2年目の梵天と1年目のはるかぜに告ぐがTHE W会見でバチバチ「八つ裂きにしたい」「全然敵じゃない」

本日11月22日、「女芸人No.1決定戦 THE W 2023」の決勝進出者会見が都内で行われた。今年の決勝ではAブロックは、まいあんつ、はるかぜに告ぐ、スパイク、やす子、Bブロックは、紅しょうが、変ホ長調、梵天、Cブロックはゆりやんレトリィバァ、あぁ～しらき、ぼる塾、エルフの順にネタを披露。会見には、欠席のぼる塾、やす子を除いた10組が集結し、大会サポーターを務める鬼越トマホークも登場した。

5年ぶりの決勝進出となるあぁ～しらきは「ようやく戻ってこられた気持ちが強い。今回はもっとふざけたい。もっと楽しみたい」と心境を明かしつつ「期待しないでほしい」とも述べ、鬼越トマホーク坂井から「素晴らしいセリフですよ！いつしか、みんながお笑いに期待しすぎるようになった。原点回帰！」と賞賛される。また2年連続の決勝となるエルフ荒川は「うれしい！ 去年は同期の天才ピアニストが優勝したのを間近で見て、それぞれの人生が集まった戦いやなと思ったので楽しみです」、はるは「去年は緊張が勝ってしまったので、今年は優勝を目指して好きなネタをぶつけたい」と意気込んだ。

4年連続5度目の決勝に挑む紅しょうが・熊元プロレスは「3度目の正直ではなく5度目の正直。もう存在しない言葉になっちゃってる。さすがに決勝に出すぎているのでそろそろ優勝したいです」とコメント。相方・稲田は「いつも決勝の放送が月曜の夜8時だったんですけど、今年は土曜日になったということで、皆さんぜひ観ていただきたいと思います」「5回も出ると編成のほうが気になる」と貫禄の発言で一同を笑わせた。「M-1グランプリ2006」のファイナリストでもある変ホ長調は声を合わせて「お久しぶりです。変ホ長調です」と挨拶。小田は「最近、予選でネタを下ろしてはいけないということに気付いた（笑）。大阪の楽屋Aという劇場にたまに出させてもらって、事前に調整するようになりました」と話していた。

結成2年目で決勝初進出を決めた姉妹コンビ・梵天の姉・薪子は「正直、2年目で決勝行くってめっちゃイカツいなと思ったんですけど、1年目のはるかぜに告ぐも決勝にいて邪魔。八つ裂きにしたいと思います」とバチバチに。妹・しおたむは「沖縄の田舎出身なので、優勝して地元に学校を建てたい」と宣言。薪子は「そんなに田舎ではない！」とツッコみ、「実家がリフォームに失敗してピカチュウみたいな真っ黄色になってしまった。京都だったらなんらかの条例に引っかかるんじゃないかというほど沖縄の景観を乱しているので、いい色に塗り替えたいです」と賞金の使い道を語った。

はるかぜに告ぐ・とんずは、ライバル視されていた梵天について「全然敵じゃないです」と応戦する。続けて「ライバルはしらきさん。私が2歳のときに芸人をやってるので絶対に勝てへんから」と答えるが、急に名前を出されたしらきは「ちょっと！ やめてよ！ 計算しないでよ！」と大慌て。坂井から「同期は誰ですか？」と聞かれると、「わかんないのよ」と返し、一同を「そんなことあります？」とザワつかせた。

出番順抽選では、初決勝のまいあんつがトップバッターを引くが、「Welcome to the Party！」「波乱の大会にしたいと思います！」と前向きに述べる。また、本来のカルテット形式で決勝進出を決めたぼる塾は電話で抽選に参加し、あんりが「酒寄さんがぼる塾になってから初テレビ。それを優勝で飾れたら一番カッコいいんじゃないかと思っています」と闘志を燃やした。

会見で終始暴走していた初代王者・ゆりやんは、発言が少なかったハイツ友の会の清水に「戦場カメラマンさんもなんか言っといたら？」とムチャぶり。「風邪を引かないようにたくさん寝ます」と戸惑いながら述べる清水を「パシャ！ パシャ！」とカメラで撮影するマネをし、周りから「潰そうとしてるんじゃないか？」「なんで別ブロックの奴を潰そうとしてるのか？」とツッコまれる。また質疑応答で報道陣から「ライバルは？」という質問が飛ぶと、「ここと、ここと、ここと、ここと……」と全出演者を指差していき、最後は「ここー！」となぜか記者の1人を差し、執拗に睨みつけていた。

スパイク松浦は「ライバルは特定の誰かではなく、（審査結果の発表時に表示される）蝶々。『どうやったらこっち飛んでくんねん！』という気持ちです、マジで。蝶々モチーフのペンダントとかも嫌いになってきた」とやさぐれた発言。そんな彼女に対して、変ホ“長調”の彼方は「うちらのことは嫌いにならんといてな」と声をかけて一同の笑いを誘っていた。

決勝は12月9日（土）に日本テレビ系列で生放送される。MCは5年連続でフットボールアワー後藤と日本テレビアナウンサーの水卜麻美が担当。また大会サポーターを鬼越トマホーク、ニューヨーク、さらば青春の光・森田が2年連続で務める。