昨日12月3日、東京・メルパルクホールTOKYOにて「M-1グランプリ2010」準々決勝関東予選が開催された。
MCのはりけ~んずは、これまでの大会エピソードなどで会場を温め、「このあと死ぬくらい緊張している漫才師を見ることができます」と、出演者の登場を待つ会場のお笑いファンに呼びかけた。本日12月4日の近畿予選にはジャルジャル、千鳥、モンスターエンジン、笑い飯ら26組が登場。準決勝進出者の発表は大会終了後の予定となっている。
なお、12月18日(テレビ朝日)、12月25日(ABC)の深夜には事前特別番組の放送が決定。現在、番組オフィシャルサイトでは、「史上最強のNo.1ネタはどれだ!?」というアンケートを実施している。候補は2001年の中川家、2003年のフットボールアワーや笑い飯、2005年のブラックマヨネーズ、2007年のサンドウィッチマンなど珠玉の漫才が勢ぞろい。応募者の中から抽選でペア1組様に、「M-1グランプリ2010」決勝戦のチケットがプレゼントされる。さらに、12月26日に東京・大井競馬場で行われる敗者復活戦のチケットは、本日12月4日から一般発売がスタート。決勝への切符を手にする最後の漫才師をその目で確かめよう。
以下では、「M-1グランプリ2010」準々決勝関東予選のネタをダイジェストで紹介する。準々決勝のネタは決勝戦の舞台でも披露される可能性があるので、決勝当日まで内容を知りたくない人は決勝放送後に読むことをオススメする。
「M-1グランプリ2010」準々決勝関東予選のネタダイジェスト
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今年2010年「第9回漫才新人大賞」大賞を受賞した彼ら。結婚したいという加藤をイライラさせるガッテン森枝のマイペースさが笑いを誘った。
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サッカーワールドカップにかける熱い思いを歌で表現。止まらない勢いで「ライク・ア・サッカー」の歌詞を披露していくが……。
●笑撃戦隊
柴田の衝撃告白から漫才はスタート。ある職業になろうとする柴田を野村は必死で止めようとするが、すでに柴田はなりきっている様子。
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又吉のボケに全幅の信頼を置く中嶺。テレビショッピングの司会者のような自信の進行で漫才を繰り広げた。
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モテたい2人は「女ってこういうとこある」と、次々に例を挙げていく。M-1初参戦だが10年以上の芸歴を活かして準々決勝まで勝ち進んできた。
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新しい昔話「タヌキの恩返し」を披露しようとする菊地。シンプルな場面展開の中で白井が遊び心ふんだんなボケで次々と菊地を困らせる。
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漫才開始直後から、いつものように杉山をいじる坪倉。ところが、普段はかばう谷田部をいじったあたりから3人の関係は急展開を迎える。戸惑いを隠せない坪倉の姿に会場も興奮。
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世間が自分たちに持つ下ネタイメージを気にしつつ、コント形式の漫才をしっかり披露。しかし随所に下ネタボケが。
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願いをかなえたいという野田に、村上がマンガで有名なある方法を伝授。困難が待ち受けているかと思いきや野田ミラクルが次々に発生。
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“気にしすぎ芸人”の又吉は、日本人の日本語の発音がおかしいことに疑問を呈す。正確さを追求するあまり発音はおかしな方向に。
●ブロードキャスト
息子を叱ろうとする父親役の吉村。大きな動きとテンポのよいボケの連続に、房野が息の合ったツッコミを見せた。
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手遊び歌が下手だというボンにしぶしぶ付き合う安達。予想外の展開に困惑するボンとクールな安達の対比で会場は大きな笑いで包まれた。
●天狗
業界用語を駆使するホストを目指す川田と、その通訳を引き受けた横山。川田はロングヘアーをなびかせノリノリでオリジナルな用語を連発。
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中須が思いついた一挙両得の“ええ儲け話”を試してみる2人。歌と動きが見事にシンクロした展開に、会場からは拍手も。
●デニス
ブラジル人と日本人のハーフ植野と日本人の松下。松下が植野をうらやんだことから、植野は関西弁で心の叫びをぶちまける。
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キャンプでやりたいことを語ったつよし。簡単なことを説明したはずが、長澤が大胆に勘違いして話がいっこうに進まず……。
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「宇宙人と出会う映画に出たい」という西島の願いを叶えるべく、橘が宇宙人を熱演。そのクオリティの高さは西島も目を奪われるほど。
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「平成22年度 NHK新人演芸大賞」演芸部門大賞を獲得した実力を漫才でも発揮。修学旅行のあるあるを披露した。
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CHAGE and ASKAに扮した2人。4分たっぷり使ってCHAGEの“いい奴”ぶりをさまざまなシチュエーションで披露した。
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警官役のハチミツ二郎の職務質問に対し、あくまでもマイペースな松田。そのふざけたような応対ぶりが会場の笑いを誘った。
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単語の頭文字でその単語が表すものの特徴を言えるという中村。江崎が感心したのも束の間、中村の発言はあらぬ方向に。
●あどばるーん
全国における青森県の立ち位置を青森弁でわかりやすくレクチャー。東北新幹線の八戸・新青森間の開通というタイムリーなニュースも味方した。
●マテンロウ
卒業式の呼びかけをやってみようという2人。見た目が黒人のアントニーの思い出は、大野とはひと味もふた味も違っていた。
