このライブは、新型コロナウイルス感染症流行の煽りを受けて宿泊客が激減した鳳明館をコントの力で手助けしようと企画されたもの。とある男が鳳明館を訪れるとなぜかこの1日だけ満室になっており、本当かどうか確かめるべく部屋を覗いていくとジャルジャル扮するさまざまなキャラクターが宿泊している、という設定だ。
登場するのは「めっちゃふざける奴」「練習の鬼の奴」「ウルフルズに影響されてる奴」「角刈りのくせにアドバイスする奴」など。南と根岸や、何やら怪しい関係の男性と泊まりに来ている女性ボディビルダーのハート・キョーコといったキャラも、部屋で思い思いに過ごしていた。角刈りのくせにアドバイスする奴が実際の従業員を集めてこの旅館をよりよくするために意見を募るシーンも。最後はジャルジャル本人が登場し、勝手に部屋を覗いていた男に物申す。
コントが終わると配信画面には鳳明館の予約番号が表示され、そのままジャルジャルが電話を受けることに。後藤は「はい、鳳明館のりんぐり後藤です」と名乗りながら受話器を取り、福徳は「名字は珍しいのに下の名前が普通すぎる!」などと予約者の名前に驚いてみせ、電話の向こう側にいる人たちを楽しませた。本人による電話応対は最初の数分の予定だったが、鳴り止まないため「この波が終わるまで」と延長して電話を取り続けたジャルジャル。従業員たちから「大成功」という言葉を受け取り笑顔を返していた。
終了後に話を聞くと、一発本番の緊張感もありながら「ワクワクしました」と充実感を覗かせた2人。福徳は「カメラに映っていないところでは服とかむちゃくちゃです(笑)」と舞台裏を明かし、後藤も「角刈りがギリギリでしたね。カメラと同時着くらいでした」と危うかった場面を回想する。また、福徳は「若手の頃からスタジオコントをやってみたかったんですけど、ある種それを超えた、より素晴らしい環境でコントをやらせてもらえた」と貴重な機会に感謝。新しい形でコントを披露できたことに加え、本来の目的である「鳳明館の手助け」にも手応えを感じた様子で、「今コントやって、すぐ電話がかかってきて対応するっていうのは楽しい。成果が出ていてうれしいです」(後藤)、「所詮お笑い芸人なので人を笑かすだけだと思っていたんですけど、こういう形で(困っている人を)救えたの、なんかちょっとうれしいですね」(福徳)と照れ笑いし、「このパターンで、どこの旅館でもホテルでもまた依頼があれば!」と2回目、3回目にも期待した。
なお「旅館の部屋を覗く奴」は7月12日(日)までアーカイブ視聴できる。
ジャルジャル生配信ライブコント「旅館の部屋を覗く奴」
配信URL:https://twitcasting.tv/c:yoshimotolive
チケット購入:https://twitcasting.tv/c:yoshimotolive/shopcart/10585
料金:2000円
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いぬいはやと @inuiiii_
「お笑いで人助けしてる」の、かっこよすぎるな…
【ライブレポート】ジャルジャルが予約激減の旅館をコントで手助け、電話殺到に「うれしい」と照れ笑い(コメントあり) https://t.co/r2cHGF58my