「賞金はザリガニに」佐久間一行が「R-1」優勝会見

本日2月11日、「R-1ぐらんぷり2011」決勝戦終了後、東京・フジテレビのスタジオにて優勝会見が行われ、初優勝を果たした佐久間一行が出席した。

初めての決勝戦進出で栄冠を手にした佐久間。会見でも開口一番「まだ信じられない！ 決勝戦に出たこと自体が『夢みたいだなー』と思っていたので」と感無量の様子だった。

1本目で披露した井戸のネタについて記者に聞かれ、佐久間は「ルミネの単独ライブにはバリエーションが必要で、当初は変化球的なネタとして作ったんですけど、まわりの芸人やお客さんに評判になりまして」と解説。AMEMIYAと最終決戦を争った昆虫のネタについては「『普段やってるネタはこれなんだよ』と。こういうコントでこれまで決勝に上がれなかったので、出せてよかった」と満足気だった。

昨年2010年の「R-1」でチャンピオンになったあべこうじとは同期の間柄。「あべさんよりもピン芸人としてのキャリアは自分のほうが長いので、悔しさもあった」と正直な気持ちを告白した上で、「大会前にあべさんから『がんばって』って言われたあと、あらためて『楽しんできて』と言い直してもらった。『楽しめたよ！』って言いたい」とエピソードを語った。

「両親はたぶんビックリしていると思うので『大丈夫だよ』と伝えたい」と気遣った佐久間。後輩に向けても「あきらめるな～！ ずっとやってれば、なにかあるよ」とエールを送ったほか、「泥の97年組」と称される同期の芸人に対しても「決勝進出を喜んでくれた。応援してくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。

賞金の使い道は「応援してくれた人や親に返せたら。ザリガニにも使います！」と、現在自宅で1匹だけ飼育しているというザリガニへの還元を約束。「今回でR-1を卒業？」との記者からの問いには「今はフワフワしてるので落ち着いてから考えたい」とコメントし、今後の芸人生活についても「もう15年やってるので、このままブレずにいけたら」と力強く宣言した。