同番組にミキが迎えられるのは今回で4度目。初回登場時は緊張のあまり昴生の声が小さくなり、2回目は昴生が収録に遅刻、そして3回目も昴生のこまごまとしたミスが重なり、いまだ完璧な仕上がりを披露できていない。そのため、通常はゲストのことを深掘りするはずのトークパートも言い合い続き。今度こそ成功させようと、1回目からコント脚本を担当してきた
東京03とミキが演じたのは、コント「その日私は」。小説好き仲間のうちの1人が行方知れずとなり、警察で彼と最後に会った日のことを小説好きならではの豊かな表現を駆使して証言していき……。蓮見は、噛んでしまうなど昴生のミスを想定した台本だったと述べるが、できあがりを聞いた飯塚は「中途半端だったんですよ。続けられないほど下手でもなかった」と残念そうにコメント。同調する角田、豊本、亜生、蓮見の4人に対し、昴生は「歯に衣着せろ!」と言い返し、角田の小さいミスを見つけたり、蓮見の台本に難癖をつけたりと、1人牙をむいて反抗する。
その流れでトークパートもこれまで同様、コントの反省会もとい誰が悪いかの“裁判”の様相に。お笑い談義はなくとも大盛り上がりの掛け合いが繰り広げられている。昴生は、自分への辛辣な意見を蓮見がコントのキャラクターに言わせていると主張。果たしてこの言い争いの結末は。
収録後に話を聞くと、次はこれまでの経緯を知らない、昴生にとって敵でも味方でもないフラットな状態のダウ90000の女性メンバーから数名招いてエキシビション的なコントを録ろうというアイデアが。昴生は「女の子からの厳しい言葉は僕泣きますよ!」と弱腰で、「忽那(文香)さんやったらええわ! あの子朗らかやから」と指名していた。
なお本日の放送は「さらに12月もやりますスペシャル」で、ミキは20時台に登場。21時台には最高の人間の
収録後コメント
──今日はどんなお気持ちでこのスタジオに来ましたか?
昴生:台本が届いて目を通したとき、手が震えました。怒りで!
亜生:怒りで? 緊張やろ?
昴生:もう両方で!
一同:あはははは!(笑)
昴生:コントの中でここまでこき下ろされて、ギャフンと言わせたろうと思って来ました。蓮見はコントの人物に自分のメッセージを言わせ、それを飯塚さんはまるで自分の言葉かのように僕に投げつけてきて……! コントとリアルの狭間みたいなことになってましたやん。
亜生:いいことやん!
昴生:よくない! コントはコントや! 今までの3回分で溜めてきた気持ちを蓮見がぶつけてきた。僕への挑戦状です。受けて立ちましたよ。そして、完敗ですよ!
飯塚:あ、自分で言ってくれた(笑)。それがすべてだよ。
昴生:玉砕ですわ!
──亜生さんはやってみていかがでしたか?
亜生:僕は、ちゃんとしなあかんというプレッシャーがすごかったです。フリの部分なのでミスれない。これまでのこともあって、今回はお兄ちゃん以外の人たちに重圧がかかりました。
昴生:そうは言っても、1人ミスってはりましたけど。
角田:(笑)。
飯塚:でもお兄ちゃんのに比べれば……。
昴生:もう壮大なコントですよ、これが! みんなでコントを作ってるやん。
──東京03のお三方は、こうしてコントを収録しては言い合いをして、ミキとの距離は縮まりましたか?
飯塚:お兄ちゃんが本当に好戦的なんです。すごく怖い。
昴生:違いますよ、東京03さんがマジで怒ってるか怒ってないかわからん顔してるんですよ。
飯塚:怒ってないよ(笑)。
昴生:飯塚さんはね? 角田さんは、マジでわからん。豊本さんは完全に怒ってる。
豊本:楽しいんですよ、正直。ただ、ラジオなのに立ってウロウロするじゃないですか。音声さんが大変なんだろうなと。そういう配慮をしたほうがいいんじゃないかなとは思います。
昴生:あの人だけガチなんです!
角田:亜生くんが昴生くんに対して厳しくツッコむところ、あれがたまらなく楽しい(笑)。大好きです。
亜生:僕はこのラジオを通じてお兄ちゃんの真面目なところが伝わっていてうれしいです。真面目で、規則性があるお笑いをやってるってことが。今日も、練習しなくていいのにタクシーで読み込んでいたし、漢字の読み方や意味を全部調べていて。普段ギャー!って言ってガサツやと思われてるんですけど、それとは違う部分が出ているのがありがたいです。
昴生:ガサツなところも出てるけど? ギャー!ってすごい言ってるけど?
飯塚:勝手に出してるんでしょ? コントをやればいいだけなのに。
昴生:コント暴力です! コントハラスメント! コントの中に僕を陥れて!
飯塚:こんなこと言いたくないけど、やっぱり面白いなと思いますよ(笑)。言いたくないけどな!
昴生:なんで言いたくないねん!
飯塚:こんな状況に耐えうる人、いないよ。ここまで全員で総攻撃して、それで「かわいそう」に全然ならないのがすごい。面白くなっちゃうんだから。
亜生:5対1のケンカでずっと互角で戦ってるみたい(笑)。
昴生:僕は東京03さんとミキの3対2やと思ってたんですよ。そしたら4対1になって、なんか(蓮見も加わって)5対1になってて!
一同:あはははは!(笑)
──5回目があるとして、次こそ成功するためにアドバイスを。
飯塚:台本を1回読み込んで、どう動くのが合っているのか考えてさ。
昴生:めちゃくちゃなこと言ってるやん! 今日は「読み込むな」とか言ってたのに。
飯塚:違う、違う。そういうことじゃなくて。そういうことじゃなくて! わかるじゃん?
亜生:あははははは!(笑)
飯塚:どういうコントなのか、どこが面白いのかわかりなさいよ。
昴生:オイ! オイ!! 見とけよ「M-1」! 優勝したるからな! M-1チャンピオンになったら僕が漫才の台本書いて、漫才やってもらうから!
飯塚:それはぜひ、やりますよ。漫才やったことないから、僕らが間違ってたらいくらでも言ってよ。
昴生:いや、でもそれはちょっと緊張するな……。やめときます。
──最後に蓮見さんから聞きどころを。
蓮見:昴生さんがどれくらい考えてきて、どれくらいやっているかを楽しんでいただければ。東京03さんのライブを好きでよく見てるっておっしゃるんですけど、本当かなあ?って思っていて。(東京03の単独公演タイトルの)「ヤな塩梅」っていう部分しか飲み込んでいないんじゃないかと(笑)。
東京03の好きにさせるかッ!
NHKラジオ第1 2022年12月22日(木)20:05~20:55、21:05~21:55
<出演者>
東京03
ゲスト:ミキ / 岡野陽一 / 吉住
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