「2019年度 漫才新人大賞」の本戦が本日5月3日に東京・国立演芸場で行われ、
「漫才新人大賞」は一般社団法人漫才協会が2002年にスタートさせた漫才コンテスト。漫才協会に所属する芸歴20年未満の若手芸人の中から予選を突破した8組が本戦に出場し、10分の持ち時間でネタを披露する。
6番手のキラーコンテンツが会場を揺らすほどの爆笑を起こした次に登場したおせつときょうたは、回転寿司をテーマにしたネタで勝負。自分たちのペースを貫くように落ち着いた導入で観客を引き込み、中盤からはレーンを流れる寿司やケーキになりきって漫才を進めるトリッキーな展開で盛り上げた。このときの心境について2人は大会後に「キラーコンテンツさんが絶対にめちゃめちゃウケるんだろうなとは予想してました」「裏で『確実にウケて回ってくるから引っ張られないようにしよう』『でも挨拶は元気よく』みたいな話をしていました」と語っている。
いとうせいこうや倉本美津留による審査と客席投票の結果、見事優勝を果たしたおせつときょうた。結果発表時に自分たちの名前が呼ばれると呆然とした表情を見せつつ、最後は笑顔で賞金10万円やトロフィーを受け取った。
大会後の囲み取材にはおせつときょうた、漫才協会会長の
10万円の使い道について、おせつは「優勝ネタにちなんでお寿司を食べたいんですけど、回転寿司だと余りそうなので回らないほうのお寿司を食べてみたいです。あと今年は漫才で47都道府県を回りたいと思っているのでその軍資金にもあてたいです」とコメント。今後に向けては、きょうたが「僕らは2人とも大阪出身なんですけど浅草で漫才を勉強させてもらっているので、日本一の漫才師になれるようにがんばります!」、おせつが「寄席とライブ、両方でウケるような漫才師を目指します!」とそれぞれ意気込んだ。
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