空気階段「ラジオでようやく優勝実感」、ワイプに映る金髪の角刈りは「不思議」

昨日10月5日、「キングオブコント2021 プレミアムトーク～アノ激闘を全て語りますSP～」が東京・ヨシモト∞ホールから無観客配信された。

現在の審査方法において歴代最高得点が飛び出すハイレベルな戦いが繰り広げられ、例年以上に大きな反響を集めた「キングオブコント2021」。この公演では3回目の決勝でついに優勝を掴んだ新王者・空気階段をはじめ、うるとらブギーズ、男性ブランコ、そいつどいつ、蛙亭というムゲンダイメンバー5組とゲストのザ・マミィが大会の舞台裏を語った。

MCを務めたのは「コント塾」と題したイベントで劇場メンバーのネタを見てきた次長課長・河本。ファイナリストたちの心境を汲み取りながら、出番を待つ間の様子やネタ選びの狙い、そして披露できずに終わった2本目のネタがどんなものだったか聞いていく。今大会で初めて決勝の舞台を経験した男性ブランコ浦井は、「幕開く前に死ぬんちゃうかと思った」と1人板付きで明転を待つ間に鼓動が速くなっていくさまを回想。このネタを書いた相方の平井は「自分なら噛んでいた」とその緊張感を想像しつつ、自身はネタ後のトークでMCのダウンタウン浜田の一言に助けられたと振り返った。

うるとらブギーズはネタ直前のCMの間、普段からやっている「今日もブギーしちゃいますか」「もちろん」という気持ちを高めるやり取りだけでは収まらず、相方と胸や背中を叩きあったり、舞台上をうろちょろしたりしていたと告白するが、ほかのコンビからは「それ（「今日もブギーしちゃいますか」のやり取り）やってるの、見たことない！」と疑惑が噴出。決勝を経験してみてわかったこととして、蛙亭イワクラは「けっこう寝ても決勝に行けるんだと思った」と話し、どうやら睡眠時間を削っているというアピールばかりの芸人を思い浮かべているようだった。

公演後には記者との質疑応答の場が設けられ、空気階段には前日の夜に「空気階段の踊り場」（TBSラジオ）の生放送でリスナーに優勝を報告できた感想を尋ねた。もぐらは「（放送開始から）5年目なんですが、始まったときはバイトしかしていないような状況で。TBSラジオのパーソナリティでバイトしていたのは僕らだけだと思う。そんな頃から聴いてくれている方たちにいい報告ができたんじゃないかなと思います」としみじみ。かたまりは「給料が少ないって絶叫している過去の音源が流れていましたけど、まったく仕事もお金もないときから聴いてくれているリスナーの人からのリアクションメールで（優勝を）実感したのはあります。昨日のラジオでようやく『優勝したんだ』っていう実感が湧いてきた」と語った。

また「サンデー・ジャポン」（TBS）で憧れの爆笑問題と共演したことについて、かたまりは「コントの格好で出てくださいってことで、2本目のネタの格好で出ていて。真面目なニュースのときにワイプで金髪の角刈りが抜かれていたのが、すごい不思議でしたね」と夢うつつな状況を回想。「太田さんにも田中さんにも、おめでとうって言っていただいた。太田さんは『2本目は最悪だった』って言ってました（笑）」と述べると、もぐらが「『1本目最高だった』って言ってくれたよね」と補足した。

「キングオブコント2021 プレミアムトーク～アノ激闘を全て語りますSP～」は来週10月12日（火）21時までFANY Online Ticketにて見逃し配信中。なお、同じく「キングオブコント2021」決勝に出場したマヂカルラブリー、ジェラードンが、大宮セブンの仲間であるGAG、タモンズと共に語る「キングオブコント2021アフタートークライブ in 大宮」も10月11日（月）20時まで視聴できるので併せてチェックしてみては。