既報の通り、本日発売された「ちょっと不運なほうが生活は楽しい」は、「小説新潮」で連載されている田中のエッセイをまとめたもの。「ベスト・エッセイ2022」に選出された「最高の食事」を含む20本に加え、書き下ろしのエッセイ2本も収録されている。
田中は書籍発売について「僕の半生について書かれていて、読み応えはすごくあると思います。エッセイスト田中としてがんばれるよう、たくさん反響があるとありがたい」「うちの亡くなった母が本が好きだったので渡せたらよかったんですけど、たぶん天国で喜んでくれていると思います」とコメント。また「某牛丼チェーン店で起こったおじさんとの交流は書いてて楽しかった」「港区女子とトラブルになった話は結構(書いていて)嫌でした。なんで世の中があの人たちのことを崇めているのかが今でもわからない(笑)」と執筆時のことを振り返り、「『盛ってませんか?』と言われる話もあるのですが、完全にノンフィクションです! 世の中にヤバい奴がいるんだということをわかってもらえれば」と念を押した。
記者から「結婚して不運は減りましたか?」という質問に対して、田中は「いや、すぐにありましたよ! 僕の結婚のことを各局が取り上げてくれたんですけど、再現VTRでナレーターが化け物みたいな声で俺に吹き替えをしていました。あれは不運でしたね。夫婦で『こんな声してるか?』って笑ってましたけど」と回答。一方、幸せなことについては「家に帰って、今日あったことを報告できるのがいいもんだなと思います。それだけで充実してるなと感じる。現場でスベったときは特にありがたいです」と笑顔で述べた。
今後の執筆活動への意欲を聞かれた田中は「今回の本がヒットすれば、フィクションを書いてみませんかみたいなお声もかかるかもしれない。普段やってるネタはフィクションの物語なので、その延長として何か書いてみたいという気持ちはある」と話し、「次に繋げるために、なんとしても買ってください! ここまで言わせないでください!」と必死に書籍をPR。また相方・山根については「あいつに本を渡したんですけど、まだ読んでない。あいつは俺が出ているテレビも観ないんですよ。どうかしてるよ!」と愚痴を吐き、改めて「感想待ってます!」と呼びかけた。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
田中「うちの亡くなった母が本が好きだったので渡せたらよかったんですけど、たぶん天国で喜んでくれていると思います」/アンガールズ田中が本日発売の自著を猛アピール、山根にも「感想待ってます!」 - お笑いナタリー https://t.co/NW0iK7H06U