの素晴らしさを観ていただければと思います。
※記事初出時より、本戦出場者のコメントを追記しました。
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R藤本、鬼ヶ島・野田、伊藤修子が「バトルオワライヤル」大阪本戦へ http://t.co/cQr4UJCa