清川雄司「UNDER5」優勝会見、底知れぬ多芸ぶりに審査員が驚愕「余力を残してる!?」

7

511

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 87 409
  • 15 シェア

芸歴5年目以内の若手芸人を対象とした賞レース「UNDER5 AWARD 2024」の決勝戦が本日6月23日に東京・ルミネtheよしもとで開催され、清川雄司が優勝。大会後の会見で喜びを語った。

「UNDER5 AWARD 2024」で優勝した清川雄司。

「UNDER5 AWARD 2024」で優勝した清川雄司。

大きなサイズで見る(全23件)

ニューヨークがMCを務めた決勝戦では、審査員のNON STYLE石田、かもめんたる・う大、チョコレートプラネット長田、佐久間一行笑い飯・哲夫、ナイツ塙、マヂカルラブリー・野田クリスタルによる投票によって勝者を決定。Aブロックで伝書鳩マーティーキャプテンバイソン、Bブロックでライムギ、清川雄司、家族チャーハン、Cブロックでぐろうツンツクツン万博例えば炎がネタを披露し、各ブロックを勝ち抜いたキャプテンバイソン、清川雄司、ツンツクツン万博が2本目のネタを披露した。

2本目のネタを披露する清川雄司。

2本目のネタを披露する清川雄司。[拡大]

清川は2021年4月にデビューした吉本興業所属のピン芸人で、よしもと漫才劇場のメンバー。さまざまな芸を生かしたネタで注目され、今年5月には「第54回NHK上方漫才コンテスト」の本選にも出場した。「UNDER5 AWARD 2024」決勝では1本目に腹話術のネタ、2本目にハーモニカやけん玉を使ったネタを披露し、栄冠を勝ち取った。

左からニューヨーク、マヂカルラブリー・野田クリスタル、ナイツ塙、佐久間一行、清川雄司、笑い飯・哲夫、NON STYLE石田、チョコレートプラネット長田。

左からニューヨーク、マヂカルラブリー・野田クリスタル、ナイツ塙、佐久間一行、清川雄司、笑い飯・哲夫、NON STYLE石田、チョコレートプラネット長田。[拡大]

会見には、清川、ニューヨーク、審査員7名が参加。清川は優勝した心境を「まさかピンでいけると思っていなかったので、めちゃめちゃうれしいです。100万円が全部自分のものなのがうれしい」と述べる。また「普段は紙切りをメインにしているんですけど、賞レース向けじゃないので今回はやめました」と語ると、審査員からは「まだ(芸が)あるの!?」「余力を残してる!?」と驚きの声が上がっていた。

決勝の模様はFANY Onlineで6月30日(日)まで無料でアーカイブ配信されている。

記者会見コメント

──優勝した率直な感想は?

清川雄司:まさかピンでいけると思っていなかったので、めちゃめちゃうれしいです。100万円が全部自分のものなのがうれしい。

──賞金の使い道は?

清川:よしもと漫才劇場でオセロが流行っていて、僕が一番強い感じになっているので、僕に勝った人に100万円をあげたいです。

ニューヨーク屋敷:アホやなー(笑)。

──MCのニューヨークさんと審査員の皆さんは大会を振り返っていかがですか?

ニューヨーク嶋佐:第1回以上に面白かった気がします。まさか清川くんのようなタイプのピン芸人が優勝するとは。この結果も面白い。歴史が動きました。

屋敷:そろそろ(決勝の配信を)ABEMAあたりでやってもいいんじゃないですか?

