板尾創路が熱くなった映画「電人ザボーガー」初日舞台挨拶

昨日10月15日（土）、東京・新宿バルト9にて映画「電人ザボーガー」の公開初日舞台挨拶が行われ、主役の大門豊を演じた板尾創路らが登壇した。

2部構成の本作では、「青年期」で古原靖久が演じる22歳の大門を、25年後の「熟年期」で板尾が演じている。舞台挨拶には板尾と古原が劇中衣装で登場したほか、井口昇監督、サイボーグを演じた佐津川愛美、そしてロボットの電人ザボーガーも駆けつけた。

壇上で「こんなに加齢臭のする映画館は初めてでびっくりしてます（笑）」と話して客席の笑いを誘った板尾。「37年ぶりにザボーガーが復活するということで、すごく中途半端だなと思ってます（笑）。ですが、それがザボーガーらしいなという感じがします」などと軽妙なトークを展開した。

続けて「撮影しながらどんどんテンションが上がってしまって、ついには事務所に内緒でバイクスタントまでやってしまった。不思議な感覚で、お弁当に何か入れられたんじゃないか？ という気もしている。自分でも理解できないぐらい熱くなっていた」と撮影時の心境を明かした板尾。「みんな熱くて、真面目で、ザボーガーが好きなんだなという気持ちが伝わってくる現場だった」としみじみ振り返っていた。

なお、井口監督は「客席にヘルメットをかぶって、大門の格好をしているお客様がいるのが本当に嬉しい。日本中に大門豊を増やしたい」と感激の様子。「37年前のリメイクだが今の方に観てもらいたい。主人公が一度挫折して、もう一度立ち上がるというストーリー。今年はいろいろなことがあったが、この作品を観て、元気を取り戻して、みんなでもう一度頑張っていこうよ、という気持ちになっていただけたら幸い」と客席に訴えていた。