登場するおばけが全員芸人、という珍しいアトラクション施設「沖縄おもろおばけ屋敷」が3月12日にオープン。3月初頭から沖縄に滞在し、期間限定で現地の芸人とともにキャストを務めている
「沖縄おもろおばけ屋敷」は沖縄に伝わるイタズラ好きの妖怪・マジムンたちに呪われてしまった「おもろ百貨店」を舞台にした、ストーリー仕立てのアトラクション。1回につき最大8人の挑戦者が、マジムンたちの仕掛けたトラップをかいくぐりながら魔除けの石碑「石敢當」を集めていき、ファイナルステージをクリアするとおもろ百貨店が元の姿に蘇る。
各ステージには芸人扮するガイドマジムンが登場。「おもろ」と称する施設名の通り、芸人たちが来場客の反応によって臨機応変に楽しませてくれる。「ちっちゃい子が泣き出したら普通のおばけなら慌てたりもする。でも僕らはそれをどうおいしいくするか」と、御茶ノ水男子・佐藤は芸人ならではの視点で解説。相方のしいはしも「一般人では無理です。僕らはNSCという厳しいところでボコッボコにされながら鍛えられてるので」と続ける。加えてマニュアル一辺倒ではなく、マジムン1人ひとりに色があり、何度来ても新鮮味を感じられることを強調した。
実際に10回以上訪れているリピーターもいる。お気に入りのマジムンの名前を覚え、“マジムンコンプリート”を目指しているという人も。「だからこっちも毎回やり方を変えてます。毎日違う驚かせ方や楽しませ方を考えて」(しいはし)、「同じことしたくないんですよね」(佐藤)と、芸人としても鍛えられる場だ。支配人にさえ直接メールで「君は演技が下手だ」と忠告されたこともあるという、飛び出せ!マーメイド・岩田が「演技やトークの力がつくので僕らの技術向上にも役立ってます」と言えば、しいはしは「養成所みたいになってます。芸人になりたい奴を一旦ここに入れて『おばけ』って授業やればいいのに!」と冗談交じりに提案した。
沖縄の新しい観光スポットにするべく、日々奮闘中の彼ら。飛び出せ!マーメイド・大榮は「デートにオススメ。みんなで一緒に仕掛けをクリアしていくので、最終的に一体感が生まれる」とカップルに向けてコメントする。佐藤も「街コンと合同イベントをやれたら。そしたら僕らは嫉妬でより怖くなりますよ」と賛同し、しいはしが「ゲームコーナーでお父さんが最後にいいところ見せると、子供が見直して絆が深まる」と家族に勧めても「でもやっぱりコンパが一番いいと思う」と譲らない。
大榮は「みんなが思ってるおばけ屋敷とは絶対違う。怖いですがその中に感動、笑いもありますから、ぜひ一度騙されたと思って来てほしい! 絶対何か起きます」とアピールする。彼らによると、苦手な人は序盤に音を上げてしまうことが多い。「『怖い』からスタートしてどんどん『楽しい』に切り替わっていく」という、芸人キャストならではのおばけ屋敷に、苦手な人も試しに足を運んでみては。
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