大阪を拠点に活動中のミキにとって東京で単独ライブを実施するのはこれが初めて。会場には今年放送された「FNS27時間テレビフェスティバル!」内のネタバトル「KYO-ICHI」、「ENGEIグランドスラム」(共にフジテレビ系)といったテレビ番組での活躍をきっかけにミキを知ったファンや、大阪からのファンも詰めかけ、立ち見スペースにまで多くの人が。
舞台に現れたミキは大きな拍手で迎えられ、「2人あわせて、こうせいあーせい、あーせいこうせい」とつかみの自己紹介。昴生が営業ネタを使って会場の空気を確かめる一方で、亜生はこのライブの数時間前、昴生が女性モノのインナーを着て、大きな目くそをつけたまま京都の学園祭に出演したことを喜々として話す。そのまま気負った様子もなく、変にウケてしまった部分を執拗に広げたりしながらのびのびと漫才に入っていった。
1本目は2人兄弟の彼らにもし妹がいたら、という妄想を亜生が炸裂させるネタ。いもしない架空の妹を巡って兄弟げんかを始めてしまう2人の姿に会場は手を叩いて笑う。2本目の漫才では賢く思われたい亜生が昴生とディベートで戦おうとするが、テーマがなかなか決まらない。討論が始ってもいないのに揉めだし、終盤では兄弟ならではの展開で笑いを誘う。
漫才のほか、開演前に集めた観客からの質問に答えるコーナーも。以前このコーナーを実施した際、「好きな女性のタイプは?」「服はどこで買ってるの?」などの質問が寄せられた亜生に対し、「好きな恐竜はなんですか?」「おいしいラーメン屋さんを教えて」といったぞんざいな質問ばかりだったという昴生は、開始前からピリピリ。1つ目のアンケートが自身への質問だったことで一瞬笑みをこぼしたが、「今日のお昼何食べましたか?」という内容に「興味ないなら書くな!」と声を荒げる。そして見取り図・盛山、コマンダンテ石井、シンクロック吉田、ZAZYら、大阪の先輩や同期とのトークの中にうまくお題の標準語を織り交ぜられるか2人で競ったVTRを挟み、最後は堂々たる30分漫才を披露してみせたミキ。兄の言動で真っ先に笑ってしまう無邪気な亜生と、それに「お前が一番笑うなよ!」などと絶叫しながらツッコむ昴生の飾り気のない掛け合いに会場は魅了された。
このあと、ミキは同会場で行われた
ミキ結成5周年記念 ミキ漫2016 in NGK
日時:2016年12月20日(火)18:30開場 19:00開演
会場:大阪・なんばグランド花月
料金:前売2500円 当日2800円
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