昨日12月14日に大喜利王者決定戦イベント「ダイナマイト関西2010 forth」が、東京・中野サンプラザにて開催された。
同イベントは、今年2010年に本大会を4回開催、その間に新人発掘や新ルール考案のためのライブ「D関無双」を行ってきた。その最後を飾る昨日の大会には、2010年シリーズの3人の優勝者をはじめ、同シリーズで活躍を見せた人物、D関古参メンバーなど、豪華な顔ぶれが集結した。
大会のインタレスティングプロデューサーである
続く開会宣言にはスチャダラパーが登場し、「僕たちと一緒に大会を楽しみましょう」と宣言。始球式ならぬ始答式では、木村のことをよく知る見事なオチのついた回答で景気良く大会がスタートした。
オープニングシングルマッチは、肉糞亭一門のスポーツ師匠である
トーナメント1回戦第1試合は、これまで1勝1敗という対戦成績の
スペシャルマッチとして行われたサバイバル戦では、事前に発表されていた
もう1つのスペシャルマッチ、シックスメンタッグマッチは、しずる村上、
準決勝第1試合は、山里曰く“性根腐り対決”という若林対山里。またも山里が怒涛の勢いで回答を繰り出すがポイントにつながらず、今大会唯一のサドンデスとなり、若林が決勝に駒を進めた。第2試合の大吉対ケンコバでは、大吉が「こんなに芸風が真逆な人と当たるとは……」と弱気になりながらも先制点。その後、“魔女の気持ち”になって回答する2人がデッドヒートを繰り広げ、問題チェンジ後“少年の気持ち”により近づいたケンコバが勝利を収めた。
決勝戦は、若林とケンコバによる“first優勝者”VS“歴代最多優勝者”の戦い。「ダイナマイト関西2010」すべての大会を締めくくる戦いとあって異様な緊張感に包まれた中、3対0と若林を引き離し、ケンコバが長年参戦してきたD関戦士の貫禄を見せて見事優勝を飾った。
エンディングでは、チャンピオンベルトを手にしたケンコバから「大事な発表がある」という言葉が。一言一言しっかりとした口調で「2010年は、館長で、1回も笑いませんでした!」と叫び、唖然とする木村をよそに会場からは爆笑と拍手が沸き起こった。
これまで1年にわたって数々の名勝負を見せてきた「ダイナマイト関西2010」はこれをもって終了。来年2011年には、タッグマッチトーナメントと、COWCOWのギャグライブ「秒殺」とのコラボの2つのライブを予定していることが最後に発表された。今後さらなる飛躍を期待させる「ダイナマイト関西」。ファンは今後の大会開催を楽しみに待とう。
試合後の会見一問一答
──優勝の感想は?
ケンドーコバヤシ:そうですねぇ、今回は優勝できないんじゃないかって思うこともありましたね、年のうち2~3日。いつもは365日優勝のことしかシミュレーションできないんですけど、それくらいのメンバーでしたからね。優勝できてよかったです。
──バッファロー吾郎さんは、ケンドーコバヤシさんの戦いぶりを見ていかがでしたか?
竹若:違うパターンの戦いにも順応しているところが強いですよね。大吉君であったり若林のペースに乗っかって勝つというのが強さの秘密だと思います。
木村:名勝負しながら勝つという、チャンピオンの横綱相撲というか。悔しいですけどね。こいつを倒す奴出てこないかなって。でも、ねじ伏せる強さっていうのは感じました、すごいなと。文句なし!
ケンコバ:まぁ、「お笑いナタリー」自体がね、僕を表紙にしてないっていうことに納得いってないんですけどね。巻頭特集とかね、俺でいかないっちゅうのはどういうことかなって常々思ってます。2000字インタビューとかね。
木村:ナタリーは有名なウェブサイトですよ。
ケンコバ:あ、ウェブサイトですか!?
