ちゃんぴおんず「お笑い有楽城」ミスも笑い飛ばし優勝、ラジオ大好き大ちゃん「泣きそうー」

ちゃんぴおんずが、4月8日深夜に放送された「オールナイトニッポン0（ZERO）～決戦！お笑い有楽城～」で優勝した。

ニッポン放送と日本音楽事業者協会が共同制作する「決戦！お笑い有楽城」は、若手芸人が「オールナイトニッポン0」の単発パーソナリティの座を懸けてラジオ形式でトーク力を競う大会。今回は、風穴あけるズ、観音日和、きつね日和、センチネル、ちゃんぴおんず、徳原旅行、ナイチンゲールダンス、ネギゴリラ、春とヒコーキ、フランスピアノ、ポテトカレッジ、まじん、よだれどり、リンドバーグの14組が出場し、松村邦洋、富田望生、ANNチーフディレクターの金子司氏が審査を務めた。

「今年あったこと」をテーマにした予選ラウンドでは、高級クラブでママをしている女性と交際していたという日本一おもしろい大崎が、その破局と意外な引越し先にまつわるトークを展開。そして決勝ラウンドではその元彼女との夜の営みの最中に起きたハプニングや、高校野球部時代の「甲子園ベスト4」の真相を明かした。大崎のトーク尺はエンディングのジングルとタイミングばっちり。完璧な締めくくりだと思われたが、なぜか大ちゃんが新しいエピソードを語り始め、時間内に収まりきらないという失態も彼ららしく笑い飛ばした。

優勝したちゃんぴおんずは、単発ANN0パーソナリティ権と共に賞金10万円を獲得。収録後には2人で取材に応じた。「オールナイトニッポン」リスナーで、霜降り明星、ナインティナイン、オードリー、三四郎らの番組を愛聴するほか、若手芸人の単発特番や2018年から19年にかけて放送された「四千頭身のオールナイトニッポン0」には「いいなあ」と嫉妬心も抱いていたという大ちゃん。念願である自身のコンビ名を冠した「オールナイトニッポン0」を担当できることに「泣きそうー」とこぼす。

優勝特番でどんなコーナーを行うのかも2人の楽しみだが、予選でも決勝でも発動していた、名前を呼ばれた大ちゃんが繰り出すリズムギャグの使いどころが大崎の悩みの種。「（リズムギャグは）やったほうがいいけど、普通の会話もしたい。その解決策をリスナーのみなさんに聞きたい」とメール募集を希望した。

特番に向けて、大ちゃんは「大変光栄な機会をいただきました。ちゃんぴおんずのことをこの放送で知っていただいて、少しでも好きになっていただけたら。これからもっと売れたいと思っているので、『ちゃんぴおんず、あのときから面白かったよね』って言われるような放送にしたいです」と意気込む。大崎は「リスナーさんの『面白いな』『ちゃんぴおんずいいな』というお声が増えれば増えるほど、レギュラーに近づけると思いますので、みなさま本当に、『面白い』と言ってください！」と懇願する。「お笑い有楽城」の中でも語っていた通り、野球部とサッカー部でそれぞれ活躍していたことから、とんねるずへの憧れも口にしてきた彼ら。かつてとんねるずが「オールナイトニッポン」を担当していたことにも触れて「絶対パーソナリティになります！ いつかレギュラー持ちたい」と夢を掲げていた。

このほかちゃんぴおんずとの質疑応答の様子は下記の通り。「ちゃんぴおんずのオールナイトニッポン0（ZERO）」の放送日は決まり次第アナウンスされるので、続報を待とう。なお「決戦！お笑い有楽城」はradikoのタイムフリー機能で聴くことができる。

ちゃんぴおんず コメント

──優勝おめでとうございます。率直な今のお気持ちを。

大ちゃん：うわーもう、まず、最高ー！

日本一おもしろい大崎：率直だねえ（笑）。

大ちゃん：僕「オールナイトニッポン」大好きで。本当に憧れてて。

大崎：本当にラジオ大好きだもんね。

大ちゃん：めっちゃ聴いてて。「タラッタ♪」（ジングルの「ビタースイート・サンバ」）の音楽で今日できたのも、それだけでめちゃくちゃ興奮しました。その番組を、2時間できることになりましたから。

大崎：僕も本当にうれしいんですけど、予選の2分半と決勝の5分、合計8分くらいを相方としゃべれたってだけで幸せ。それについてきたのがたまたま優勝ってだけですね。

大ちゃん：え、何を挽回しようとしてるの？（笑）

大崎：いいふうに思われときたいじゃん!?

