守谷日和「全日本表現力選手権」会場一体になり「タッチ」表現、憧れのキスクラも

「全日本表現力選手権」が昨日2月15日に東京・ルミネtheよしもとで開催され、守谷日和、ガリットチュウ熊谷茶、とにかく明るい安村、藤崎マーケット、インポッシブル、トット多田、ネルソンズ岸が出演した。

“表現”を競うコンテストという設定で音楽に合わせて舞い踊る「全日本表現力選手権」は、「オールザッツ漫才」（MBS）でも話題となった守谷日和のネタ。これを初めてイベント化した同名公演では、守谷をはじめとした出演者たちが個性あふれる“表現”を繰り広げ、何を表現しているか当てるクイズや即興振り付けにも挑戦した。

まずは守谷が一青窈「ハナミズキ」、久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG」の2曲をほぼフルコーラスで披露。続いてエレガントな衣装に身を包んだ多田、インポッシブル、藤崎マーケット・トキ、安村、熊谷が順に登場してコブクロ「桜」を身体いっぱい使って表現し、観客を不思議な世界へと誘う。守谷は、MCの藤崎マーケット田崎に冒頭の2曲による尺の使いすぎをさっそく反省ポイントに挙げられつつも、「最高の予感がしてます。未来、希望、光が見える」とイベントの成功を確信した様子。ほかのメンバーも「表現の向こう側を見せたい」（熊谷）、「この時間、一生続け」（安村）、「すごく興奮しています」（岸）と楽しんでいたが、どんな公演になるのか恐れるトキは「私はすぐにでも帰りたい！ 恥ずかしい！」と同期である守谷に文句を垂れた。

一部から不満も噴出したが、一同は会話に“表現”を織り交ぜるなどして“表現”を満喫。“表現”に夢中になってスタッフからクイズ回答用のフリップやヘッドホンを受け取れない事態も発生した。プレイヤーがどの曲を表現しているか当てるクイズでは、いかに歌詞を把握しているかが鍵に。守谷がコンロに点火し、棚を開けて紅茶を探す素振りを見て槇原敬之「もう恋なんてしない」だとわかった安村には大きな拍手が送られたが、守谷が無意識に口パクで歌っていたことも発覚し、ブーイングが起こる。

「エキシビションの部」では、守谷がどうしてもやってみたかったというフィギュアスケート演技後のキス・アンド・クライを再現。モニターにはコーチと並んで採点を待つ守谷の姿が映し出された。点数と共に1位という結果が出ると守谷は、実際の選手かのように涙しながら歓喜する。「急遽捕まえた」というコーチ役のスタッフも、守谷を労ってしっかりその風格を醸し出していた。

最後は岩崎良美「タッチ」の歌詞を全員で振り付けし、それを舞いながらエンディングを迎えることに。ここでは熊谷が「4、4になって集まろう！」「偶数の人がタッチするっていうのは、どう？」と積極的にアイデアを出し、団結を図る。そして数分で完成した振り付けを全員で披露。ラストの「タッチ！」は観客も参加するユニークな演出が施され、会場には高揚感が漂ったままステージの幕は閉じた。