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バイトリーダーが颯爽と登場。誰にも負けないバイトに懸ける信念と情熱でドジな新人女性バイトをこの日も助ける。そのテンポの早さと切れ味に客席も大きく盛り上がった。
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「魚はバカだ」と、自由奔放に意見を述べる徳井に振り回される吉村。テンション高く責めるが徳井になかなか伝わらない。
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ゆとり教育の弊害を話し始めたはずが、いつのまにか大声で張り合う2人。互いに対抗しながら息もテンポもぴったり。
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アイドル好きのたかしと時代遅れの斉藤の話は噛みあわず。ハゲボケをふんだんに盛り込み、ポジティブなキャラを見せ付けた。
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互いに問題を出し合う2人。ユニークな問題と予想を超える回答が次々に繰り広げられた。
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小浜の演じるドラキュラ像についていけない山西。小浜にツッコミをいれていくうちに、山西の心の叫びも飛び出す。
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昔からよくある手遊びの新ルールを開発。4つの手を使って2人の合作が出来上がるはずだが、思いもよらない手の使い方が飛び出す。
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手術を受けたくない子どもを励ます野球選手という設定で漫才を展開。切なくリアルな2人の状況を笑いに変えた。
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結婚相手の理想が高いという文田。根建が驚愕する文田のこだわりに客席からは大きな笑いが。最終的には予想外の打開策も登場した。
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都道府県のCMを実演する2人。いろんな地方を例に挙げて元気にアピールする水口に対し、本坊は一風変わった目の付け所でアピール。
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就職活動の面接をシミュレーションする久保田。NSCの面接に落ちたことがある久保田だが、一生懸命にアピールポイントを披露した。
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英語を喋ってみたいという阿部に吉田が簡単な英語を指導。阿部の持つ英語の知識をフルに活かしてやりとりを繰り広げた。
●ブレーメン
この日もスター関根は健在。予想をはるかに上回る関根のスターなエピソードに、
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今年2010年3月に結婚した宮川が女性からの誘惑を切り抜けられるかどうか実験。女性を演じる黒沼がさまざまなシチュエーションで誘いをかける。
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「子どもが欲しい」というアイパー。アイパーが子どもをきちんと叱ることができるのか心配な望月は不良息子の役を演じてアイパーの父親ぶりを確認する。
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日本語が乱れていることが許せない好井が、これからは日本語のみで生活すると豪語。あるシチューエーションで実践してみる。
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「人は勘違いする」というテーマでやりとりする2人。真栄田が演じる勘違いぶりは笑いと恐怖が入り混じって、この世ではないパラレルワールドの様相を呈した。
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2010年の主な出来事からごく最近の事件まで幅広いニュースを取り扱った時事漫才を披露。ライブ感満載のストレートな発言に会場も沸いた。
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黒瀬は犯罪に巻き込まれたという哲夫の話を聞くことに。次から次へと繰り広げられる予想を裏切る展開はまさにチャンピオンの貫禄。
●デスペラード
イラン人のサラミがイランで巻き起こっているお笑いブームを解説。デスペラードの語源“無法者”らしく振り切ったネタの数々に会場からは笑いと驚きの声があがった。
●初恋クロマニヨン
ボクサーと2人のセコンドを演じた3人。セコンド2人のふざけた行動や思わぬ行動でボクサーはなかなか試合に集中できず……。
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ギャンブル好きの福田がほかの趣味を持つことに。いろいろな候補が出てくるが、福田の頭の中はあることでいっぱいの様子。
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ブレイクして好感度を上げたい永沢。突飛な行動をとる永沢に佐々木が残した、とあるアドバイスに客席も沸いた。
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「バーベキューに行ってみたい」と練習する3人。熱さほとばしる演技と独特の関係性で会場を盛り上げた。
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「ツッコまれたい」というQ太郎があるシチュエーションでボケ倒す。松田は容赦ないツッコミを連発。
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刑事に憧れる岩井とその話にのっかる澤部。得意の「ノリボケ漫才」でM-1ファイナリストの実力を発揮し、大きな笑いに包まれトリを飾った。
事前特番~史上最強のNo.1ネタはどれだ!?~歴代ファイナリスト珠玉の「108」ネタ全て見せますスペシャル
テレビ朝日 2010年12月18日(土) 25:00 ~ 25:55
ABC 2010年12月25日(土) 25:47 ~ 26:42
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お笑いナタリー @owarai_natalie
49組が参戦、M-1グランプリ準々決勝関東予選開催 http://natalie.mu/owarai/news/41493