大ちゃん：こういうところでね？（笑）

大崎：いいふうにさー！ いいふうにだよーん。いやー、でもありがたいです。選んでいただけたっていうことに感謝です！

──トークはどうやって磨いてきた？

大崎：漫才協会にも入らせてもらっていて、寄席出番が10分間なので普通のネタだけではやっていけないんです。トークも織り交ぜないといけない。あと、この出演のお話をいただく前に自分たちでYouTubeでラジオを始めていました。そこでお互いのパーソナルな部分を知っていけた、というのもいいきっかけになったのかなと思います。

大ちゃん：いつか地上波で番組をやりたい、何かにつながればいいなという思いでYouTubeラジオを始めたら、こんな結果が……！

大崎：早めに来た。まだ4回くらいしかラジオ録ってないのに！ 早ー。結果出るの早ー。

大ちゃん：優勝させてもらった「おもしろ荘」のイメージでリズムネタの芸人だと思っている方も多い。こうして自分の素を出して、会話でお客さんに喜んでもらえるのはちゃんぴおんずとしてもね？ （自分を見ている大崎に対して）何？ 何？ いいじゃないですか！

大崎：いいヤツやなあと思って（笑）。

大ちゃん：今日は大崎さんの生きざまがこうやってお届けできて。

大崎：俺がさらけ出しただけだぞ！ お前はヘラヘラ笑ってたけど！ 俺は身を削って削って。それで今度は2時間あるんでしょ!? どんだけ身削らないといけないの。俺、なくなるんじゃないの？ でも芸人として楽しいエピソードをいっぱいしゃべれてよかったです。

──緊張を感じさせない楽しいトークでした。

大ちゃん：（大崎は）先輩で、飲みに行ったりもするし、（普段の）そのままを出せた。今日も「あんまりカッチリ決めない」って大崎さんが……。

大崎：おいおい。あんま言うな、言うな……。言うなよーう。

大ちゃん：あはははは！（笑） もう頼りになる先輩で。僕が、ジングル鳴ってから会話し始めたのも……。

大崎：あれおもろかった！ もう終わるところなのに次のエピソードしゃべり出すから。「こわ！」と思ったよ。どういう感覚!?

大ちゃん：僕、すぐミスるんですよ。

大崎：音楽が鳴って、終わったんだよ？

──賞金10万円の使い道は？

大崎：出た！ これマジで返さなきゃいけない？ もうちょっと待ってよ。

大ちゃん：2万5千円貸しているんですよ。このピンクの衣装代。先輩ですよ？

大崎：先輩だからって借りちゃいけないってルールはないですもんねえ？

大ちゃん：「いつかお笑いで返すから」って言ってたじゃないですか。

大崎：これはちょっとやめてぇ……？

大ちゃん：今ケータイ止まってるんですよね？

大崎：ケータイ止まってる。（賞金が知らぬ間に生活費に消えた、前回優勝者の）さんぽの岩永さんとまったく一緒の使い道になりそうですわ（笑）。お前は？ 奥さんに？

大ちゃん：僕、去年8月に結婚しまして。指輪あげてないけど……。引っ越しをそろそろしようと思っているので、奥さんが欲しい家電とか。高いか。

大崎：でも8万円（大崎）と2万円（大ちゃん）だから。2万円で何か買ってあげな。

大ちゃん：なんで!? やば！

大崎：そうですよね？ だって俺、身削ってるんだもん！

大ちゃん：これはもうワタナベエンターテインメントに助けてもらいます。これは本当にそうなりかねない（笑）。

大崎：そうします！ ……嘘だよ（笑）。

大ちゃん：僕はこういう賞金はお笑いのことに使うって決めていまして。この衣装が一張羅なので、もう一着買いたい。残ったら奥さんや後輩に使いたいです。

大崎：僕はケータイ代払って、残ったらベタで申し訳ないですけど、ギャンブルに。

大ちゃん：イイ！ 突き進んでくれ（笑）。

大崎：馬にね。その結果を番組で報告したいと思います。

大ちゃん：あ、そのロケ行きましょうよ！

大崎：ついてくんなよ、楽しみたいんだから。俺、そんなことなったら負けんねん！

大ちゃん：一個企画できた（笑）。