ザコシ、悪夢が2時間半続く東京単独ライブ「よく付き合っていただきました」

ハリウッドザコシショウの単独ライブ「ハリウッドザコシショウのミニ単独ライブシリーズ SEASON(10)-1『泥棒ザコシの劇場版キチ街の悪夢』」が昨日8月2日、東京・座・高円寺2にて開催された。

ザコシにとってミニ単独ライブシリーズは夏恒例で、今年2018年は「ツアー三冠」と題して東京、静岡、大阪を巡る3都市5公演。昨日行われた初日公演の冒頭、音楽に乗って次々とポーズを決めながら舞台袖より登場したザコシは、客席を見渡して「満員だね！ いいね！」と喜んでみせたあと「全員囚人でしょ？ これは慰問ですか？」と客席をイジッてみせる。やがて「おかげさまで三冠獲りまして！」と切り出し「ツアー三冠」の由来を明かそうとするが、三冠を獲ったという架空の大会名を連ねて会場中の笑いをさらった。

その後「今日は地獄のライブなので、普通のボケやネタは一切ありませんから、お見知りおきを」と客席に理解を求めてスタートしたライブの中身は、この1年間に世の中で起きた出来事を振り返る時事トーク、新ネタばかりの「ものまね30連発」、見ている人を嫌な気持ちにさせる大喜利「ゲロ喜利」、そして実在の人物やキャラクターをモチーフとした1人コントなど。「ものまね30連発」で、大ウケしたとあるモノマネを何度も繰り返した際には「今年テレビでやりたいね」と話し、手応えを感じている様子だった。

幕間の映像はCMのパロディや、ザコシが得意とするファミコンモノマネが似てるかどうかを検証する企画が上映されたが、大半が狂ったようなもの。映像が流れたあとで再び舞台に登場したザコシが「疲れたでしょ、お客さん。お客さんもしんどいけど、俺も作っててしんどい（笑）」と漏らす場面も。リミッターの外れた感覚が支配し続けるライブは2時間半に及び、エンディングでザコシは「アホだから怒られるまでずーっとやってる。よく付き合っていただきました。ありがとうございます。拍手！」と忍耐強いファンと互いを拍手で称え合った。

座・高円寺2では本日8月3日も「三冠ザコシの劇場版くるくるパーマン」と題したライブが開催されるが、当日券販売の予定はない。来月にはザコシの地元・静岡と大阪でも行われ、9月1日（土）の静岡公演は座席に余裕があるので、気になる人はチケット情報をチェックしよう。