かまいたち山内「吉本を支えているという自覚を持って」NGKの観客笑わせる

吉本興業の創業110周年特別公演「伝説の一日」が大阪・なんばグランド花月で開催されている。本日4月3日「千穐楽壱回目」公演後、かまいたちと桂文珍が囲み取材に応じた。

10年前、100周年記念の「伝説の一日」では「僕ら目当ての方はほぼ0だった」というかまいたち。濱家は「今回はちょっと『おおー』という声もいただけてうれしかった。笑っていただけるようにという気持ちでやらせていただいた」と出番を振り返る。山内は前回の「伝説の一日」について「印象に残っているのは打ち上げ。帰りにタクシーを配車してもらっていたんですが、かなりベテラン芸人の方も来ていて社員さんがビビっていたのか、乗った時点で9000円いってた。それくらい早く呼んでいた」と思い出を紹介。当時からこの10年で大きく飛躍し、「吉本を支えているという自覚を持って出番をまっとうした」と堂々と話していた。

出演者が多いため、通常の3分の1ほどの3分半というネタ尺だった。濱家は「時間オーバーしているのに『ZIP!クビ』をねじ込んできたので、しばきました（笑）」と短い時間ながら山内のアドリブを楽しんだ様子だった。

桂文珍は「お客さまがいっぱいにお越しいただくのがありがたい。こちらが笑いを届けているんですが、元気を返していただいてるよう。久々に、生きててよかったなあと。この仕事しててよかったなあと思いました」としみじみ。「若い人の成長が楽しみ」と言い、「次の世代の人たちには私を台にして前を行ってもらい、その背中を眺めながら、死にたい（笑）」と次世代の活躍に期待した。