ABCテレビ・テレビ朝日系で12月20日(日)に生放送される「M-1グランプリ2020」のファイナリスト9組のコメントをお笑いナタリーが1組ずつ掲載中。
2016年以来、これが2回目の決勝進出となるアキナ。先日臨んだ準決勝を振り返り「こんなにも楽しくネタをして、しかも手応えもあって、『大丈夫や!』って思えた準決勝は初めてでした」(秋山)、「ネタをやっている途中から『決勝に行った!』って感覚がありました」(山名)と充実ぶりを明かしている。ファイナリストは彼らとオズワルド、ニューヨーク、おいでやすこが、マヂカルラブリー、東京ホテイソン、錦鯉、ウエストランド、見取り図、敗者復活の10組。
アキナ コメント
──「M-1グランプリ2020」決勝進出を決めた今の率直な気持ちをお聞かせください。
秋山 こんなにも楽しくネタをして、しかも手応えもあって、「大丈夫や!」って思えた準決勝は初めてでした。これまでは、結果を待っているときは不安でいっぱいでしたが、今回はそんなことはなくて。結果が発表されたときはホッとしたほどでした。
山名 僕はネタをやってる途中で、すでにイッてました(力を込めて)。
──イッてた?
山名 あ、これは「決勝にイッたな」という感覚で。いつもの舞台とはまったく違う「来た来た! よっしゃよっしゃ!」っていう、めったに味わえない感覚で。今回はとにかくネタをやりながらめっちゃうれしかったんですよ。もうネタをやっている途中から「決勝に行った!」って感覚がありました。
──今年は新型コロナウィルスの影響があったと思います。これまでの予選を振り返っていかがでしたか。
山名 新型コロナの自粛期間は、1カ月くらい家にいたんですけど、あの時間のおかげもありますね。自分のホンマに好きなものと好きじゃないものを整理した時間で……やっぱり漫才が好きやし!と思えて。自粛が明けて、劇場で漫才ができたときはめっちゃ楽しかったんですよ。
──自粛期間はどのようにお過ごしでしたか。
秋山 2人で会って話すことはなかったですね。お互いがお互いの時間を過ごしていたと思います。
山名 ただ、劇場で漫才ができない……当たり前のものが全部なくなったんですよね。
秋山 そのときに、漫才したいなあって気持ちがすごく強まったんです。もちろんネタをすることは大好きなんですが、こんなにも相方とステージで漫才したいと思ったのは今回が初めてでした。だから今回の予選は、ずっと楽しかったんです。これまでの「M-1」はただただ緊張したまま終わった感覚だったんですが、今回は初めて充実した予選だったなと思えました。
──2016年に決勝に進出したときと比べて進化していることは?
秋山 2016年のときのように、ガチガチに緊張することは絶対にないですね。不安のほうが大きくて、何より楽しめていなかったので。今回は練習のときから楽しめてるという時点で進化していると思っています。
山名 僕ら結成は8年なんですけど、芸歴は15年以上なんで、その前からそれぞれでやっているんです。だから若手が初めて決勝に出場する緊張とはまたちょっと違うんですよね。今年は限りなく師匠クラスの落ち着きを手に入れていると思っています。ドシっと構えた漫才ができるんじゃないかと思っています。そのゆったりさ。そこが進化したところですね。
──「ファイナリストの中で自分たちが一番○○だ!」……「○○」に入るのは?
秋山 僕らはどの漫才師よりも楽しく漫才をできていると思っています。楽しんでいる部分は誰にも負けてないです。
山名 これは、僕も一緒ですね。今まで漫才って「楽しい」と思ってなかったと思うくらい、今年になって急に楽しくなったんです。
秋山 楽しんでいる部分が皆さんに伝わるんじゃないかなって思っています。
──ほかのファイナリストの中で意識しているコンビは?それはなぜ?
秋山 僕は、おいでやすこがの小田さんです。イベントを一緒にやったりして、めちゃくちゃお世話になってるんです。「キングオブコント」で決勝に行ったときも、ほかの賞レースでアカンかったときも、激励してくれた先輩で、これまでは戦う機会がどう考えてもなかったんですが、いざ同じ決勝のステージに立つことになって「戦わなアカンねや」って。あのパワーに負けたくないなって思っています。
山名 僕は錦鯉さんもすごく意識しているんです。僕ら結成8年で、あと最長7年は「M-1」に出れるんですよ。僕は40歳なんですが、もしかしたら自分も47歳で決勝に出ているかもしれない。そうすると今回の錦鯉さんの感じになると思うんです。そんなふうに考えたら、どんな漫才しはるんやろうってめっちゃ意識してるし、注目もしています。
──敗者復活で勝ち上がってきたら脅威になると感じるコンビはどこですか? それはなぜ?
秋山 僕は、ぺこぱですね。去年の決勝であの空気感のなかでのあの活躍。この1年、テレビ出演などに忙しくて時間のなかったコンビだと思うんですけど、今年も準決勝まで勝ち上がってきて。誰よりも思いは強いだろうと思うので、敗者復活戦で上がってきたら脅威ですね。
山名 僕はコウテイです。今年「ABCお笑いグランプリ」を獲って、はたから見ていても僕は決勝に行くと思っていたんです。めっちゃパワーのある漫才するんで、あれが敗者復活でバーンってきたら、会場の空気感を粉々にするんちゃうかなと思ってます。
──優勝賞金1000万円の使い道は?
秋山 僕は、マジメか!と言われそうですが、奥さん(塚本麻里衣ABCアナウンサー)が子供を授かったので、奥さんと子供のために使いたいですね。
山名 全額?
秋山 うん、全額。
山名 僕は、今年犬を飼い始めたんですよ。柴犬で今9歳。でもまだ全然なついてくれないので、100万円の強烈なササミをプレゼントして、なついてもらいたいですね。
──「M-1グランプリ」決勝へ向けた意気込みを一言で!
秋山 決勝当日は誰よりも楽しく、2人で漫才をして、2本ネタをして、最後は最高の笑顔で終わりたいです。
山名 僕も今年は楽しけりゃいいってホンマに思ってたんですけど……。ただ決勝に来たらちょっとホンマに優勝しないとなって思っていて。楽しいを捨てて戦うか、楽しいまま優勝するか。今はブレかけていますけど、決勝までにビシっと立て直していきたいですね。
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M-1グランプリ2020
ABCテレビ・テレビ朝日系 2020年12月20日(日)18:34~22:10
<出演者>
MC:今田耕司 / 上戸彩
オズワルド / ニューヨーク / おいでやすこが / マヂカルラブリー / 東京ホテイソン /
審査員:オール巨人 / 上沼恵美子 / 立川志らく / サンドウィッチマン富澤 / 中川家・礼二 / ナイツ塙 / 松本人志
M-1グランプリ2020 敗者復活戦
ABCテレビ・テレビ朝日系 2020年12月20日(日)14:55~17:25
<出演者>
MC:陣内智則 / 飯豊まりえ
キュウ / ダイタク / カベポスター / ロングコートダディ / コウテイ / ニッポンの社長 / タイムキーパー / ゆにばーす / 滝音 / 学天即 / からし蓮根 / ランジャタイ / インディアンス / 祇園 / 金属バット / ぺこぱ
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アキナ、M-1決勝は2016年以来「こんなにも楽しくネタをして手応えもある」(コメントあり)
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