これは、西川きよしが未経験のことにチャレンジする番組。今回は案内役のチュートリアルと共にグランピングを体験する。3人はまず、アウトドア用品店でグッズを揃え、宿泊施設「パームガーデン舞洲 by WBF」へ。晴天に恵まれ、きよしは「丸58年の芸人生活、 ロケで雨が降ったことない!」とうれしそうにコメントする。
グランピングには、“キャンプ芸人”として知られる伊藤トラボルタも登場。一同でローストビーフ丼や、きよしが若手時代に食べてた思い出の味“カレーラーメン”を作る。夜になると、焚き火を囲んでトークすることに。また最後はきよしとチュートがトリオ漫才を披露する。きよしが「昔からトリオってよく誰か1人が辛抱しないといけない立場になるんですが、今日の3人はちゃんと3等分になっていました。左右を見ないとあかんね。ええ勉強になりました」と振り返った漫才に注目だ。
西川きよし コメント
こうしてお祝いをしていただけたことに感謝です。それにチュートリアルのお二人にも東京から朝早くにお越しいただいて、焚き火の前で漫才させてもらいました。まず、テレビ番組で3人で映してもらうというのが初めてだったんです。たくさんの中でご一緒させてもらうことはあったんですが、3人だけというのが初めてだったので、うれしかったです。この機会にお祝いにお越しいただけたこと、感謝しています。思い出の味のカレーラーメンは、作りながらちょっと……。徳井さんには「泣いてるんちゃうか」と見抜かれました(笑)。ラーメンを作りながら「あぁ、辞めなんでよかった」と思ったんです。同期生はみんな辞めてしまい、1人も残っていません。だから「辞めなくてよかった、ラーメンで食いつないでよかった」ってグッときました。グランピングは面白かったです。景色が抜群で、天気も良くて。トリオ漫才は難しかったですね。昔からトリオってよく誰か1人が辛抱しないといけない立場になるんですが、今日の3人はちゃんと3等分になっていました。左右を見ないとあかんね。ええ勉強になりました。
チュートリアル コメント
徳井:漫才師のトップである西川きよし師匠と、こんなタイミングでお祝いの場所に呼んでもらえるというのはすごくうれしいことです。自分の記憶の一番古い記憶で観た、一番最初の漫才師って多分横山やすし・西川きよしだったと思うんですよ。そんな方と一緒に番組で共演して漫才までできるって、まさかこんな人生が待っているなんてなという感じですよね。漫才はパッと合わせてやっただけですけど、伝説の人と一緒に漫才を作ってると思ったら、グッと来るものはあります。野球少年が長嶋茂雄さんと野球するようなものですから。子供の頃に「うわ~!」って観ていた方と、漫才やるなんて思わないですもん。その画面に映っているという事実だけでも家宝です。きよし師匠の思い出話もいいお話ばかりで、特にカレーラーメンの思い出は再現ドラマにしてほしいくらいです。カメラが回っているので一応普通にはしていましたが、「きよし師匠にもそんな時代があったんやな……」と。そういうことを経験されているからこそ、こんなに偉い方なのにずっと腰が低くて、未だに僕らみたいなペーペーのことを「徳井さん」「福田さん」と呼んでくださるんです。“さん”付けしてくださる方なんてきよし師匠だけやし、人柄としても尊敬できる方やなとすごく思います。今日は、きよし師匠にグランピングを経験していただいたんですけど、果たしてこれがグランピングなのか……?というのはあるんですが(笑)。僕らの「次の一歩」は、謙虚にやっているつもりではいましたが、今日、きよし師匠と一緒に仕事させてもらって、こんだけの大御所の方が誰よりも謙虚にやってはるなら、改めて本当に「謙虚にやっていかないといけないな」と、原点回帰というか、そう思いましたね。
福田:昔からテレビで観ていたすごい方やというのがありますが、カメラが回っていなくてもきよし師匠から目が離せませんでした。「集合時間に来てください」と言われているのにきよし師匠が1時間早く来るからスタッフがめちゃ焦るとか、ロケをやっている最中でも歩いているサラリーマンの方に話しかけるとか(笑)、みんながきよし師匠に注目させられてしまう。そこがやはり、きよし師匠のすごさだと思います。常に中心にいて、それが計算ではなく、きよし師匠のお人柄、存在感がそうさせているというのが、間近で見させてもらってよくわかりました。僕の記憶ですが、一番最初にきよし師匠とご一緒させてもらったのは、今いくよくるよ師匠のロケ番組で周年祝いの宴会をしたんですが、たくさんの師匠がお祝いに来られて超若手は僕らだけだったんです。なのに、きよし師匠は僕らにずっと丁寧に「漫才ブームはこんなんで」とか「僕らはこういうふうにして漫才を作ってきたんや」と、ペーペーの僕らに話してくださったんです。その時から今までも、ずっときよし師匠は僕らへの接し方が変わらないんです。そこに凄みを感じます。トリオ漫才はロケ中にもきよし師匠が話してたんですけど、「これ、上でやすし師匠が見てたらめちゃ怒ってんのかな?」と(笑)。「ちゃんとツッコめ!」って言われてるんかな~と思いながらやりました。僕らの「次の一歩」は、去年から舞台で漫才やコントをやらせてもらえる機会が増えてきました。でも今、コロナ禍でお客さんが減っている状況で、もう一度そんな中でもウケるような漫才やコントをやっていかないといけないなと思いました。お客さんが少なくても思い切り笑って帰ってもらえるように自分たちがやっていかないとダメだなと思いました。原点回帰というか、がんばらないといけないなと思いました。
お笑いナタリー @owarai_natalie
西川きよしがロケ特番でグランピング初体験、案内役のチュートとトリオ漫才も(コメントあり)
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