来週3月11日に鈴木おさむの最新小説「芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~」が太田出版より発売される。
これは「Quick Japan」にて1年にわたり連載されていた小説。架空の無名お笑いコンビの生活と葛藤を描いており、そのあまりのリアルさから、本物の交換日記だと勘違いした読者が相次ぎ、「この芸人は誰?」という問い合わせが寄せられるなど話題となった。
同作の主人公は、結成11年目、いまだ鳴かず飛ばずの漫才コンビ「イエローハーツ」の2人。お笑いに懸ける思いはあるが、30歳になりあとがないと感じ、交換日記を使ってコミュニケーションを取り始める。
一般的な小説とは異なり、交換日記の記述のみでストーリーが進行。まるで漫才のような2人の掛け合いが繰り広げられており、まさかの展開に今田耕司も号泣したという。
まだ読んでいない人はもちろん、「Quick Japan」で読んだ人も単行本として必携の1冊。お笑い好きはぜひ一度手にとってみよう。
鈴木おさむコメント
これは、僕がどうしても書きたかった物語。世の中には、テレビに出ていない、出ることのできない芸人さんが、数千、いや1万人以上います。10年以上もがき続けている人もたくさんいます。この物語は、30歳を迎えた無名のコンビが、初めて本音をぶつけ合った記録です。どうか彼らの心の叫びが、みなさんのもとに届きますように。あなたは、誰かのために、自分の夢を諦めることができますか……。
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- 太田出版
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お笑いナタリー @owarai_natalie
売れない芸人の交換日記小説、鈴木おさむ連載が単行本化 http://natalie.mu/owarai/news/45771