マヂカルクリエイターズ生配信は鉄板企画の集大成、オズワルド伊藤「大回収してる」

「マヂカルクリエイターズ」（テレビ東京）発のオンラインイベント第3弾「マヂカルクリエイターズRemix」が4月16日に生配信された。

「地上波でのシーズン3実現につなげたい」との目標を掲げて鉄板企画3本立てとなったこのイベントには、番組レギュラー陣のマヂカルラブリー、オズワルドのほか、真空ジェシカ、ママタルト、ダイヤモンド、さらにこれまで番組を盛り上げた人たちが続々と出演。マヂカルラブリー・野田クリスタルは相方・村上との漫才風オープニングで「前回の配信が賛否両論だった反省を生かして、シーズン1、シーズン2の人気者だけを集めた」と説明した。

村上が進行を担い、野田が「すべてが見えすぎる男」、オズワルド畠中が「監視員さん」に扮する中、1人だけ事前に何も聞かされていないオズワルド伊藤が翻弄される形で生配信は続いていく。最初の企画「フレッシュ擬人化アイドル座談会」には、牛丼の擬人化・牛丼兄弟（ママタルト）、四肢の擬人化・リトル手足シスターズ（ダイヤモンド）、普通の学生・真空ジェシカ・ガクと昔流行ったペンケースの擬人化・昔能変慶（真空ジェシカ川北）が集結した。各キャラクターは「一番きつかった仕事は？」とのトークテーマでエピソードを披露したほか、「あなたの特技を見せてください」のコーナーで伊藤をターゲットに特技を実演。昔能変慶はラジコンのような「自動ラモ」を操縦したが、伊藤に蹴飛ばされていた。

擬人化アイドルたちのために占い＆サイキック芸人・キックが登場すると、緊急特別企画「キックは地球を救う」がスタート。舞台上に設置された“地球”に向かってキックが目隠しで全力ダッシュをし、地球の目前ギリギリで止まったら安泰、地球に衝突したら滅亡、というルールで地球の未来を占った。ここでキックがスーツを脱ぎ、かつてネタ番組で脚光を浴びていたときのようなムエタイ選手の姿に変貌すると、芸人たちからは歓声と拍手が。ムエタイネタで自ら集中力を高めたのち、キックが占った地球の未来とは果たして。

続く「脱・うんこち○こ謎解き」なるコーナーは、謎解きクリエイター集団・タンブルウィードの森雄平による謎解き問題にクイズ作家・矢野了平が挑むもの。ここでは数々の謎解き問題が真剣に出題され、周囲の芸人たちも謎解きと解説を楽しんだ。矢野了平が1問目を見事に解いた際にはご褒美のショータイムが開演。このショータイムには“クイズ界のクリカン”こと日高大介が出演する予定だったが惜しくも病欠となり、その代役として伊藤が松山千春の「長い夜」に乗せてモノマネメドレーを披露した。最終問題は「機材トラブル発生か」という雰囲気に見舞われつつも謎解きが続行。結果的には村上が「すごい問題！」と感嘆の声を上げた。

最後のコーナーは「番組を代表する2大ウソつき」こと、ありがとう・ぁみと街裏ぴんくによる怖い話対決。怪談家と嘘漫談家のどちらがリアリティのある本当っぽい話ができるか、野田が判定することになった。ぁみが最初の怪談を終えたあと、野田や伊藤はその話の細かい部分を問い詰め、村上が「勘弁してください」と制止する。一方、街裏ぴんくの話は、その冒頭から嘘が疑われた。2人の怪談が2周目に突入すると、ぁみの話をすでに誰も聞いておらず、イベント序盤に出てきた「自動ラモ」がここにきてまさかの大活躍。街裏ぴんくの2周目の話には野田から「嘘すぎるなぁ」との声が飛んだ。どちらの話がより本当っぽかったのか、野田が最終ジャッジを下そうとするのだが、なんとそこには……。

ラストに何段階もの仕掛けが用意され、ただの悪ふざけのようで緻密に練り込まれた生配信は、事前に内容を聞かされていないという伊藤が「大回収してるな」と感心するほど。急展開を繰り返して約2時間で大団円を迎えた「マヂカルクリエイターズRemix」はテレ東LIVE、FANY Online Ticketで4月24日（日）23:59までアーカイブ配信されている。チケットは同日18:00まで販売中だ。