「プロレタリア芸人」は月に28日の肉体労働で食い扶持を稼いでいる本坊が手掛けた、自身初の自伝小説。壮絶な現場で自暴自棄になっていく苦悩の日々や心の叫びが、悲哀とユーモアを交えながら赤裸々に綴られている。
本坊は「プロレタリア芸人」にあまりにも本音を書きすぎたため、「現場に行きにくくなってる」と不安顔。腰を痛めていたこともあって肉体労働の副業を休んでいたが、本の印税がすぐに入ってこないとわかり「翌月にはお金くれないと生きていけませんよ!」「いや死ぬの待ってますやん!」と、出版社に対して切実な思いをぶちまけた。
イベントには途中、ゲストとして本坊の同期である
2人が来ると緊張がほぐれたのか、本坊はどんどん饒舌になっていった。「面白い話がありましてね。インパクトドライバーってあるやん?」と工具に関する豆知識を話し始めると、「1行目から知らんねん!」と川島にツッコまれる。話し切ったかと思えば体の向きは観客ではなく、同期2人のほうを向いていて、「人前に立つとストレスになる」と芸人にあるまじき発言で笑いを誘った。
そのほか本坊がこれまでこなしてきた現場で心霊体験をしたりUFOを見たりしたという不思議な話も。白飯とミートボールの弁当や、その弁当を食べるおがくずまみれの場所の写真をTwitterに投稿していた、といった肉体労働にまつわる話題では本書同様、悲しみの中にも可笑しみがあり、観客だけでなく川島と馬場園も大爆笑させた。
彼らは居酒屋に集まった際、ネゴシックスとともに本坊自前の釘入りのしおりを来場者のために50個準備。「プロレタリア」の「P」や本坊の顔を型どったもの、さらに本坊が事前に用意していた折り紙が足りなかったため居酒屋の箸袋で作られたものなど、手作り感満載のしおりをプレゼントしてファンを喜ばせた。
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- プロレタリア芸人|書籍詳細|扶桑社
- 吉本興業株式会社 芸人プロフィール | ソラシド
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