募金活動も実施、「WEL BATTLE」大盛況

昨日4月3日、東京・新宿明治安田生命ホールにて、ワタナベエンターテインメントによる「WEL BATTLE」が開催された。

この日は恒例ライブ「WEL BATTLE」「WEL CARNIVAL」「WEL」の3公演をチャリティライブとして実施。1部の「WEL BATTLE」は、次世代のスター候補生によるネタ、他事務所対WELメンバーによるネタ対決、企画コーナーの3部構成になっており、今回MCはロッチが担当した。

“滑舌悪い芸人”のコカドがライブの説明をすると、言葉に詰まるたびに会場からはクスクス笑いが。コカドは「こんなんいっぱいありますからね！ “エンターテインメント”に名前が変わる会社が増えてて、もうギブですよ！」と訴えた。一方中岡は、最近募金活動をするとなぜか自分の前の募金箱にお金が集中するという疑問を告白。ある日隣にいたホンジャマカ石塚から「中岡君は人気あるんだね」と言われて困ったというエピソードを明かした。

ネタコーナーには、乙、マンTENブラザーズ、ソフトアタッチメント、ミリオンズが登場。対決ネタコーナーでは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーのトンファー、南国姉妹、すずらん、WELメンバーのペパーミントの風に吹かれて、サンシャイン池崎、笑撃戦隊が相まみえた。

初めて南国姉妹・国場と話したロッチは国場独特のボイスと喋り方に驚愕。ロッチが「笑わないであげて」と観客に呼びかけると、国場は慌てて「笑ってください！」と訂正した。その後も笑いの続くよしもとトークや突然のハプニングに、笑撃戦隊は「コーナーのオープニングからよしもとさんに笑いの神が降りすぎ」と動揺。しかし「だーいじょうぶだ！ こちらのチームには池崎がいる！」と池崎がWELメンバーをあおった。3名のテレビ局ディレクターによる審査の結果、この対決は2対1でよしもとの勝利。しかし審査員の感想で「お客さんに助けられている感じが良かった」と褒められた池崎は「チームは負けましたけど、僕は勝ったので万事OKです！」と悔しさのかけらも見せなかった。

コーナーでは「出会い・・・そして別れ」をテーマに、トーク。サンシャイン池崎、笑撃戦隊、ソフトアタッチメント、ミリオンズそぼくの6人がトーク。池崎とそぼくが隣同士のため、冒頭から賑やかな絡みを繰り出し、コカドは「あー、カロリー使うわー今日」とぼやいた。ソフトアタッチメント町田が、中学時代に不良だった自分と、真面目なクラスメイトだった相方・平谷との出会いを話すと、池崎は「高校時代、不良にイジられてたから怖かった」という話に。「それはイジメじゃないのか」という全員の疑問から、中岡は「（何かされたときの）返しが大事。僕はイジられるかイジメられるかギリギリで生きてきた！」と、経験から得た貴重なアドバイスを伝授した。

エンディングでは、「ニッポン インポッシブル」（フジテレビ系）の企画で3カ月間ひたすら県境を歩いてきた乙が改めて挨拶。西田は、その間伸びすぎてしまった髪を相方の島山が切らせてくれず「30過ぎてロン毛はどうかと」と愚痴を言い、「誰に言うてんねん！」と久々のライブ復帰にもかかわらず中岡の怒りを買ってしまった。

ライブ終演後は「WAEチャリティープロジェクト」募金活動を実施。中山秀征、ネプチューン、我が家、ロッチ、ハライチ、アンガールズ、ザブングル、フォーリンラブら多数の芸人たちが、募金したファン全員と感謝の握手を交わした。この日集められた募金は、日本赤十字社を通じて東日本大震災の被災地復興のため全額寄付される。

次回の「WEL」は5月1日に同劇場にて開催。チケット発売はローソンチケットにて4月6日から開催される。