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「あんぎゃー」は、宮川大輔とケンドーコバヤシが「全国47都道府県を行脚(あんぎゃ)しよう!」という目標を掲げ、2009年からおよそ月1回のペースで全国各地にて開催しているトークライブ。ライブでは2人が現地で体験したことを始め、楽屋話や時事ネタなど思いつくままにトークを繰り広げている。
2人で全国を巡ることに関して「心配事はなかったが、思ったほど楽しみもない」と語るケンコバ。その理由を尋ねると「各都道府県に女を作ろうと思ってたんですけどそう簡単にはできひん」と語り、「『男はつらいよ』状態ですよ。各地でフラれ、ほんま寅さんです」と哀愁を漂わせた。さらには「もしうまくいったらその土地に永住しますよ。“住みます芸人”をどけて僕が住みます」というコメントも。
今回発売されたDVDには新潟公演の模様が収録されており、“魚のアメ横”と言われる寺泊の魚市場で魚や蟹を堪能した2人。食べ物の話もあんぎゃートークの1つだが「地方都市に行って土地の物を食べて、もう1軒行こうとなるとキャバクラしかなかったりするんですよ。で、行きますね。この前行った佐賀も、どんだけ佐賀の人に聞いてもいい店がなかったんですよ。佐賀の人が『やめとけ。ほか行け』ってみんな言うんです(笑)」とその苦労も楽しんでいる様子だった。
宮川と長く過ごしているだけに「大輔さんに言われて嬉しかったことがあるんですけど、これはもう人には言わないでおこうと決めたんです」と、濃い話も。「逆に辛かったんは、陰口言うてんの聞こえたとき(笑)。俺がウンコ行ったときに『あいつすぐウンコ行くやろ』って言われたんは、ほんま辛かったです」と嘆いた。宮川といえば後輩芸人たちにプロレス技などをかけるという楽屋トークをよく耳にするが、ケンコバには一切やらないそう。「出会いが大事やったんでしょうね。一晩中技を受け続けて相手が攻め疲れするという希有な例やったんで。そうなったら面白くないんでしょうね。相手がのたうちまわるのを見てゲラゲラ笑う人なんで」と得意げに語った。そこで宮川が手を出すのは、同番組の作家で、元お笑いコンビ・誉の遠藤敬。3人は宮川がNSC大阪9期、遠藤が10期、ケンコバが11期という間柄で、「だから遠藤さんはのたうちまわされてますよね。全国の名所でこかされますから」とケンコバは笑った。
あんぎゃーでは、これまで日本のみならず海外にも進出。タイでも多くの人たちがライブに駆けつけた。「佐賀でも『熊本から来ました』とか隣県から来てくれるんですけど、タイの時も『ベトナムから来ました』って隣国から来てくれて。番組のこともすごく詳しくて」と、タイでのライブがよほど好印象だったようで「初めてやのに飯もすごく好きでした。僕時計好きで、ほかの国の時刻に設定できる時計があるんですけど、タイに設定してますから。『今タイは何時やねんな』ってよく思いますね」と熱く語った。しょっちゅうロケでタイに行っている宮川に対しても嫉妬からか「どう考えても怪しいんですよね。そんなに祭がタイに集中してるかと。僕は八百長説を唱えてます。『世界の果てまで(イッテQ!)』言うてますけど、あれ『タイの果てから』ですよ」と苦言。「僕もタイの仕事やったらどんな仕事でも断らないです」と切望した。
最後に「こんなツルツルのパッケージなかなかないです。でも中身はツルッとしない、スベらない感じです」とコメント。今後のあんぎゃーについては「死ぬまでやろうって言ってて。日本何周もしたいです。あと、タイに忘れもんしてきたんですよ。あの時はぎっくり腰だったんで今度は全力出した自分を試してみたいですね」と思いを馳せた。
あんぎゃーの最新情報はオフィシャルブログとTwitterに掲載。また公演先の店情報なども毎回募集しているので、ぜひチェックしてみよう。
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リンク
- 宮川大輔×ケンドーコバヤシ あんぎゃー - YOSHIMOTO R and C CO.,LTD.
- 宮川大輔×ケンドーコバヤシ トークライブ『あんぎゃー』 ライブレポート
- 宮川大輔&ケンコバ(angyaaa) on Twitter
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お笑いナタリー @owarai_natalie
「ほんま寅さんです」ケンコバが全国行脚ライブの裏側を語る http://natalie.mu/owarai/news/53289