8月28日(日)、
読売テレビの開局記念日にあたるこの日、同局では人気番組の出演者とスタッフの総力を結集。東日本大震災で甚大な被害を受けた日本の中で、今発揮されている“日本人のチカラ”を探り、“日本人として生きる幸せ”に注目する。
第1幕は宮根誠司、辛坊治郎、森たけし、東国原英夫らによる「日本人が誇る日本人 BEST53」。ここでは、老若男女1万人に行った緊急アンケートの結果を発表する。第2幕は同局が誇る名物番組「たかじんのそこまで言って委員会 ~日本人のチカラSP~」。やしきたかじん、辛坊治郎、三宅久之、桂ざこばらおなじみのメンバーのほか、日本を代表する超大物がスペシャルゲストとして初登場する。
第3幕は、「グっと!地球便」で毎回海外で頑張る子どもと日本に残る家族を繋いでいる
さらに、スペシャル企画として、ジミー大西による巨大アート「未来のために・・・」プロジェクトを実施。ジミーは今回自ら宮城県気仙沼市に足を運び、甚大な被害の状況を目の当たりにした。そこでインスパイアされて描いたデッサンをもとに、この日会場に集まった子どもたちと一緒に巨大アートを制作。会場となる「ツイン21アトリウム」から、その模様を随時生中継する。
そのほか、「日本のスゴい人に聞く!『日本人のチカラとは?』」では、荒川静香、安藤忠雄、王貞治、中田英寿、羽生善治らのインタビューも。各界で活躍している彼らが「今、日本に対して思うこと」「これからの日本のあるべき姿は?」などについて提言する。放送は関西ローカル。
ジミー大西インタビュー
――被災地を実際に訪ねてみて感じたことは?
ジミー大西:映像で見るのと実際に行ってみるのとはまったく違いました。生で見るのはとても悲しいものがありました。気仙沼では、津波で陸に打ち上げられた船を見てスケッチをしました。そこからデフォルメをしていって“明日に向かって”というイメージの作品を描こうと思っています。
――今回制作する巨大アートのテーマは?
ジミー:テーマは「飛び立つ」です。船を見て想像したものです。“これから明るくみんなで楽しく”ということを想像した絵を、子どもたちと一緒に描こうと思っています。子供たちがどんなものを描いてくれるかわかりませんが、ひとつのものを一緒に明るく楽しく描けたらなと思っています。みんなでいい作品が作れることを願っています。
――被災地の園児たちと交流して感じたことは?
ジミー:幼稚園には自分が描いた絵本をプレゼントしに行きました。津波で家も崩れて何もない状況なのに、子どもたちがものすごく明るいのにはビックリしました。絵本を読んだあとに、“皆さんも絵を描きたいですか?”と聞いてみたら、全員が手を挙げたので、最初はそんな予定はなかったのですが、一緒に絵を描くことになりました。でも子供たちの絵を見ると、暗いブルーが多かったのと、津波の絵が多かった。みんなパッと見は明るくて元気なのに、それが今の子どもたちの心情なのかなと思いました。
――今回の作品制作の難しい点は?
ジミー:(悲惨な状況をモチーフにして)夢のあるものを描こうとイメージするのが自分の中ではものすごく難しかった。この子どもたちが夢を持てる絵を……ということを考えました。
――完成した絵は被災地に贈られますが、どんな“力”になって欲しいですか?
ジミー:ただ、皆さんが明るくなってほしいです。今回被災地の子どもたちの暗い色の絵を見て、一見明るくても、本当の心の奥底には、そういうものがやっぱり残ってるんだというのをものすごく感じました。そこにもっといろんな色を付けていってあげたいという気持ちが湧いてきましたし、“これから明るく、いろんな色を付けていこう!”というのを訴えられたらなと思っています。
読売テレビ開局記念特別番組「『日本人のチカラ』~誰かのために・・・未来のために~」
日時:2011年8月28日(日) 12:35 ~ 17:30
メインパーソナリティー:辛坊治郎 / 森たけし(読売テレビアナウンサー)
AKB48 / 小籔千豊 / 杉本彩 / 月亭八方 / デーブ・スペクター /
スペシャルイベント:ジミー大西
小籔千豊のほかの記事
リンク
- 読売テレビ開局記念特番 日本人のチカラ! TOP | 読売テレビ
- インタビュー動画 | ウキキのTV研究所
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
お笑いナタリー @owarai_natalie
読売テレビが総力結集「日本人のチカラ」でジミーが巨大アート制作 http://t.co/Ol4zeoL