来月4月12日(金)に連続ドラマ「イップス」(フジテレビ系)がスタートし、
2人は取材時に2話まで台本を読んでいる状態で、本格的に撮影で共演したのは1日ほど。その撮影についてバカリズムは「いい空気ですよね。なごやかなムードで、そんなに時間が押すこともなく。過酷な部分もあるんですけども。今撮影している部分は役柄的にぎくしゃくしている。カメラがまわってない部分での(篠原との)息はぴったりだと思います」と話し、篠原はバカリズムに「(自身の主演映画)『ウエデイング・ハイ』で脚本を書かれているので、そういった目線で見られていたらドキドキします。大好きで大ファン。全部面白くて、どうしたらこんなに才能がいっぱいあるんだろうと不思議です。いつも現場でもバカリズムさんを観察してます。癒やされます」と思いを寄せた。
「ずっとスターだから、そんな方とご一緒できるなんて光栄です」と篠原に敬意を払うバカリズム。さらに撮影現場での篠原について「離れたところでニコニコしながら、すごく見られているんです(笑)。柔らかい印象の方。すごく気さく。篠原さんからもしゃべりかけてくださる。ゴマをすっているみたいですけど、すごく優しくて、いい方です(笑)。役柄的には性格が合わない2人ですが、まわってないときは真逆。他愛もない雑談をずっとしています」と詳細に語った。そのほか主な一問一答は下記の通り。
篠原涼子、バカリズム コメント
──自身の役柄に共感する部分は?
バカリズム:イップスはわりとスポーツの世界で聞く言葉です。高校時代に野球をやっているとチームメイトもよくなってしまうものではありました。そのときはまだ言葉がメジャーではなく、よくある現象として捉えていて、プレーによっては元々経験としてあった。大人になって「イップスって言うんだ」と。わりと共感できているとは思います。
篠原涼子:(イップスで)できていたものができなくなるのは、わかるような気がします。
──そのほか役柄について思うことは?
バカリズム:実際の自分の性格よりも、だいぶ嫌な人間です(笑)。嫌な人間っぽくは演じています。イップスの部分はある程度は理解できるけど、「なんでそんなこと言うんだろう?」とは思います。
──バカリズムさんは脚本家としても活躍されていますが、今回は俳優です。気持ちは違いますか?
バカリズム:違います。気が楽。自分が書いてないという強みがある。わりとのびのびやれる。新鮮な感じで演じることに徹しています。僕が書いてるときは「脚本、バカリズム!」と言われるのが、すごいプレッシャー。脚本は今回オークラさん。演じ手としてのプレッシャーや責任はあるけど、その種類が違います。
──台本について気づいたことは?
バカリズム:オークラさんは10代の頃から知ってるし、昔から一緒にやってるから「オークラ節だな」と。こういった形で仕事を一緒にできると感慨深いです。フジテレビのこんなにいい時間帯にやらせてもらえるんだなと。
──台本のストーリーについて面白い部分や見どころは?
バカリズム:珍しいパターンの台本です。だいたいミステリーには見せ方が何パターンがある。最初に犯人がわかってる状態で進むものと、登場人物が推理するのを追ったらわかるもの。「あ、このパターンなんだ」という驚きがあって、今まで自分が見たことないです。特に第1話はそう。ミステリーコメディなので2人の掛け合いがとにかく多い! 1話はずっと揉めています。
篠原:台本を拝見して、面白いしスイスイ読めちゃう。ミステリーとしての謎が解けていく過程が面白い。嫌な思いで終わらない。そんないいところがあるのにコメディの部分にへんてこりんで面白い言葉がいっぱいあるので私は好きだなと。
──役者としてのバカリズムさんはいかがですか?
篠原:バカリズムさんが出ている作品を観ていたら、お芝居してる姿をもっと観たいと思えました。それで今回こういうお話が来たので「生で! 一緒に! こんなすごいことない! 目の前で味わえる!」と。こんなに貴重なことはない。幸せなことです。
イップス
フジテレビ系 2024年4月12日スタート 毎週金曜21:00~21:58
※初回21:00~22:13
<出演者>
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
バカリズム新ドラマ「2人の掛け合いがとにかく多い!」篠原涼子との共演は光栄 https://t.co/eZd7BrvAme
バカリズム「僕が書いてるときは「脚本、バカリズム!」と言われるのが、すごいプレッシャー。脚本は今回オークラさん。演じ手としてのプレッシャーや責任はあるけど、その種類が違います」