「第3回沖縄国際映画祭」“笑顔のまんま”で閉幕
2011年3月28日 12:17
1 お笑いナタリー編集部
昨日3月27日、3月18日から10日間にわたって開催された「第3回沖縄国際映画祭」が幕を閉じた。
最終日に舞台挨拶を行ったのは映画「ラブポリス~ニート達の挽歌~」に出演している平成ノブシコブシ吉村とダイノジ大地ら。吉村は「初めての映画祭ということでかなりテンションが上がってます!」と大声で挨拶し、大地は「張り切ってジャケットを着てきたんですが、前が……締まりませんっ!」と悲痛な叫びをあげた。
“モテない、金ない、仕事ない”という主人公を演じた吉村は、「今もそれと変わりませんからね~、ある意味ドキュメンタリーです」とコメント。タイトルの「ラブポリス」の意味を聞かれた監督が「語呂がよかったので……」と答えると吉村は、「このポンコツ監督!」と破天荒なツッコミを入れていた。
コンペティション部門「旅シヨーット!プロジェクト」のトークショーには最終日に沖縄入りしたロザンが登場。菅が「ロザンの自伝的小説『京大芸人』と『京大少年』の監督をやってみたい」と言い出し、「俺役を小池徹平さん、宇治原役を豊川悦司さんにしたい」と理想像を語ると、宇治原から「ロザンの設定なのに、配役の2人が年離れ過ぎやろ!」とたしなめられた。
「銀河鉄道999」のトークショーでは、スリムクラブが出るとあって会場に多くの親子連れが来場。内間が「筋肉ムキムキの警察官役をやりたい」と弱々しい跳び蹴りを披露したり、「『実写版 鶴の恩返し』を撮りたい。映画時間は1時間40分で、鶴役は鶴見辰吾さんに、おじいちゃん役は山崎努さんに、おばあちゃん役は友近さんにやってもらいたい」と語るたびに、真栄田は「内間は本当に面白い。コンビを組めて良かった」と眼を細めていた。
そしていよいよクロージングセレモニーとなり、司会の今田耕司、佐藤麻衣、木夏リオが各賞受賞作品を発表。前回、森三中・黒沢主演映画「クロサワ映画」が受賞したゴールデンシーサー賞は、中谷美紀ら出演の映画「阪急電車 片道15分の奇跡」が受賞した。その黒沢が今回も主演した「クロサワ映画2」は、「印象深い作品」ということでスペシャル・メンションを受賞。壇上に上がった黒沢は「シェイシェイ。本当にびっくりしました。ありがとうございました!」と感激していた。
「オールエンディング~歌って踊ってまた来年~」では、ガレッジセール、チュートリアル、博多華丸・大吉、タカアンドトシがMCを担当。ミュージシャンのセッティング中に行われたトークでは、タカが「僕のイメージでは、(沖縄の人は)みんなが具志堅(用高)さんみたいな人だと思ってました」と言い、「具志堅さんは(沖縄の中でも)まれです!」とゴリは大いに否定した。最後はテーマソング「笑顔のまんま」を、BEGIN、会場の観客とともに大合唱。多くの芸人たちも舞台に集合し期間中最高の盛り上がりを見せた。
映画祭期間中、芸人たちが協力を呼びかけ集まった義えん金総額は971万8485円(27日15:00時点)。また、タオル、カイロ、缶詰などの物資も多く寄せられており、これらはすべて日本赤十字社を通じて被災地へ送られる。
お笑いナタリー @owarai_natalie
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