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果たして“面白い”を排除し、徹底的に“つまらない”ことのみを映したバラエティは、視聴者にどんな感情をわき立たせるのか。何日か予定しているという収録初日を終えた真空ジェシカのコメントが発表され、2人は「相当手応えはある。かなりつまらない状態です」(川北)、「朝から夜までずっと撮ってるけども、面白い瞬間はなかったですね」(ガク)と話している。
真空ジェシカ コメント
──何日か予定している番組収録の初日を終えて、その手応えを聞かせてください。
川北:相当手応えはある。かなりつまらない状態です。
ガク:今日のところはもう、朝から夜までずっと撮ってるけども、面白い瞬間はなかったですね。
──印象に残っているつまらなかった部分はどこですか?
ガク:最初から、ですね。朝、僕の家の近くにロケバスを着けてくれて、それはだいぶありがたかったんですけど、ロケバスが着く予定時間に外で待ってたら、30分ぐらい待たされて(笑)。だからスタートからつまらなかったですね。
川北:僕のほうは予定してた時間よりも早く、ロケバスが家の前に来てくれたんです。けど、予定よりもだいぶ早いし、もうちょっとゆっくりしてていいよなって、つまらない駆け引きをしてしまいました。
ガク:それはスタッフさんもつまらない気持ちになったろうね。
川北:あと、僕の家の目の前が、ちゃんと駐車できる形になっていて、しっかりと家の目の前にロケバスが止まるっていうのも、相当つまらないなと。やっぱりロケバスの運転手さんも、駐車しづらいところで、ちょっとすいません、ちょっと今だけ止めさせてください、みたいなところに多分やりがいを感じていると思うんで、つまらなかったと思います。
ガク:逆に、僕の家の前はめっちゃ道が狭くて、大きい車が止められないんですよ。だから、ちょっと遠くに停まっているロケバスを探しに行こうとして、川北に場所を聞いたんです。そしたら一瞬でわかってしまう場所で、なんかつまらなさがありましたね。
川北:その後、ロケ地に行ってマネージャーと合流したんです。マネージャーは、家とロケ地が近いらしくて現地合流したんですけど、聞いてみたら結局30分ぐらい移動にかかったらしくて。あまり近くないし、30分ぐらいっていうのもちょうどつまらない時間ですね。
ガク:まだ何も始まってないところでこれだけつまらないわけですから相当ですよ。
──今回“つまらないことの追求”をテーマに選んだ理由を教えてください。
川北:今はもう、スベるのがへっちゃらとか、そういう領域を超えて、つまらないのが好きになってきているんです。そんな中で、好きに特番やっていいよって言われたので“つまらない”をやらせてくださいとお願いしました。
ガク:このコメントもちょうどつまらないですから。
川北:大丈夫? ちょっと面白かったかなって思ったんだけど。
ガク:あ、全然面白くない。全然ボケてなかったし。あーそういう理由なんだって、思えるちょうどつまらないやつだった。
川北:そっか、よかった。
──逆に面白いことをするより難しそうですね。
川北:ちゃんと“つまらない”をやろうとしてますね。変にすかしたり、スベりに行くとかとはまた違うつまらなさって、やっぱりすごく難しいです。
ガク:ゆっくり考えて“つまらない”に向かってますから。何か奇をてらってるわけでもないんです。
川北:そうそう、奇をてらってスベるのは違うんで。それなりに面白さを取りに行ってる中で“つまらない”ことが大事。そこを塩梅するのがすごいつまんない。撮ってみたら面白くなっちゃって、何回か撮り直しもしてるんで。
ガク:がんばってつまらないことをやろうとするって本当につまらない作業だよね。
──最後に番組を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
川北:まずは本当につまらないことを言いますけど、(CS放送TBSチャンネルが見られるサービスに)加入してください……。
ガク:つまらないですね。
川北:まずは加入していただくことから始まりますから。
ガク:そうですね、そして時間を作って、ぜひ“つまらない”番組を観ていただきたいなと思います。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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“収録初日を終えた真空ジェシカのコメントが発表され、2人は「相当手応えはある。かなりつまらない状態です」(川北)、「朝から夜までずっと撮ってるけども、面白い瞬間はなかったですね」(ガク)”