とろサーモンファンの先頭集団がキングサーモン解体ショー尻目に即興漫才堪能

昨日1月24日、とろサーモンの福袋「キングサーモンの解体ショーが終わるまで漫才を続行し続けるのを観覧する券」購入者を対象としたイベントが東京・ルミネtheよしもとにて実施された。

この福袋は50名限定で販売されすぐに完売。当日はとろサーモン久保田いわく「先頭を走っている人たち」というコアなファンが集結した。来場者の年齢層は幅広く、中には幼い少女もいて、久保田は「将来女ヤクザになります」と彼女がとろサーモンファンとして“有望”だと予想して笑いを誘う。もし和牛が「M-1グランプリ」で優勝していたらこの福袋が牛を殺すイベントになっていたのではないかという話題になると、村田は「（コンビ名が）魚でよかったわ」と笑顔を見せた。

イベントは料理が得意で「得する人損する人」（日本テレビ系）のスピード料理担当・“ウル得マン”としても活躍する犬の心・いけやがキングサーモンをさばき、その間にとろサーモンが漫才をするというもの。当初は漫才よりも調理に時間を要する想定だったが、いけやによれば「お風呂に入るくらい」の時間があれば十分ということで20分程度に設定してそれぞれパフォーマンスの準備に入る。

舞台裏のいけやの様子は会場内のモニターで中継されることに。そしていよいよ、キングサーモンがさばかれているのを尻目にとろサーモンの漫才を鑑賞するという異様な時間がスタートした。とろサーモンは、この場で観客からお題をもらい、即興で漫才を披露すると宣言。特別な計らいにファンは歓声を上げる。まずは「バイク」という題材でさまざまなシチュエーションを演じる2人。互いの予想を超える返しに驚いたり、笑ったりしながら、のびのびと掛け合いを繰り広げた。

続いてのお題「昔の彼女」では様子のおかしい女性に久保田が扮し、元カレ役の村田を戸惑わせる。「今年一番使わなかったツッコミのフレーズを大きい声で聞かせて！」とねだられた村田は「いや今日木曜日やろ！」と叫び、「もう二度と使わんからあげる（笑）」と元カノにプレゼント。すると久保田は彼氏の名前をタトゥーにする癖がある、という設定を急遽付け加えて、「『今日木曜日やろ』って入れるね」とうれしそうにしてみせた。

即興ならではのスリリングな漫才が終了すると、きれいに盛り付けられたキングサーモンが登場。久保田の提案で来場者1人ひとりとの記念撮影も実施され、そのアットホームな雰囲気にMCを務めたキクチウソツカナイ。は「バスツアーみたいですね（笑）」と例えてさらに会場を和ませた。終演後にはさばいたのとは別の、火を通したサーモンを使ったいけや手製のアイデア料理が振る舞われ、この日限りの一風変わったイベントを堪能した観客たちは満足そうに会場を後にした。