COWCOW山田與志がバカリズムへのライバル心をチラリ

2010年2月21日 19:17 1 お笑いナタリー編集部

2月21日、「R-1ぐらんぷり2010」のサバイバルステージが東京・フジテレビ内スタジオで行われ、COWCOW山田與志が決勝に進出、同日記者会見が行われた。

2位の友近に大差を付けて決勝進出を果たしたCOWCOW山田與志。

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決勝戦でも「DJボブ」のネタが見られるのか注目だ。

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サバイバルステージで披露したのは準決勝と同じ「DJボブ」。昨年のR-1ぐらんぷり決勝で披露したネタ「テニスの得点係ジョン」を進化させたこのネタは、DJボブが2つのターンテーブル風フリップを使用して、何かを生み出すというもの。独創的なネタで観客の心をつかみ、2位の友近に400点近くの差を付ける圧勝で決勝進出を決めた。

会見で決勝進出を決めた感想を聞かれた山田は「この上なくうれしいです。けど、これが決勝やったらな……というのが正直なところです」と素直な感想を吐露。このネタで決勝進出を目指していたため、決勝戦で構成を変更せざるを得ない展開になったことに困惑している様子だった。

質疑応答でライバルを聞かれた山田が挙げたのは昨年の決勝で同率3位になったバカリズム。「同じようにフリップに絵を描くネタで、ジャンルもかぶっているので負けたくないという思いが昨年はあった」と、お笑い界で注目を集めているバカリズムに対する対抗心をちらつかせた。

今年の決勝戦はルールが変更され、M-1と同じように上位3名が再度ネタを披露する方式になった。「決勝のネタはまだ確定していない」と話す山田が、決勝が行われる2月23日までにどこまでネタを仕上げることができるのかにも注目だ。

会見一問一答

――今のお気持ちをお聞かせください。

山田：いやーすごいうれしいですよ。ただ、本当にこれが決勝やったらな……と。このまま500万円もらって帰りたいというのが正直なところです。というのも、このネタを練ってきて決勝にぶつけるために作ってきたんですけど、決勝でも同じことをするのはちょっとアレなんで、改良して新しいものを用意しないとなっていう感覚です。フジテレビの中にうまいこと僕の味方がいれば、今日のVをオンエアにすっと差し込んでもらってそれで出たことにならないかなと思ってます。

――3年連続の決勝進出ということになりますね。

山田：今回サバイバルで上がったら1番にやらなきゃいけないんですよね。2年前に初めて出たときも1番やったんですよ。結構厳しいなというか、なかなか点が入りにくい順番だと思うんですが、今回は上位3名が選ばれてもう一度決勝やるという可能性ある方式なので全力でいかないとなと思ってます。

――決勝は2ネタ用意しなければならないんですが準備は？

山田：1ネタ（決勝に）対応できるネタはあってそれが1本と、構想の中では決勝行けたら、準決勝から決勝の期間が長いので、ここでバージョンアップしたものを作ろうと思ってたんですが、なかなかそれがおっつかなくて、結局1本今日やったやつしかないです。だからホントに「今日ちょっと暇だな」って人がいれば、ルミネtheよしもとに集まって欲しいなと（会場笑）。みんなの知恵が欲しい。（このネタは）ルミネで10日間くらい泊まり込みで作ってたんですよ。そしたら警備員さんが7日目くらいからアドバイスくれるようになったんです（会場笑）。「今日のテンポいいですよ」とか。意外とそういうのが役に立つので暇な方はルミネtheよしもとに来てください。

――ライバルで意識されているのは？

山田：前回バカリズム君と（同率3位で）まったく同じ点数だったんですけど、いろいろ絵も描いたり、ジャンルもうっすらかぶってるので「負けたくないな」という気持ちが去年はありました。ただ、今回はサバイバルから上がっていくので、ライバルなんて言ってられない。決勝を汚さないようにトップバッターを務めたいなと思います。

――賞金500万円の使い道は考えてますか？

山田：携わってくれた人が本当に多くて、その人たちで分けるんだろうなと。その中にはもちろん警備員さんも入ってるんですけど（会場笑）。今思えば賞金目当てでアドバイスしてきたのかなと。作家陣もあーだこーだ言ってくれて、そうしたことを毎晩繰り返していたので、そういうメンバーたちと分けたいですね。

――先ほどバカリズムさんの話が出ましたが、今回（山田が）1番と（バカリズムが）2番ですが、因縁は感じますか？

山田：去年はバカリズム君の後にやらせてもらった。先にやらしていただけるのは光栄です。もしかしたら今回も100点が出る可能性もありますよね。去年もバカリズム100点取ってますから。早い順番で100点出る可能性もあると思います。実は、本当の秘密兵器としてもんたよしのりさんのキャラクターのコントがあるんですけど、それが仕上がれば1発目それで行こうかなと（会場笑）。ただまあ若い子とか子どもを無視したネタになってしまうんで……。大半がマラリアにかかったことを話すという漫談形式ですから。ただ、そのコント（やること）も考えているので、バカリズムに負けないように頑張ります。