気軽に話すことがはばかられたり、真偽不明な情報に惑わされたりしがちな「性」について、意外な学問を切り口に目から鱗な真実を届けるというこの番組。今回は「セックス×薬史学」「男の下着×男性学」「生理×生物学」「春画×社会心理学」の4つのテーマを掘り下げる。
ラランド・サーヤ コメント
前回も思いましたが、時代によって社会が変化しているのと同時に、性の問題も変化しているというのが知ることができるのが単純に面白いです。男性の下着をとってみても、昔はふんどしが主流で、履いてないと徴兵検査で落ちがちだとか、今だったら面接でそんなことしていたらセクハラやパワハラで炎上しそうですよね。私の場合、学生の頃からダイバーシティという言葉が当たり前にあって、社会は多様性が受け入れられているものだと思っていたら、意外と上の世代の人に「え?」って顔をされたりするので、自分とのギャップを感じることがあったんです。でも今日のVTRを見て、時代によって「これがよし」と決まっている中で生きていたらその一律の価値観になっていくのがよく理解できた一方で、たまたま世の中をリベラルに見られる時代や環境にいさせてもらっているだけなんだと衝撃を受けました。性について話しているのが大前提ですが、そういったものの見方や価値観への発見や驚きもあるのがこの番組の魅力だと思います。どの年代の人も、性の話には興味や関心があると思うので、ぜひいろいろな人に見てもらいたいです。どんな世代にも間口を広げている番組なので、軽い気持ちで見ていただければ。
マキタスポーツ コメント
性への切り込み方や広がり、深さを、明るく語り、というのがこの番組の好きなところです。そういったことをコンドームの姿で案内をするという立ち位置がまた面白いですよね。今回は薬史学から性について考えてみたり、男性用のレースのパンツが登場したり。人が昔からずっと同じ悩みにトライ&エラーしてきたということや、無意識に自分が1つのパターンにハマっていた“量産型おじさん”で、おじさんってやっぱり新しいことには弱いんだということも知ることができて、なかなかに興味深かったです。個人的な見どころは、サーヤさんが、バイアグラの認可が異例の速さだったという事例に「なんでだよ!」と瞬時にツッコんだところ。薬の歴史から男性社会の構造も知ることができて、多様性を考えられる番組にもなっていますし、新たな発見や面白みが得られる番組です。
はなしちゃお! ~性と生の学問~ 夏休み特集
NHK Eテレ 2022年8月12日(金)、8月19日(金)22:30~22:59
<出演者>
MC:ラランド・サーヤ
12日:まっきぃ(声:マキタスポーツ) / 丹羽咲江(婦人科医)
19日:エリイ(Chim↑Pom from Smappa!Group) / 成田悠輔(経済学者)
語り:増田明美
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ペニ助(二代目) @PeniSuke_desu
ペニ助もワンチャンあるかぺに!?
サーヤMC「性と生の学問」2週連続で、マキタはコンドームの妖精役(コメントあり) https://t.co/tqRD4NS1C6 https://t.co/z5jARfPRDu