マヂカルラブリー・野田クリスタル:清川くんの1本目の腹話術のネタを見たときに「2本目のネタあるのかな?」と思ったんですが、2本目のほうがいろんなことをやっていてそこに度肝を抜かれました。あと、(オープニングの)審査員紹介が長いんじゃないかと思いました。

屋敷:あの長さがいいんです(笑)。

ナイツ塙:清川くんのネタはビックリしました。お見事。東洋館でやってもお年寄りの方は絶対に笑うネタだし、芸歴5年以内でこれをやっているのがすごい。こういう人を発掘できたのは大会としてすごくよかったと思います。

佐久間一行:一芸を生かしつつ、お客さんに寄せすぎず、笑いを起こしたのがすごい。最後はお客さんを味方につけて、清川くんのムードに持っていけていたと思います。「すごい!」だけで終わらず、ネタの最後にショートコントを持ってくるところに、大会に懸ける思いを感じました。

笑い飯・哲夫:1本目の腹話術のネタで泣き笑いしたんです。みんな面白かったけど、泣き笑いまでいったのが清川くん。面白いネタが評価されてるなと思いました。

NON STYLE石田:ピン芸人が特技を生かしたネタをやるときは、お客さんのリアクションをイジって笑いをとったりするんですけど、そこに逃げずにストロングスタイルで笑いをとっていた。そこがすごいと思いました。吉本興業はインバウンド向けの企画もいろいろやってるので即戦力ですね。

かもめんたる・う大:お笑いはオリジナリティが大事。芸歴5年以内で、誰に憧れてるのかわからないネタをやっているのが素晴らしい。それでちゃんと笑いも起こしてるし、これから先が楽しみすぎます。

チョコレートプラネット長田:清川くんはなんか違和感がある。恐らく、芸歴が短い人が技術がすごいネタをやっていることに違和感があるんだろうなと思いました。普通は長年やっている人がネタじゃどうにもならなくなって技術を身につけた、というのではなくて4年目でこの技術を身につけたことがすごい。そして今日はツンツクツン万博という弟子もできたので、かわいがっていきたいと思います。(※編集部注:ツンツクツン万博・タフガイは長田に憧れていることを舞台上で明かしていた。)

──清川さんは優勝する自信はありましたか?

清川:ありました。3票は入るかなと思っていました(笑)。哲夫さんはNSCの講師のときも僕のネタで腹ちぎれるくらい笑ってくれたので1票。ピン芸人の佐久間さん、小道具好きの長田さんも票を入れてくれると思った。ただ、あと1票を獲得しなければいけないので、そこは緊張しました。

──今回披露した以外の芸もあるんですか?

清川:はい。普段は紙切りをメインにしているんですけど、賞レース向けじゃないので今回はやめました。

長田:まだ(芸が)あるの!?

佐久間:余力を残してる!?

──清川さんは審査員のコメントを受けてどう感じましたか?

清川:自分が意識したところを褒めてくださったのでうれしかったです。「すごい芸を見せた分、アホらしさも見せる」「拍手(=称賛)だけで終わらないように」という部分を意識していました。

──野田クリスタルさんは「UNDER5」初審査員でした。5年目以下の芸人たちの実力をどのように受け止めましたか?

野田:NSCの教え方が確立されていってるんだろうなと思いました。講師をやっている哲夫さんと石田さんの力なんじゃないでしょうか。この2人が賞レースのレベルを上げている。「NSCって入ったほうがいいんだな」と思いました。50万くらいでしたっけ? たった50万円でこんな面白くなれるんですか?

哲夫:宣伝やなあ。

野田:とにかく足が震えました。僕もがんばります。

──清川さんは今後海外に出たいという思いはありますか?

清川:はい。普段から吉本が海外向けのライブをやってくれていて、そこに出ると海外のお客さんがすごく盛り上がってるんです。なので海外に行って、そこでもアホらしい感じの芸をしてみたいです。

関連する特集・インタビュー

この記事の画像(全23件)

読者の反応

  • 7

マヂカルラブリーinfo @madilove_info

野田さんのコメントもあり🙆 https://t.co/mU4UzhTfPQ

コメントを読む(7件)

関連記事

清川雄司のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのお笑いナタリー編集部が作成・配信しています。 清川雄司 / キャプテンバイソン / ツンツクツン万博 / 伝書鳩 / マーティー / ライムギ / 家族チャーハン / ぐろう / 例えば炎 / ニューヨーク の最新情報はリンク先をご覧ください。

お笑いナタリーではお笑い芸人・バラエティ番組のニュースを毎日配信!ライブレポートや記者会見、番組改編、賞レース速報など幅広い情報をお届けします。