竹若:すみません、彼、若干コンピューター関係弱いんで。「マインスイーパ」しかやらないんですよ。
木村:なんかあったら2000字やってあげてください。
──決勝での戦いの感想は?
ケンコバ:いやー、ちょっと余裕なかったです。もう打ち続けるしかなくて。若林に怖さ感じましたね。根暗な奴って怖いでしょ(笑)。
──竹若さんはご自身の戦いを振り返っていかがですか?
竹若:久々のトーナメントなんで、気合い入っていたんですけどね。何かもう全然しっくりこない感じがありました。これも「ダイナマイト関西」の特徴というか、調子に乗れるときもあれば乗れないときもあるんで、この悔しさをしっかりと持って次の戦いに向かえればと思います。
──「ダイナマイト関西2010」ですが、1年間のシリーズを終えてみて率直なご感想は?
木村:正直なかなかうまくいかなくてイライラしてたんですが、最後にそれが全部チャラになるくらいきれいに上手くいってよかったです。これがやばかったら年越せなかったですね。
──今後の「ダイナマイト関西」への抱負をお願いします。
ケンコバ:僕は前からお願いしてるんですけど、くーちゃん(野性爆弾・川島)とタッグ組んで、まえだまえだと戦わせろと。ルールレスマッチでやらせろと。大橋のぞみちゃんとかとやらせろと。
木村:それはただの虐待になるから。
竹若:トラウマになると思う。
木村:タッグトーナメントは来年予定しているので、もちろん出てもらいたいと思ってます。今後もみなさん応援よろしくお願いします。
ダイナマイト関西2010 fourth
●オープニングシングルマッチ
ピース又吉 2-0 野性爆弾川島
●トーナメント1回戦
オードリー若林 2-0 スリムクラブ真栄田
上田誠(ヨーロッパ企画) 1-3 南海キャンディーズ山里
博多大吉 1-0 笑い飯・西田
バッファロー吾郎・竹若 1-5 ケンドーコバヤシ
●スペシャルマッチ
サバイバル 勝者:野性爆弾・ロッシー しずる池田 / ガリットチュウ熊谷 / 東京ダイナマイト松田 / ピース綾部 / レイザーラモンRG
特別シックスメンタッグマッチ ロンドンブーツ1号2号・田村亮 / キングオブコメディ高橋 / しずる村上 1-3 キングオブコメディ今野 / 伊藤修子(拙者ムニエル) / オードリー春日
●トーナメント準決勝戦
オードリー若林 2-2 南海キャンディーズ山里(サドンデス2-1で若林の勝利)
博多大吉 0-1 ケンドーコバヤシ
●トーナメント決勝戦
オードリー若林 0-3 ケンドーコバヤシ
出場選手とキャッチフレーズ
ピース又吉 大喜利直木賞
野性爆弾・川島 琵琶湖の最強兵器
オードリー若林 隠れマザーコンピューター
スリムクラブ真栄田 ハスキーボイス巨神兵
上田誠(ヨーロッパ企画) 欧州代表
南海キャンディーズ山里 黒い瞳のイタリア人
笑い飯・西田 鹿笑かし
バッファロー吾郎・竹若 おもろいどすえ
ケンドーコバヤシ Mr.やりたい放題
しずる池田 青春大喜利とボク
野性爆弾・ロッシー 滑舌ミュータント
ガリットチュウ熊谷 泥んこ発声練習'97
東京ダイナマイト松田 面白い声した人
ピース綾部 変態ハンサム
レイザーラモンRG IRON HEART MAN
ロンドンブーツ1号2号・田村亮 元祖吉本男前芸人
キングオブコメディ高橋 三代目イケメン王者
しずる村上 美しすぎるアンニュイ芸人
キングオブコメディ今野 神の左手悪魔の顔面
伊藤修子(拙者ムニエル) 笑熱の女優霊
オードリー春日 微笑みの桃色魔人
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