「R-1グランプリ」で10年以下の芸歴制限撤廃、サツマカワRPGの会見での直訴が叶う形に

ピン芸日本一を決める大会「R-1グランプリ2024」の開催が決定。また出場資格の芸歴制限が撤廃されることも併せて発表された。

「R-1グランプリ」は2021年に芸歴10年以下という出場制限を設けており、同年はゆりやんレトリィバァ、2022年はお見送り芸人しんいち、2023年は田津原理音が優勝。一方で芸歴11年以上の芸人たちからの「R-1に挑戦したい」「自分のネタを多くの人に見てほしい」という声も根強く、前回大会の決勝進出者会見ではラストイヤーのサツマカワRPGが「11年以上のピン芸人がめっちゃ路頭に迷っている」「TEAM近藤さんのこととかもっと考えてくださいよ！」と芸歴制限の撤廃を直訴していた。

「R-1グランプリ2024」事務局は「2024年の大会、そして、さらにその先のR-1グランプリをどうしていくのか議論を重ねた結果、R-1グランプリは、出場者の芸歴に制限を設けず、『すべての人がピン芸を披露できる大会。そして、その中からもっとも面白いピン芸を決める大会』とする方針を決めました」と発表。「若手からベテランまでがしのぎを削り、ひとりきりでもこれだけの笑いが生み出せる、これだけの表現ができる、というピン芸の可能性を感じられる大会を目指します」と芸歴制限撤廃の意図を説明している。

エントリーの受付は来月11月にスタート。決勝戦は来年の春に関西テレビ・フジテレビ系で生放送される予定だ。